セキュリティアプリ「McAfee(マカフィー)」の安全性、危険性が気になる方向け、情報セキュリティ資格を有するIT管理プロがわかりやすく解説していきます。
マカフィーの基本情報
会社名 | McAfee, LLC |
設立 | 1987年 |
所在地 | カリフォルニア州サンタクララ |
事業内容 | ネットワークセキュリティーソフトウエア及びハードウエア製品の開発、販売、保守サービスの提供 |
マカフィーはどこの国の会社?
マカフィーはアメリカに本社を置くセキュリティベンダーです。なお、日本法人は東京都渋谷区に本社を置いています。
マカフィーの安全性「業界トップクラスに高い」3つの理由
- 第三者機関も認める安全性
- 個人情報のリスクが低い
- 可用性が高い
以下順に説明していきます。
1. 第三者機関も認める安全性
第三者セキュリティ評価機関が、マカフィーの防御力をテストした結果です。
- AV-Testのブロック率100%の満点
- AV-Comparativesのブロック率99.18%
下図はAV-TESTの結果です、ご参考まで。

- ①新たなマルウェア(Web、メール含む)に対する防御
- ②流行りの、既知の脅威に対する防御
- ③100%防げているという結果
マカフィーは自社だけでなく、第三者のセキュリティ検証機関も認める防御力である証明ですね。
2. 個人情報のリスクが低い
マカフィーにおいて、個人情報が流出したというインシデントは、直近では発生していません。
また、脆弱性対策情報データベース「JVN iPedia」で "マカフィー" を調べてみると、2018年から2022年の間で244件の登録がありましたが、マカフィーは早期に修正プログラム配布など改善の措置を講じており、個人情報が流出したという事例は一切ありませんでした。
3. 可用性が高い
個人向け世界シェアNo.1の「マカフィーリブセーフ」を調べてみました。
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2017年~2023年の間で、「ウイルス検出および保護する能力を発揮できなかった」また「他のアプリの機能を阻害した」といった、影響が大きいトラブルは発生していません。
知っておくべきマカフィーの個人情報リスク
ここからは、マカフィー公式の「プライバシー・法的条件」を咀嚼した内容です。
取得される可能性のある個人情報の種類
マカフィー製品を使った際、マカフィーに取得される可能性のある個人情報の一覧です。
個人情報の種別 | 個人情報の例 |
---|---|
アカウントデータ | 氏名、生年月日、性別、住所、メールアドレス、電話番号、パスワードなど |
コミュニケーション | チャット、SNSなどのメッセージ(添付ファイル含む) |
Webコンテンツ | 閲覧、投稿、Cookie、その他Webに入力した情報など |
製品データ | デバイス情報、分析情報、位置情報、ネットワークトラフィックなど |
次に、取得した個人情報を「どこで・誰が取り扱うのか?」順に説明していきます。
取得した個人情報は「海外でも取り扱う」
マカフィーはグローバルに事業を展開しています。そのため、国境を超えて個人情報が取り扱われることもあります。
取得した個人情報を「共有利用する相手」
取得した個人情報を「共有利用する相手」として示されている範囲です。
- マカフィー関連企業
- サービス プロバイダー
- 法的機関、行政機関
- 事業譲渡先
- ユーザーが同意または指示した相手
- 外部データ分析会社や調査機関
念のためマカフィーをフォローしておきますと、共有利用する目的は基本「安全確保を持続するための活動」であり、「ユーザーが取捨選択できますよ」と示されています。
もっと詳しく知りたいという方は、マカフィー公式サイトからチェックしてみてください。
マカフィーの安全性まとめ
マカフィーの安全性、知っておくべき個人情報リスクの解説でした。
競合と比較した結果からも、マカフィーは業界トップクラスの安全性を誇っています。
世界中の個人に 一番支持されているという実績は、伊達ではありませんね。
他のセキュリティソフトの安全性は?
安全性が高いセキュリティソフトを比較・ランキングしています。
より確実に、安定した安全性を確保したい方は、ぜひ参考にしてみてください。