+1(700)から始まる電話番号からの着信に、心当たりがなければ【詐欺】と断定してよいでしょう。
- 電話に出てしまったら?
- 折り返して電話したら?
- 電話に出ただけで通話料は発生する?
>>対処法をズバリ知りたい!
情報セキュリティ資格を持つITのプロが、わかりやすく解説していきます。
+1(700)の電話に出てしまったら?
すぐに電話を切ってください。
タイミングよく電話を取ってしまっただけの話です。電話先の相手が話しかけてきても、構わずに電話を切りましょう。
+1(700)の電話番号に折り返したら?
国際電話の通話料が発生します。
「+1」から始まる電話番号はアメリカの国番号のため、国際電話の通話料が発生します(下記参考)。
アメリカ(本土)への通話9円/60秒(免税)
docomo「通話料・通信料」より引用
+1(700)電話先の相手と話をしてしまったら?
電話先の相手と話をしてしまい、案内されるままに何か対応してしまった方は、一人で悩まずに「消費者ホットライン」に相談しましょう。
- 電話番号:「188」(いやや)
- 受付時間:年末年始を除き、原則毎日利用可能
- 相談料:無料(電話代のみかかります)
+1(700)の着信後の対処2つ
+1(700)からの着信後は、以下の2つの対処をおすすめします。
- 着信拒否する
- 着信履歴から削除する
着信拒否する
同じ番号から着信しないよう、着信拒否します。
着信履歴から削除する
着信履歴から誤って電話を掛けてしまわないよう、削除しておきましょう。
+1(700)の電話に出たら料金は発生する?
電話に出てしまったとしても、日本国内であれば通話料は発生しません。
主要な携帯電話各社(SoftBank系、au系、docomo系、楽天モバイル)はいずれも、「海外からの電話を "日本国内で着信" しても、料金は発生しません」と利用規約に明記されています。
引用元:SoftBank
海外からかかってきた電話にでた場合、着信側に通話料はかかりますか?
日本国内で着信を受けた場合、着信側に通話料はかかりません。
海外で着信を受けた場合は着信料が発生します。着信料は国、エリアごとに異なります。
また、日本の消費者法でも "消費者(着信側)が料金発生を "承諾” していない場合、請求は無効!" と明確に定められています。
もし身に覚えのない電話料金の請求が発生した場合は、上述の「消費者ホットライン」に相談してみてください。
+1(700)からの電話で料金が発生するケース
ただし、下記のようなケースを例に「意図しない電話料金が発生する」場合があります。
- 海外で契約した携帯電話(SIM)を使っている
- 転送設定をしている
このようなトラブルに遭遇した際は、契約中の携帯電話会社に確認するしかないでしょう。
+1(700)からの電話「留守電を聞いたら」お金が掛かる?
別途の料金は発生しません。留守電は契約している通信事業者のサービスです。
+1(700)からの電話を「すべて拒否」する方法は?
心当たりのない、国際電話の着信をすべて拒否したい方におすすめの方法は以下の通りです。
「固定電話」の場合
国際電話不取扱受付センターが利用できます。
固定電話やひかり電話をお使いの方であれば、「国際電話不取扱受付センター」に申し込むことで、無償で国際電話の発着信を休止できます。
国際電話不取扱受付センター
- 電話番号:0120-210-364(通話料無料)
- 受付時間:平日 9時~17時(自動音声案内は24時間対応)
この手続きを行うことで、国際電話の着信を効果的に防げますが、日本から海外への発信もできなくなるので注意が必要です。
「スマートフォン」の場合
iPhoneを例に、心当たりのない国際電話の着信をすべて拒否する方法です。
ただし、連絡先に登録されていない番号からの着信すべてを拒否することになるので、設定には注意が必要でしょう。
「不明な発信者を消音」をオンにする
この機能は、一度もかかわったことのない電話番号や、連絡先リストに保存されていない電話番号からの着信を拒否します。
Apple公式「スパム電話を検出して着信を拒否する」から引用
心当たりのない着信は「すべて無視」でOK!
+1(700)からの電話に限らず、心当たりのない着信は「すべて無視」してよいでしょう。大事な用件であれば、また電話してくれるはずですので。
もし着信があっても、不用意に折り返しの発信をせず、まずは「ネットで電話番号を調べる」ことをおすすめします。