三井住友銀行から届いた「入出金を規制させていただきました…などのメールは詐欺です」という件名のメールは、詐欺ではなく「本物のメール」です。
このメールに対して、次のような賛否両論の意見があります。
詐欺を装った三井住友銀行からのメール「肯定的」な意見
「詐欺メールへの警戒感をあおるのには十分効果があった」という、肯定的な評価です。
詐欺を装った三井住友銀行からのメール「否定的」な意見
一方、「詐欺と見分けがつかない、わかりづらい、やっていることが詐欺師と同じ」といった否定的な意見も散見されます。
詐欺を装った三井住友銀行からのメール|感情分析してみた
Yahooリアルタイムの感情分析からは、今回の一件を「ネガティブ:76%」と捉えている人が多いことがわかります。
詐欺メールの注意を促すなら、きちんとした理由の説明が必要
三井住友銀行側の目的が、「不審なメールを受け取った場合に警戒する意識の醸成」といったことであろうと理解できます。
注意喚起としては効果十分ですが、メールを受け取る方の心象を損ねる可能性があること、メールを読む人の大切な時間を奪ってしまう点が十分に考慮されていたとは言い難いようです。
そのため、三井住友銀行は「なぜ、詐欺を装ってまで注意喚起のメールを送信したのか?」という疑問に対して、わかりやすく説明する義務があります。
例)当行を装った詐欺メールの問い合わせが前月から 150% 増加したため、安全にご利用いただくため注意喚起する必要があった、など。
デジタルが苦手な方にも伝わるよう、背景や理由をわかりやすく説明してほしいものですね。