この記事では、無料でも使える3大AIチャットツールを、
どのような場面で、
どう使っているのか?
デジタル苦手な方でもすぐ実践いただけるよう、わかりやすい言葉でご紹介していきます。
今回ご紹介する3大AIツール
IT管理プロがAIチャットツールをどのように活用しているのか、参考のためちょっと覗いてみたい方におすすめの記事です。
結論:ChatGPT、Microsoft、Googleの使い分け方はコチラ
この理由について、順に説明していきます。
正しい情報を知りたい場合は「Copilot」を使う理由
なぜならCopilotは、「情報の出所を教えてくれるから」ですね。
この根拠となる、各AIの回答を見てみましょう。
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期待する結果としては、「ウイルス感染による情報流出(2023年11月)」「中国から個人情報が見れる状態(2021年3月)」この2件を回答してくれることですが、、
Copilot(Microsoft)の回答例
期待する回答でした。
実際の回答はこちら。
何より、「関連情報」から回答の正しさを確認できることが高評価のポイントです。
言い換えれば、回答の正しさを関連情報に丸投げしているため、
- リンク先の情報が正しいのか?
- 信頼性の高いサイトなのか?
この2点のチェックは必ずしています。
Gemini(Google)の回答例
実際の回答はこちら。
ネット検索でヒットする断片的な情報を、つなぎ合わせただけの回答でした。
もう少し掘り下げて、「正しい情報ですか?情報の出所は?」質問に対する回答はこちら。
「はい、私の回答は正しいです」と自身たっぷりです。でもGeminiさん、あなた間違っていますよ(笑)
まず、リンク先がLINE公式ではないものがありましたので隠しています。次に、リンク先の情報は表でまとめた内容の根拠になり得ない内容でした。
これが、正しい情報を調べるに際し、Geminiを使わない理由です。
なお、GeminiはGoogleの検索エンジンと「つながっている」とのことです。つまりGoogleの検索性能は、、、そういうことです。
ChatGPT(OpenAI)の回答例
実際の回答はこちら。
”知ったかぶり” されるよりも、正直に「わかりません」と回答してくれる方が評価できます。
このように、OpenAIのChatGPTは「最近の出来事に対しては勉強不足のため、正しく回答できない」ということがお分かりいただけますね。
文章作成を手伝ってもらう場合は「Gemini」を使う理由
Geminiは、3つ回答案を考えてくれるからです。
例として、上述「LINEの個人情報リスク」について、Geminiに「要点・本文・結論の構成で文章を考えて」とお願いした結果がこちら。
3つの回答案を示してくれます。
あくまでも「事実確認済みの情報」である前提ですが、Geminiの回答案から文章の下書き作成を短縮化しています。
なお、Microsoft Egdeブラウザーをお使いの方であれば、Copilotボタンからの[作成]機能を使った文章の下書き作成もおすすめです。
対話するなら「ChatGPT(OpenAI)」一択
くり返しの対話から、納得できる回答を導きだすお手伝いは、ChatGPTに手伝ってもらっています。
例えば上述から、次のようなやり取りをChatGPTと繰り返していきます。
- LINEが個人情報を漏らすから、自分たちで守るしかない
- どうやって守ればいい?
- LINEを使わければいいじゃん、という選択肢はなしで
何度かやり取りを行ったのち、次のようなシンプルな回答に整理してくれました。
- 個人情報を含むメッセージやファイルを送信しない
- プロフィールなど、個人情報の登録を最小化する
つまり、「LINEでとり扱う個人情報を必要最低限にするしかない」ということですね。
一方、Copilotは対話を何度くり返しても「LINE以外から情報収集すれば?」といった考えをまげてくれませんでした。
どうやらCopilotは、やり取りした内容をキープする「ステートフル」な行為が苦手なようですね。
まとめ
IT管理プロが実践している、3大AIチャットツールの使い分け術のご紹介でした。
どのAIツールも無料なので、まずは実際に使ってみることをおすすめします。