Googleプライバシーポリシーと利用規約
子供のGoogleアカウント作成で、まず手が止まるポイントです。
「規約とか読みたくない!面倒くさい!」
「読んでもわからなし!」
「誰がIT疎い人にもわかるように教えて!」
規約とか、読めば読むほど「???」ってなりますよね。
お忙しいご家庭であれば、なおさらです。
そこで本記事で、Googleプライバシーポリシーを超わかり易くします。
また同時に、参考の設定内容も書きますので、時短してくださいね。
Googleプライバシーポリシーと利用規約
Googleアカウント作成進め、お子さんの情報を入力した後「プライバシー ポリシーと利用規約」ページから、冒頭「利用規約」および「プライバシー ポリシー」2つのリンクが表示されます。
利用規約はどのような事が記載されていると思います?
下記のようなユーザーへの”忖度”が働いている規約文章を確認できるはずです。
Google は、こうした利用規約はできれば読みたくないというユーザーの心理を理解しています。しかし、ユーザーが Google サービスを利用するうえで期待できること、および Google がユーザーに期待することを、利用規約に明記することは重要です。
そして、利用規約並に読みたくない「プライバシーポリシー」には、次の”超かいつまんだ内容”が記載されています。
- Googleの便利なサービスを”無料”で提供するよ
- その代わり一部情報を収集して使うから
- あなたには”関連性の高い情報”として価値貢献するよ
- 収集してOK?なのかは”あなた”が決められるよ
- 収集した情報は”個人情報を取り除き”サービス向上のため使わせてもらうよ
非常に表現が遠回し的ですが、まとめ要約すると次の理解でOKです。
「Googleアカウントとサービス無料で使っていいから、あなたの趣味嗜好を分析させてね」
Googleアカウントを使用する以上、抗うことはできません。
よって、諦めてプライバシーポリシーの設定へ進みましょう。
Googleプライバシーポリシーの設定3つ
あまり読み込みたくない方は、画面下の「その他の設定」だけ設定しましょう。
1.ウェブとアプリのアクティビティ
■推奨設定:ウェブとアプリのアクティビティを Google アカウントに保存しない
■理由:自宅住所が公開される可能性があるから
Googleアカウントにログインした状態、Googleサービス使用を前提とし、検索や位置情報をGoogleアカウントに保存するかを指定します。
例えば、Androidスマホを使用しているとします。
スマホで撮影した写真に位置情報が含まれたりします。その場合の懸念事項として、写真を共有した場合、写真データから位置情報も公開してしまう場合があります。
これは、インターネット上の不特定多数に身バレする可能性を示すものです。
上記の仕組みを理解したうえで、写真を共有・共有する際に「位置情報を削除する」といった器用な設定ができるのであれば、「Googleアカウントに保存する」設定してもOKです。
ですが、IT初心者な子供用アカウントであれば、「保存しない」設定一択です。
2.広告のカスタマイズ
■推奨設定:パーソナライズされていない広告を表示する
■理由:子供の趣味、嗜好性を識別した広告を表示させたくないため
結局のところGoogleは、子供であろうと容赦なく広告を表示させます。
どうやっても止められません。
どちらかといえば、パーソナライズドされた広告は「子供の趣味嗜好から好奇心をくすぐる」要素がありそうです。
未熟な子供に興味を持たせ、デジタル依存させないための配慮としては、
「パーソナライズされていない広告を表示する」
設定の方がよさそうです。
3.YouTubeの履歴
■推奨設定:YouTube の履歴を Google アカウントに保存しない
■理由:視聴履歴から、依存度の高いYouTube動画をおすすめされる可能性があるから
YouTube使わせます?それ次第ですが、未成年であれば視聴制限でYouTubeほぼ使えないはずです。
なお、設定すると「おすすめ機能の精度の向上、前回の再生位置の保存など」利便性が向上するそうです。
「おすすめ機能の精度の向上」って、YouTube依存させる将来しかみえません。
YouTube目的でない限り、「保存しない」設定が無難でしょうね。
まとめ
Googleプライバシーポリシーに記載されている内容のおさらいです。
- Googleの便利なサービスを”無料”で提供するよ
- その代わり一部情報を収集して使うから
- あなたには”関連性の高い情報”として価値貢献するよ
- 収集してOK?なのかは”あなた”が決められるよ
- 収集した情報は”個人情報を取り除き”サービス向上のため使わせてもらうよ
端的に、下記理解でOKです。
「個人情報を伏せた状態から趣味嗜好の分析、Googleの発展に貢献してね」
Googleが便利で使いやすいサービスを一部無料提供している理由です。
Googleアカウントを使用せざるを得ない状況であれば、容認するほかありません。
せめてもの「プライバシーポリシー」の設定で子供の個人情報を守りたいものです。
子供がデジタルに依存しないよう、趣味嗜好を隠ぺいし、欲求を助長させないプライバシー設定にしましょう。