2024年6月頃から、LINEで友だちを追加する画面に「LINEを悪用した詐欺にご注意ください」と表示されるようになりました。
今回、なぜ詐欺警告が表示されるようになったのか?その理由から、危険性についてわかりやすく説明します。
「LINEを悪用した詐欺にご注意ください」表示は詐欺対策の一環
LINE公式によれば、2024年5月29日から表示させるスタートさせることを開始したと発表しています。
友だち追加時に注意喚起を表示(2024年5月29日)
昨今の社会情勢を鑑みて、詐欺行為に対する注意喚起を目的に「LINEを悪用した詐欺にご注意ください」という注意喚起をLINE公式アカウントの友だち追加時に掲出されるようにしました。
引用:詐欺行為に対する取り組み|LINEヤフー for Business (lycbiz.com)
「LINEを悪用した詐欺にご注意ください」は詐欺師?
詐欺を働いていない人であっても表示され、「未認証アカウント」を対象に詐欺警告を表示すると記されています。
注意喚起の表示は未認証アカウントのみが対象です。
引用:詐欺行為に対する取り組み|LINEヤフー for Business (lycbiz.com)
なお当サイト管理者が確認した限り、オープンチャットやグループチャットを通じて"未認証アカウントとつながる" 場面においても表示されることを確認しています。
LINEの「未認証アカウント」とは?
LINEのアカウントには「認証済み」と「未認証」の2種類があります。
- 認証済アカウント:LINEの審査を通過したアカウント、青色の認証バッジが目印
- 未認証アカウント:個人・法人を問わず、審査なしで作成できるアカウント
つまり、特に認証など気にせずLINEを使っている全ユーザーを対象に、「詐欺に注意!」の警告が表示される仕組みです。
LINEが指す「昨今の社会情勢を鑑みて」とは?
上述の「昨今の社会情勢を鑑みて~」とする詐欺行為ですが、最近流行している「著名人なりすまし投資詐欺」や「ロマンス詐欺」などが該当します。
LINEのオープンチャットやグループチャットが詐欺活動の温床となっている事態を重く受け止め、「詐欺に注意!」警告を表示する対策を講じたと考えられます。
「LINEを悪用した詐欺にご注意ください」の危険性
上述のとおり、LINEが詐欺活動の温床となっているため、所在の確認ができていない「未認証アカウント」とのLINE内での接触は、特に注意が必要でしょう。
LINE「認証済みアカウント」でも注意は必要
「LINEを悪用した詐欺にご注意ください」警告表示は、未認証アカウントとつながる際の、LINEからの注意喚起です。
警告が表示されるからといって、未認証アカウントが必ずしも詐欺師であるとは限りませんが、警戒は必要でしょう。
また、LINEの審査を通過している「認証済アカウント」だから大丈夫、というわけではありません。
たとえ「信頼できる人だから」と紹介されても、見ず知らずの人と金銭的なやり取りをする、また個人情報を教えるといったことは避けるべきでしょう。