デジタル詐欺

詐欺確定「配達時にお会いできなかったため、荷物を安全な場所に保管しています」開いてしまったら?対処法3ステップ

2023年11月23日

配達時にお会いできなかったため、荷物を安全な場所に保管しています。お引取りをお願いします。

大事なことなので繰り返しますが、

詐欺SMSです。

SMSが届いてもメッセージは開かずに、削除することを推奨します。

  • 「SMSを開いてしまった」
  • 「うっかりSMS本文のリンクを開いてしまった」
  • 「詐欺サイトにパスワードを入力してしまった」

という方向け、対処法を以下解説していきます。

詐欺SMS対処のポイント

  • 詐欺サイトに何も入力しないで
  • 詐欺の痕跡を完全抹消する
  • 個人情報を入力してしまったら?アカウント情報を変更する

今回の詐欺SMSの手口

※SMSを受信しても、真似して操作しないでください。筆者は専門知識を有したうえで、自己責任のもと実施しています。

SMS本文のリンクを開くと、ブラウザが開き 「アカウントが異常である」と警告のち、Apple IDを入力するページが表示されます。

かなり巧妙な偽Appleサイトが表示されるので、騙されないよう気をつけましょう。

なお、今回のSMS詐欺の手口は、「お客様が不在の為お荷物を持ち帰りました」と同様のため、同じ対処法を以下説明していきます。

詐欺SMSを開いてしまったら?対処法

現時点では対処できることはありません。

なお今後、詐欺のSMSがひんぱんに届くようになるかもしれません。

なぜなら詐欺師は、うっかりSMSを開く人をターゲットにしたいため、「SMSの到達」および「開封チェック」を分析している可能性が高いからです。

iPhoneメッセージ「開封証明」の設定例

明らかに詐欺とわかるSMSが届いたら、「開かずにメッセージを削除」するようにしましょう。

詐欺SMSのリンクを開いてしまったら?対処法

もしリンクを開いてしまっても、"個人情報を何も入力しなければ" 問題ありません。

うっかり詐欺サイトにアクセスしてしまった場合、以下の対処をすることをおすすめします。

  • 詐欺サイトを閉じる
  • アクセス履歴を消す
  • 詐欺メッセージを消す

iPhone対処手順

はじめに

詐欺サイトのアドレスの一部を控えておきます。

例)https://詐欺サイト.com → 「詐欺サイト.com」を控える

※後述「2. Safariのアクセス履歴を消す」ときに用います。

詐欺メッセージ本文のアドレスと、アクセスしてしまった詐欺サイトのアドレスが異なるケースもありますので、両方控えておきましょう。

1. 詐欺サイトを閉じる

詐欺サイトを閉じます(下図①→②の流れ)。

例)Appleを騙る詐欺サイト

2. Safariのアクセス履歴を消す

履歴から意図せず再訪問してしまうケースがあるため、対象期間のアクセス履歴を削除しておきましょう(下図①→②→③の流れ)。

次に、iPhone[設定]>[Safari]>[詳細]>[Webサイトデータ]の順にタップして、詐欺サイトのデータをが存在する場合は[削除]します(下図①→②→③参考)。

Webサイトデータを削除、または検索してWebデータが見つからなければ、次の手順へ進みます。

3. 詐欺メッセージを削除する

届いた詐欺メッセージを削除すれば、対処完了です。

詐欺サイトに個人情報を入力してしまったら?対処法

Apple IDのパスワード変更および、できればApple IDを変更するようにしましょう。

【注意】詐欺サイトに取得される情報

詐欺サイトにアクセスしたくらいでは、個人情報を取られることはありません。

ただし、次のことに注意が必要です。

  • 位置情報の利用「許可しない」
  • プロファイリングされているかも

詐欺サイトには、興味本位でアクセスしないようにしましょう。

詐欺SMS対策になるセキュリティ対策アプリおすすめ

  • コンテンツブロッカー
  • パスワード管理アプリ

以下順にご紹介していきます。

1. コンテンツブロッカー

Webサイト閲覧するときに生じる、"迷惑な広告表示などの行為をブロック" してくれるコンテンツブロッカーですが、不審なサイトへのアクセスを防ぐ機能も備わっています。

詐欺サイトをブロック!

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コンテンツブロッカーはあくまで対策のひとつです。フィッシング詐欺サイトへのアクセスを完全に防ぐことを保証するものではありません。

デジタル詐欺は日々進化しているため、新しい手口に対し、セキュリティ対策アプリの対応が間に合わないケースもあります。

つまり、セキュリティ対策アプリを使っているから、と過信しないことですね。

日頃から、「不審なサイトには近寄らない」「知らない宛先からメッセージが届いてもリンクを開かない」など、セキュリティに対する意識は忘れないようにしましょう。

2. パスワード管理アプリ

もし詐欺サイトと気づかずアクセスしてしまっても、パスワード管理アプリにWebサイトのアドレスをチェックさせることで、個人情報の入力を免れることができるでしょう。

1Password|フィッシング対策例

①「ログインは見つかりませんでした」
②無理やりパスワード入力試行
③「アドレス違うけど本当にいいの?」警告表示

詐欺SMSに備えて対処を知っておく

詐欺SMSは完全に防ぐことはできません。

  • 「SMSを開いてしまった」
  • 「うっかり詐欺サイトにアクセスしてしまった」

などはよくあることですので、本記事を参考にしてみてください。

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