最強のパスワード管理運用方法が決まりました。
筆者がよくセキュリティ情報を学んでいる、トレンドマイクロさん提供サイトです。
記事冒頭の4コマ漫画に答えがありました。一部抜粋します。
「パスワード使いまわしちゃ、いけないんだよね」
「いつもパスワード忘れちゃうから、パスワード再設定ばっかり」
・・・それ、ワンタイムパスワード(笑)
毎回、「パスワードを忘れたらコチラ」からパスワード変更するんですね、わかります。
これ、最強のパスワード管理術じゃないでしょうか。
「パスワードを覚える」記憶要素を完全に放棄し、頭のメモリに余計な情報をインプットしない奇抜さ。
さらには、同じパスワードを使い回さないセキュリティ対策もなされています。
なぜ、パスワードを使いまわしてしまうのか?
さて、トレンドマイクロさん記事の趣旨は別にあります。
「毎回、異なるパスワードを考えるのが煩わしいから、パスワード管理アプリを使いましょう」
なぜ、異なるパスワードだとダメと提唱するのでしょうか?
答えはシンプルです。
一つのパスワードが漏れたら、設定したすべてのサービスが乗っ取られるから。
そんな事、いまさら言われなくても皆さんわかっている統計情報があります。
*2020年8月実施インターネット調査 「パスワードの利用実態調査 2020」、有効回答数515
図:パスワードの使い回しは全体の85.7%、特に1~3種の使い回しが56.7%と大半を占めている(N=515)、単一回答
図:パスワードを使いまわす理由(N=441)、複数回答
引用・出典:is702(トレンドマイクロ)
一種類のぞく、複数種のパスワードパターンで使いまわしている人が全体の70%以上です。
パスワード運用で様々な葛藤があり、ストレスとパスワード使いまわしのリスクを天秤にかけた結果、「いくつかのパターンでパスワードを使いまわした方がまだマシ」結論に至っているわけです。
パスワード管理ここまでのおさらい
- 複雑なパスワードを思いつかない
- 複雑なパスワードを管理しきれない
- 複雑なパスワードを使うとき、メモを見て入力するとかありえない
- いくつかのパスワード設定パターンで運用している
結局、パスワード管理は浪費である
さて、「毎回パスワードを変える」に話を戻します。
結局は、パスワードに思考を費やし消耗している事実に違いありません。
- ログインサイトのURLを覚えなくてはいけない
- ログインIDを覚えておかないといけない
- 変更パスワードをひねり出さなくてはいけない
「パスワードごときに」ですよ、本当に。
別にパスワード管理するために生活しているわけではないのですから、忙しいご家庭であれば”パスワードごとき”に消耗したくないですよね?
そのため、筆者は「パスワード管理アプリ」のご利用をおすすめしています。
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パスワード管理アプリ記事まとめ
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筆者はパスワード管理アプリを使いはじめてから通算5年間、筆者はお金をいっさい掛けず家族5人のパスワード管理できています。
積もりに積もったパスワード管理アプリの登録数は、ちょうど"150件"です。
うち、妻と共有しているパスワードは"71件"です。
多いのか少ないのか、家族5人分なので恐らく多い部類でしょうね。
もし仮に、150件すべて「同じパスワード設定」だったとします。
なんかちょっとリスクを感じ、「パスワード変更しておこう」なんて、絶対に思わない件数ですよね。
冒頭の最強パスワード管理術で例えると、150あるパスワードを使用都度変更ですか…
そんなことを考えたら、ちょっとゾッとします。
パスワード管理アプリを運用当然、使っている中で事件に巻き込まれたこともなく、情報漏えいもありません。
さいごに
最強のパスワード管理方法は「毎回パスワードを変更する」です。
なにより記憶要素の認証をきっちりガードしているので、悪意あるハッカーにパスワードを推察されることはないでしょう。
しかし、毎度パスワードを考える労力、変更する手間暇からして現実的とはいえません。
とどのつまり、「パスワード管理は、専用のパスワード管理アプリに頼った方がよい」結論になります。