【詐欺確定】督促状「滞納した税金がございます」SMSを開いてしまったら?対処法

2023年7月14日

国税庁を装ったSMSを送りつけ、本物そっくりの偽Webサイトへ誘導し、個人情報を搾取しようとするフィッシング詐欺が横行しています。

偽の国税庁サイトは「日本語がおかしい」

国税庁の公式サイトでも、次のように注意を促しています。

国税の納付を求める旨や、差押えに関するショートメッセージやメールを送信することはありません。

国税庁サイト「不審なメールや電話にご注意ください」より引用

今回、「SMSを開いたら?」また「うっかりSMSメッセージ内のリンク先にアクセスしてしまったら?」対処法について、iPhoneを例にわかりやすく解説していきます。

督促状のSMSを開いてしまったら?

現時点では対処できることはありません。

後述「SMSリンクを押してしまったら」確認のち、詐欺SMSを削除してください。

なお今後、詐欺SMSがひんぱんに届くようになるかもということだけは知っておいた方がよいでしょう。

なぜなら詐欺師は、うっかりSMSを開く人をターゲットにしたいため、「SMSの到達」および「開封チェック」を分析している可能性が高いからです。

iPhoneメッセージ「開封証明」の設定例

明らかに詐欺SMSと判断できる場合は、「開かずにSMSを削除する」ことをおすすめします。

督促状の詐欺SMSリンク先にアクセスしてしまったら?

詐欺サイトに "個人情報を入力しない" ようご注意ください。

うっかり詐欺サイトにアクセスしてしまった方は、以下ご参考に対処することをおすすめします。

  • 詐欺サイトを閉じる
  • アクセス履歴を消す
  • 詐欺メッセージを消す

iPhone(Safariブラウザ)の例

はじめに

詐欺サイトのアドレスの一部を控えておきます。

例)https://詐欺サイト.com → 「詐欺サイト.com」を控える

※後述「2. アクセス履歴を消す」ときに用います。

詐欺メッセージ本文のアドレスと、アクセスしてしまった詐欺サイトのアドレスが異なるケースもありますので、両方控えておきましょう。

1. 詐欺サイトを閉じる

詐欺サイトを閉じます(下図①→②の流れ)。

例)Appleを騙る詐欺サイト

2. アクセス履歴を消す

意図せず再度アクセスしてしまわないよう、対象期間のブラウザ履歴を削除します(下図①→②→③の流れ)。

次に、iPhone[設定]>[Safari]>[詳細]の順にすすみ、[Webサイトデータ]を検索して、詐欺サイトのデータが存在する場合は[削除]します(下図①→②→③参考)。

Webサイトデータを削除、または検索してWebデータが見つからなければ、次の手順へ進みます。

3. 詐欺メッセージを削除する

届いた詐欺メッセージを削除すれば、対処完了です。

督促状の詐欺サイトに個人情報を入力してしまったら?

クレジットカードを利用停止する

クレジットカードの情報を入力してしまった場合は、速やかにカード利用の停止手続きを行ってください。

クレジットカード各社は、不正利用を停止するための24時間窓口を設けている場合が多いため、まずはカード会社にご相談してみてください。迅速かつ適切なアドバイスをしてくれるはずです。

詐欺サイトに取得される情報

詐欺サイトにアクセスしたくらいで個人情報を取得されることはないでしょう。

ですが、次のことには注意が必要です。

  • 位置情報の利用は「許可しない」
  • プロファイリングされているかも

繰り返しますが、詐欺行為であることが判明しているなら、リンク先にアクセスしないようにしましょう。

SMSからのフィッシング詐欺に有効な対策とは?

  • コンテンツブロッカー
  • パスワード管理アプリ

Webサイト閲覧するときに生じる、"迷惑な広告表示などの行為をブロック" してくれるコンテンツブロッカーですが、不審なサイトへのアクセスを防いでくれる機能も備わっています。

詐欺サイトをブロック!

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また仮に、コンテンツブロッカーをすり抜け詐欺サイトにアクセスしてしまっても、パスワード管理アプリにチェックさせれば個人情報の入力を防ぐことができます。

1Password|フィッシング対策例

①「ログインは見つかりませんでした」
②無理やりパスワード入力試行
③「アドレス違うけど本当にいいの?」警告表示

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日本語サポートで、使いはじめも安心&安全

詐欺サイトに対策に有効なアプリが、どのポイントで何を防いでいるのか?知ることで、詐欺を回避するスキルが身につきますよ。

詐欺SMSは「寄らず・さわらず」に限る

督促状「滞納した税金がございます」SMSは【詐欺確定】です。SMSは開かずに削除するようにしましょう。

もし、うっかり詐欺サイトにアクセスしてしまったとしても、詐欺サイトに個人情報を入力せずに「アクセスした痕跡を消す」「詐欺メッセージを消す」対処すれば問題ありません。

興味本位で「詐欺SMSを開く」「詐欺サイトにアクセスしてみる」といったことだけはやめておきましょう。

当サイトおすすめ メール・SMSフィッシング対策アプリ ぜひ参考にしてみてください。

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