パスワード管理アプリ 1Password には、対象パスワードのみへ安全にショートカットアクセスできる「非公開リンク(プライベートリンク)" という機能が備わっています。

今回、この「非公開リンク」とスケジュール管理ツールを連携させる、家計改善に役立つ "ITのかけ算技" ご紹介します。
ぜひ参考にしてみてくださいね。
1Passwordとは?
世界で最も使われているパスワード管理アプリで、あのApple社内でも「1Passwordを使うように!」従業員へ推奨しています。
-
パスワード管理「1Password」の使い方をIT管理プロが解説
続きを見る
1Passwordのリンクをリマインダーに登録する手順
iOS版 1Password 7 を用いた、スマホのリマインダーアプリと連携する例です。
※「非公開リンク」取得の方法は、1PasswordアプリのバージョンやOSによりかなり手順が異なります。
1Passwordの「非公開リンク」は、スケジュールアプリに登録できる
と覚えておくと、固定費の見直しに活用できますよ。
実際どのようなシーンで役立つのか?以下説明していきます。
1Password「非公開リンク」活用シーン
契約サービス "自動更新の前に知らせ・見直す"
インターネットやスマホといった通信費また、電気やガスといった「固定費の契約」を例に、
- 年単位"しばり"の契約
- 必要なときにログイン情報が見つからない
このように、苦汁を飲まされていませんか?
また、きちんとパスワード管理していても「契約更新のお知らせがこない」と、自動更新されてしまいますよね?
つまり、契約情報だけでなく「契約期間 × パスワード」もまとめて管理できる、
”情報ハブ”となるツールが必要
ということですね。
なお蛇足ですが、固定費の契約は長期契約者には何らメリットがないというのが実情です。
そのため当サイトでは、キャンペーン適用ごとに他社へ乗り換えていく"固定費の切り替えライフサイクル"を推奨しています。
1Password「非公開リンク」の安全性
「知らない人にリンクがバレてしまったら?」アクセスされないか、心配ですよね?
「非公開リンク」は、1Passwordのマスターパスワードがなければアクセスできません。
そのため、1Passwordのマスターパスワードを "2要素認証" 設定して、ガッチり守るようにしましょう。
1Password「非公開リンク」注意点3つ

第三者にリンクを教えてはいけない
第三者にパスワードを盗み取られることが「絶対にない」とは言い切れません。
「ハッカーの技術スキルが飛躍的にアップし、リンクURLからハッキングされるかも…」
リスクをあげだすと枚挙にいとまがありませんが、ご自身が使う範囲のみで活用するようにしましょう。
1Password共有設定ミスに注意!
1Passwordはリンクを作成する方法が2種類あります。
- 非公開リンク
- 共有
「共有」リンクを作成すると、共有する相手が1Passwordを使っている場合、パスワード情報まるごと相手の保管庫に複製されてしまいます。

誰でもアクセスできてしまう共有設定をしないよう、お気をつけください。
パスワード移動によるリンク切れに注意
「ソースネクスト」などで、1Passwordを公式よりもを安く "買い切り" で購入している方は注意が必要です。
なぜなら、買い切り3年版を買いなおしたタイミングで発生する「パスワード移動」で、共有リンクアドレスが変わってしまうからです。
買いなおし、またはパスワード移動の都度で非公開リンクの再設定が必要ということを覚えておきましょう。
まとめ
1Passwordの便利な使い方「非公開リンク」編でした。
対象パスワードのみにショートカットアクセスできる、安全&便利な機能ですね。
リマインダーアプリと連携するITかけ算技のご紹介でしたが、他にも応用できそうです。
ちなみにほかのパスワード管理アプリで非公開リンクのような機能がないか?調べてみましたが、2023年7月をもってしても1Paswordしか存在しません。