型番「KT-1255」ThinkPad Bluetoothキーボード爪折れ修理の実録です。

メーカー修理の費用、いくらするのかLenovoサポートへ問い合わせてみましたが、ざっくり"1万円"とのこと。
購入時とほぼ同額、買いなおした方がいいレベルですので、自分修理を試みることにしました。
交換用のThinkPadキーボード調達
交換用に調達したキーボードの型番は「KU-1255」です。
USB接続タイプのキーボードで、外見は「型番:KT-1255」と同じですね。
自己責任で解体して、内部構造を見てみることにしました。
型番「KT-1255」ThinkPadキーボード交換修理のステップ
基板交換修理のステップです。
簡単な流れ
- 交換用に調達した「KU-1255」分解
- 爪折れキーボード「KT-1255」分解
- キーボード基盤を交換し組み立て
交換のため調達した「KU-1255」キーボードを分解する
キーボードを裏がえしてみましたが、ネジ止めの後はありません。
ネットで調べたところ、下図の赤枠箇所を「素手でこじ開けていく」のが正解なようです。

それほど苦労もなく、カバーのスキマを空けることができました。
手でスキマをゆっくりと広げていきます。
キーボードと台座となる基盤は、粘着テープでくっつけられていました。

キーボードが折れ曲がらないように、また内部の配線が切れないよう気をつけながらはがしていきます。

上図の赤枠2か所のストッパーを上に持ち上げると基盤と配線が外れ、キーボードを分離することができました。
ここで粘着テープのはがれる音につられ珍客が…

「なにやってんのー?」といった顔 =^ ^=
ちょっとなごませていただきましたが、ねこパンチで介入されそうですので、丁重にお引き取り願いをして、修理を進めることにします。
爪が折れているThinkPadキーボード「KT-1255」を分解する
KU-1255と同じ要領で解体していきます。
Bluetoothキーボードの注意点です。粘着テープで配線がキーボードに貼りついてました。

粘着テープをはがすタイミングで、配線が切れないように注意します。
ThinkPadキーボード基盤の交換
それぞれ外したキーボードの基盤を交換します。
手順は、これまでの図を参考に基盤とキーボードを結線すれば完了です。
問題なくキーボードが操作ができる状態になり、本記事の執筆に至ります。 ^ ^
ThinkPadキーボード爪折れ修理まとめ
修理作業のポイントです。
- ねじ止めがないので基本工具は不要
- 配線に気をつけながら慎重に粘着テープをはがす
分解作業のポイントは、作業の要所ごとに写真をとっておくでした。
分解してみてわかりましたが、ThinkPadキーボードの内部構造は一緒のようですね。
ThinkPad交換用キーボードの販売もあるようです。
ただ、分解作業は「完全に自己責任」で行う必要がありますので、ご注意ください。