防御力の高いセキュリティソフトは?5社製品を比較ランキング!

2023年10月2日

パソコンやスマートフォンをデジタルの脅威から保護する能力、「もっとも防御力の高いセキュリティ対策ツール」とは?

第三者セキュリティ評価機関「AV-Comparatives」が、2018年から2023年までの6年間に実施したセキュリティテストのデータを集計し、比較ランキングしてみました。

出典:AV-Comparatives

AV-Comparativesは英語のWebサイトであり、セキュリティテストの見方がよくわからないという方も、ぜひご参考ください。

今回比較したセキュリティソフト5社

今回、防御力を比較したセキュリティソフト5社はコチラ。

個人ユーザー向け製品としても支持されている5社です。

関連記事
個人向けセキュリティソフトのシェア率ベスト10をご紹介!

続きを見る

セキュリティソフトの防御率ランキング

第三者セキュリティ評価機関「AV-Comparatives」が、2018年から2023年までの6年間に実施したセキュリティテストのデータを集計、平均の防御率を算出した結果です。

ブロック率会社名|ソフト名①ユーザー依存②侵害された
99.93%トレンドマイクロ|Internet Security0%0.07%
99.71%ノートン|Antivirus Plus0.22%0.08%
99.49%Microsoft|Defender0.17%0.34%
99.18%マカフィー|Total Protection0.21%0.62%
98.97%ESET|Internet Security0%1.03%
※国内外で製品名が異なりますが、機能に大きな差はありません

この表をグラフ化してみます。

Windows Real-World Protection Test|2018年-2023年9月時点の集計

表の見方として

  • ①侵害された:防御できなかった割合t
  • ②ユーザー依存:設定や操作によって防御できない割合

つまり、「1,000件のサイバー攻撃があったら、1~10件はセキュリティソフトの防御網をすり抜ける可能性がある」という理解でよいでしょう。

以上の結果を、「社名&年代別」の防御率ランキング順にご紹介していきます。

1位:トレンドマイクロ|99.93%

【総評】トレンドマイクロ製品は、年代問わず鉄壁の防御率を誇るという結果でした。

2位:ノートン|99.71%

【総評】2023年、やや防御力を落としていますが、全体的に高い防御率の水準です。

Microsoft|99.49%

【総評】ユーザー依存が改善されている反面、侵害された割合がやや高くなっている傾向です。

Microsoft Defender 製品はコチラ

4位:マカフィー|99.18%

【総評】侵害された率改善の側面として、ややユーザー依存が高くなっている傾向です。

5位:ESET|98.97%

【総評】他社製品と比較した場合、侵害された率がやや目立つ結果となっています。

セキュリティソフトは防御率だけで選ばない

セキュリティ対策ツールの防御率ランキングでした。

防御率社名
99.93%トレンドマイクロ
99.71%ノートン
99.49%Microsoft
99.18%マカフィー
98.97%ESET

セキュリティ対策ツールは防御率だけではなく、本当に安全なものを選ぶようにしましょう。

関連記事
セキュリティソフトの安全性「第三者機関の評価」5社製品を比較ランキング!

続きを見る

  • この記事を書いた人

どうなの

ITの「わかりにくい」をズバり!わかりやすく。
デジタルを便利に&安全に使うノウハウ発信中🚀
中の人は、情報セキュリティ資格を有するITのプロです。

-セキュリティ対策