iOS16以降のアップデート時、「Appleメディアサービス利用規約」が表示され、同意を求められる場合があります。
「なぜ同意が必要なの?」
「利用規約って、どこが変わったの?」
従来からの変更点が気になりますよね?
そこで今回、情報セキュリティ資格を有するIT管理プロが調べてみた結果まとめてみました。
Appleメディアサービス利用規約で同意すること
iOS16機能に影響する部分の説明、および既存の説明不足の補完。
従来の利用規約からの変更点、わかりやすく示されています。
今回、アプリインストールで馴染みの深い「App Store」を例に説明していきます。
検索結果における App の順位付けを決定する際に考慮される主なパラメータは、App プロバイダが提供するメタデータ、お客様が App および App Store にどのように関わってきたか、および App Store における App の人気度です。これらの主要なパラメータによって、お客様の検索クエリに最も関連性の高い結果が提供されます。
App Storeで検索結果がどのように生成されるかという点についての詳細な説明
アプリの人気度もさることながら、あなたが "興味のあるアプリの傾向" を考慮しています。
つまり、
プライバシー情報を取り扱っている、説明が不足していました(汗)
取り扱うプライバシー情報の透明性をきちんと示したい、Appleスタイルの表れですね。
「App Store」で取り扱うパーソナライズデータを確認する
iOS 15.7のiPhoneを例に、、
いま現在のあなた好み、パーソナライズなデータを消したい場合は、上図「Appの使用状況データを消去」をタップします。
また以降、パーソナライズを止めたい場合は、「アカウント設定」リンクから、「パーソナライズされたおすすめ:オフ」設定すればOKですね。
利用規約に同意しないと、どうなるの?
今まで通り、iPhoneを使うことはできます。
ただし、iOS15.7以前は「セキュリティ的にかなりヤバい状態」です。
【参考】iOS 15.7以前のヤバい不具合
何かあっても、自己責任ということですね。
利用規約に同意すると「お金は掛かりますか?」
いま現在、iPhoneを使ったサブスクリプション(従量課金)契約がなければ、同意してもお金は掛かりません。
サブスクリプション契約「あり・なし」は下記の手順でチェックできます。
iPhone[設定]>[Apple ID]>[サブスクリプション]をチェック!
サブスクリプションの契約がある方は、「利用規約に該当ないか?チェックする」または、「同意してiOSアップデート、その後課金が発生しないか?様子を見る」しかないでしょう。
意図せず課金が発生してしまった場合は、Appleサポート「請求とサブスクリプション>返金手続き」から問い合わせてみてください。
※iCloud+契約している方は注意!
「プライベートリレー」の "通信を隠す" 機能により、"意図せずキャリアの課金が発生するかも"な問題があります。
【Softbank】iOS15以降でプライベートリレーを利用される際のご注意
楽天モバイル(ご注意ください)iOS 15以降でプライベートリレーをご利用のお客様へ
詳しくは、ご契約キャリアのサポート情報「プライベートリレー」調べてみてください。
さいごに
iOS16以降のアップデートで、利用規約に同意してほしい目的は主に
iOS 16リリースに起因した、
Appleサービスで変更が発生したためです。
iPhoneを「これまで通り安全に使えればOK!」な方からすれば、寝耳に水な同意の要求ですね。
Appleとしては、プライバシーの透明性を示す意味での「あらためて利用規約に同意してください」なのでしょう。
ですが、「利用規約のどこを?どのように変えたのか?」変更点はわかるように示してほしいものです。
利用規約について、もっと詳しく知りたいという方は、Apple公式サイトの情報をご一読ください