Teamsアプリが新しくなること、知っていますか?
Microsoft公式「新しいMicrosoft Teams」の情報を見てみます。ですが、専門用語ばかり、且つ肝心なところは英語でしか説明していません。
これでは、「何がどう変わるのか?よくわからない」というのが本音ではないでしょうか。
そこで今回、新しいTeamsの「従来からの変更点」から、実際に新しいTeamsを試してみた結果について、IT管理プロがわかりやすく解説していきます。
新しいTeams4つの変更点
- パフォーマンスの改善
- コラボレーションの改善
- Teamsアプリ展開の改善
- セキュリティの改善
以下順に説明していきます。
1. パフォーマンスの改善
改善したこと
- アプリを最大3倍高速にインストール
- アプリを最大2倍高速に起動
- 会議に最大 2 倍の速さで参加する
- チャット/チャンネルを最大1.7倍高速に切り替えます
- メモリ消費量を最大50%削減
- ディスク容量を最大70%削減
このように説明されてもよくわかりませんので、従来のTeamsと比較した動画をご覧ください。
2. コラボレーションの改善
主に、他社のTeamsに招待され、業務コラボな使い方をしている方向けの改善です。
改善したこと
- リアルタイムの通知
- ログイン状態の持続
通話または会議中に他社のTeamsからの通知をリアルタイムで受信できなかったこと、またログイン状態を持続するよう改善されました。
3. Teamsアプリ展開の改善
改善したこと
- Teamsアプリの展開と更新
管理者向けなので割愛しますが、Microsoft Intune といった管理ツールでTeamsアプリを展開するときに生じる「ネットワークの使用量、ディスク領域、メモリ消費量」をおさえ、ユーザーが意識せずアプリを更新できるような仕組みへと改善されました。
4. セキュリティの改善
改善したこと
- 信頼できるタイプの追加
- コンテンツのセキュリティポリシー追加
- クロスサイトスクリプティング(XSS)の保護強化
いわゆる「サイバー攻撃」から保護する機能が強化されました。
上述と同じく、Teams管理者が知っておいたほうがよい改善点ですね
新しいTeamsはいつから?
新しいTeamsアプリは、2023年10月5日からロールアウトされています。
2024年3月31日以降、従来のTeamsは新しいTeamsへ自動的に更新されます。
できれば早めに使用感をチェックしておきたいですね。
新しいTeamsアプリについて、詳しくはTeamsの管理者に確認してみてください。
新しいTeamsを試してみた|画像で解説
ここからは、新しいTeamsを試してみた結果のレビューです。
まずは、Teamsアプリ上のトグル「新しいTeams」をオンにした状態です。
デフォルトの「ライト」表示ですが、ちょっと違和感とまぶしさを感じたので、従来の「クラシック」表示へ変更しました。
次に、既存の「チーム>チャネル」を確認してみると、、、
スレッド(投稿)が下へ流れていく仕様になっていました(2023年9月時点)
2023年12月時点、スレッドやチャットは従来どおり上から下へ流れていく仕様でした。
Teamsアプリの左メニューから下記の機能をさわってみましたが、従来まま使うことができました。
- カレンダー
- 通話
- Files
- Power Automate
さいごに
新しいTeamsをユーザー視点で評価すると、「使い勝手を損わずに、パフォーマンスが改善された」という理解でよいでしょう。
さらなるコミュニケーション活性化するためのツールとして、新しいTeamを活用していきたいですね。