1Password【iPhoneでの使い方】IT管理プロがわかりやすく解説

パスワード管理「1Password(ワンパスワード)」とは?どのようなサービスなのでしょうか?

1Passwordを使ってみようか?お考え中の方が、「これを知りたい!」と思っていることから、「機能、特徴、使いはじめ方」について解説していきます。

1Password知りたいこと

  1. 1Passwordとは?機能・特徴
  2. 価格プランは?使える機能の比較
  3. 安全性、セキュリティ
  4. 使っている人の評価、口コミは?
  5. IT管理プロの具体的な使い方
  6. 他パスワード管理アプリとの比較

この記事を読み進めていただけば、

家族のパスワードの安全な管理~便利な使い方

まで、IT管理プロのノウハウを知ることができますよ。

この記事を書いた人

  • 企業5社を渡り歩くIT管理プロ
  • 情報セキュリティ資格の実践者
  • ITで改善!ITIL資格の実践歴15年

こんな方におすすめ

  • 家族のパスワードまとめて管理したい
  • パスワード安全管理な方法を知りたい
  • 実際の管理方法、ノウハウを知りたい

1Passwordとは?

パスワード管理アプリ「1Password」は、クラウド型パスワード管理サービスです。

世界で40,000社以上が導入しており、1500万人以上のユーザーに支持されている実績があります。

あのApple社も全従業員に1Password使うことを推奨しているんですね。

AppleがApple Storeスタッフを含めた全従業員12万3000人に対してAgileBitsのパスワード管理アプリ「1Password」を提供する

【引用】IT Media NEWS

1Password|どこの国のサービス?

公式サイトの会社情報を確認する限り、カナダの「ノースヨーク」とのことです。

会社名AgileBits, Inc.
設立2005年
所在地4711 Yonge St,
10th Floor,
Toronto, Ontario, M2N 6K8,
Canada.
従業員数500人以上
主な拠点ヨーロッパ、カナダ、アメリカ

1Password|パスワード同期して使える

1Passwordはデバイス・OS問わず、利用シーンにあわせ登録したパスワードを使えるよう設計されています。

1Password対応ブラウザー

  • Chrome
  • Microsoft Edge
  • Firefox
  • Brave
  • Vivaldi

時流のスマホ、OS、ブラウザーで使うことができますよ。

1Password|安全性、セキュリティ

1Passwordのセキュリティは、主に次の3点で構成されています。

1. エンドツーエンドな暗号化

世界で初めて"WebCrypto"という、高速・安全な次世代の暗号化技術を採用しています。

1Passwordの開発者でも解読できません。

2. あらゆる脅威からの保護

  1. セキュリティ問題アラート通知
  2. フィッシング詐欺対策
  3. デジタル署名済みブラウザーのみ自動入力
  4. クリップボード定期削除
  5. キーロガー対策、入力の窃盗防止
  6. 使い手の指示なしでは決して使えない

3. 第三者機関による厳しい脆弱性チェック

自社だけでなく、第三者が脆弱性(プログラム上の抜け穴)をチェックする、厳しいセキュリティ審査の体制があります。

  • Cure53外部監査の実施
  • SOC 2 type 2 認定
  • バグに報奨金をかけるバグバウンティプログラムの取り組み

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1Password|安全なパスワード共有

ファミリープランだと、家族5人までパスワードを共有できます。

また家族の中で、パスワードを選び「閲覧のみ」また「編集可能」など、アクセス権の設定また、家族のロックアウト設定など自由自在に行えます。

また、登録したパスワードを「共有」する機能も備わっていて、次のような設定で共有することができますよ。

  • 共有する有効期限(1回、1時間~30日)
  • メールアドレスを指定して安全に共有

共有したい相手が、1Passwordアカウントを持っていなくてもOKです。

詳しくは別記事で説明しています。

関連記事
安全にパスワードを共有する「1Password」の使い方をiPhoneで解説

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1Password|評判・口コミは?

1Passwordの評判について、「良い口コミ・悪い口コミ」順にご紹介していきます。

良い評判

また「Trustpilot」というユーザーが自由にレビューコメントを投稿できるサイトがありますが、1Passwordは 85% のユーザーから★5の評価をつけられています。

Trustpilotの評価 85% が★5の評価

実際に使っている方の、満足度が高いという傾向ですね。

悪い評判

一方では、このような意見もあります。

PCで1Passwordを使う場合、ロック解除が使いづらい意見が多い傾向です。

1Password|価格・料金プラン

1Password価格プラン差の一覧です。主に「家族で共有して使う機能あり/なし」で区分できます。

因みに、1Passwordは「ソースネクスト社」からだと、使いはじめまでの日本語サポート完備です。

関連記事
1Passwordを日本語サポートで使い始めた実録を公開!

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パスワード管理アプリは海外のものばかりで、使いはじめのハードルが高いと感じている方向けですね。

1Passwordの買い切り版であれば、システムに疎い・ちょっとニガテといった方でも、スムーズに使いはじめることができますよ。

1Password|使い方、メリット⑦つ

なぜ1Passwordが選ばれるのか?

主な7つの機能から、具体的な使い方をご紹介してきます。

①パスワードの自動入力

サイトのURLとパスワードを関連づけて管理するので、頻繁に訪れるサイトは1PasswordがIDパスワードを自動入力ます。

 

②複雑で安全なパスワードの自動生成

「できるだけ長く、文字を組み合わせて、より複雑なパスワードを・・・」

もう面倒くさいので、1Passwordにパスワードを自動生成してもらいましょう。

記号、数字、文字数の組み合わせを指定するだけ、複雑で安全なパスワードを自動生成してくれます。

1Passwordは保管庫に「最近使用したパスワード」というパスワード変更履歴を記録する機能があります。

そのため、ログインサイトでパスワード変更したはずなのに、実は変更できていなかった…

「前のパスワード何だっけ?」となっても、即座に変更前のパスワードを確認することができます。

④1Passwordブラウザは「高セキュリティ」

1Passwordのアプリ内ブラウザ機能は、ログイン情報のやり取りが1Password内で完結するため、非常にセキュアです。

フィッシング詐欺サイト対策や、キーロガーによる入力の窃盗防止はもちろん、Cookieからログイン情報を搾取しようとするハッキング技術を無効化し、安全にサービスを使うことができます。

 

多要素認証がCookieで突破されるリスクとは?対策方法2つ紹介

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⑤パスワードに複数アドレスを追加できる

登録したパスワード情報に、複数のウェブサイトアドレスを追加することができます。

楽天を例に説明しますと、、、

楽天ユーザID楽天サービス名ウェブサイトアドレス
楽天IDテスト楽天市場https://grp01.id.rakuten.co.jp/rms/nid/vc?__event=login&service_id=top
楽天ポイントクラブhttps://grp02.id.rakuten.co.jp/rms/nid/vc?__event=login&service_id=13&return_url=/
楽天モバイルhttps://portal.mobile.rakuten.co.jp/my-rakuten-mobile?l-id=network_burger_ecare
楽天カードhttps://www.rakuten-card.co.jp/e-navi/index.xhtml

楽天サービスは「ログインのユーザIDとパスワードは同じ」ですが、ログインのウェブサイトアドレスは全て異なります。

ブラウザーに備わっているパスワード管理機能また、並のパスワード管理アプリだと、

「楽天市場にログインしたい!」
「楽天カードにログインしたい!」

サイト情報をバシッ!と表示してログインできる、このような”使い手の導線”はあまり考慮されていません。

そこは1Passwordの独壇場です。

百聞は一見に如かずですので、下図ご参照ください。

「1つのパスワードに複数ウェブサイトアドレスを追加できる」だけではなく、「アドレスを判別できる名称をつける」ことができるので、視認性が高い評価です。

1Passwordで「楽天」と検索して、対象のURLをタップするだけ。

これでもう楽天ログイン先には迷いませんね。

設定方法は別記事で紹介しています。

1Passwordの便利な使い方|1つのパスワードに複数アドレスを登録が便利!楽天ログインを例に解説

続きを見る

⑥ショートカットアクセスが便利

保管庫に登録したパスワードへショットカットにアクセスできる「Private Link」が便利です。

作成したリンクは、もちろん保管庫にアクセスできる人間以外は見れません。

この「Private Link」とリマインダーアプリのかけ算技で、固定費の見直しを仕組み化することができますよ。

関連記事
1Passwordとリマインダーを使った契約の自動更新を回避する方法

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⑦2要素認証もあわせ一元管理できる

保管庫のパスワードとあわせて、2要素認証の6桁のコード「ワンタイム・パスワード」も管理することができます。

2要素認証アプリ内、コードを探す手間からも解放されますよ。

注意ポイント

ログイン情報を1Passwordへ集約することで、不正アクセスリスクが1Passwordに集中します。そのため、

1Passwordのマスターパスワードだけはぜったい漏らさないよう、厳重に管理しましょう。

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1Passowrd|デメリット③つ

使い勝手があまり良くない点です。

ココがダメ

  • PCの拡張機能が使えない
  • パスワード自動入力できない
  • スタンドアロン保管庫の同期エラー

①PCブラウザー拡張機能が使えない

PCで1Passwordを使う場合、ロック解除のため適宜マスターパスワードを入力しなければなりません。

  • PC再起動後、必ずマスタパスワードの入力が必要
  • PC起動しっぱなしでも、最大12時間のアイドルでマスターパスワード入力が必要
関連記事
ココが変だよ「1Password」なぜマスターパスワードを入力させるのか?

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1Passwordのマスターパスワードは「忘れないよう」管理しましょう。

もしマスターパスワードを忘れてしまった場合、次のような対処法があります。

・1Password使用中の別デバイスから復元

・ファミリー 、チームアカウントから復元

・Touch ID または Face ID を使って復旧

引用:1Passwordサポート

②自動入力できない場合もある

自動入力の設定をしていても、パスワードを検出・自動入力できないケースがあります。

  • 「ウェブサイト」が異なるアドレスの可能性
  • サービス側が”意図的に拒否”する仕組みである

ログイン画面で1Passwordを呼び出せる場合、登録済み「ウェブサイト」を追加、または修正することで解決するケースが大半です。

ですが、Webサイトやアプリが”意図的にパスワード管理アプリを介入させないよう制御”している場合もあります。

この場合、1Passwordに限らず、すべてのパスワード管理アプリ共通で自動入力することはできません。

対処法としては、「1Passwordを起動 > パスワードを”コピー” > ログイン画面に戻り"ペースト"」するしかないでしょう。

ただ、このような「頻繁にパスワードを求めてくる」わりに「手入力を促す行為が多い」サービスを使い続けること自体、再度検討した方がよさそうですね。

③スタンドアロン保管庫の同期エラー

1Passwordをスタンドアロン保管庫で使う方、同期エラーは頻繁に発生する問題です。

【同期できない問題の対処法】

  • OS、または1Passwordのバージョンを一致させる
  • 1Passwordが全てのデバイスで同期するよう設定
  • スタンドアロン保管庫を削除して再同期する

スタンドアロン保管庫(iCloud、またはDropboxデータの削除)削除は、非同期データが削除されてしまうため最終的な手段です。

またiCloud、Dropboxデータを削除する前に、各デバイスの1Passwordアプリで「同期を無効」にしておくと、意図せずパスワードが消えてしまうようなトラブルが未然に防げます。

1Password|はじめての使い方

1Passwordお試し使いはじめ方から、アプリおよびデバイスの設定です。

1Password|無料お試しする流れ

1Passwordを個人情報の登録なく、14日間お試しで使ってみる方法です。

関連記事
パスワード管理1Password【無料お試し】個人情報を登録しない方法3ステップ解説

続きを見る

1Password|iPhoneおすすめ設定

iPhoneを例に、1Passwordアプリインストール後「設定」タブから行う設定例です。

設定する場所設定値
セキュリティ
終了時にロック有効
自動ロック10分
Touch ID有効
Watchtower有効
クリップボードをクリア有効
パスワードを隠す有効
1PasswordブラウザユーザーエージェントSafari(iPhone)
Prompt to open websites有効
通知
保管庫アクセス有効
Watchtower有効
詳細設定
セキュリティ > マスターパスワードを要求しない
カスタムキーボードを許可無効

ココに注意

1Passwordの設定は、2要素認証の設定のぞくアプリをインストールした各デバイスごとに設定する必要があります。

以下、設定の補足です。

1Passwordブラウザ|ユーザーエージェント設定

iOSの方は「ユーザーエージェント:Safari(iPhone)」設定は必須レベルです。

なぜかというと、1Passwordブラウザから「Googleアカウントでログイン」を試みた際に、「ユーザーエージェントのエラー」でログインできないからです。

詳しくは別記事、マネーフォワードMEのログイン を例に説明しています。

関連記事
1Passwordで「Googleアカウントでログイン」できない!承認エラー解決方法

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マスターパスワードの2要素認証設定

1Passwordマスターパスワードの2要素認証は、Webサイトで設定します。

詳しくは別記事で説明しています。

1Passwordマスターパスワード2要素(2段階認証)設定方法

続きを見る

パスワード自動入力のデバイス側設定

iOSを例に、「設定」から「パスワード > パスワードを自動入力」以下参考に設定してください。

  • 「パスワードを自動入力:オン」
  • 「1Password」チェック入れる
  • 自動入力オプション「オン」にすると便利
  • 完了

Safari「機能拡張」で1Passwordを使う設定

Safariでブラウジング中に1Passwordを呼び出してログインするための設定です。

iOSの「設定」から、「Safari >機能拡張」を選択し、「1Password:オン」にします。

関連記事
iPhone Safari「機能拡張」1Passwordを設定して使う方法

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パスワード管理比較【実質2強】

Keeper、Dashlane、LastPass、トレンドマイクロパスワードマネージャー、ノートンパスワードマネージャ、keepass...

などなど。競合アプリは枚挙にいとまがありませんが、

使い勝手がよく・安全にパスワード管理できるのは「1Password」または「Bitwarden」どちらかです。

2強である理由および、それぞれの機能・特徴をIT管理プロの観点で比較しています。

詳しくはコチラ
パスワード管理【1Password vs Bitwarden】IT管理プロが徹底比較!

続きを見る

1Passwordがおすすめな方

  • システム的なことが得意ではない
  • iOS(iPhone)を使っている
  • パスワードだけでなく、家庭内のさまざまな情報もきちんと管理したい

1Passwordの使い方に慣れてきたら、下記3つの機能を覚えると、家庭内の情報すべてが1Passwordに集約・管理することができますよ。

  • 複数URLが追加できる
  • 2つの「共有」リンク機能
  • タグ付けによる分類管理

1Password|まとめ

パスワード管理アプリ「1Password」機能、特徴、使いはじめ方の紹介でした。

利用シーン、使う流れを考えて設計されているパスワード管理ツールは、現状「1Password」だけです。

またパスワード管理だけでなく、情報を「相互リンク」させる使い方ができるので、ご家庭内の情報すべてを1Passwordにまとめて管理することもできます。

1Passwordを使えば、「パスワードを覚えなければいけない」「情報を探すのに浪費する日々」から脱却できますよ。

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