セキュリティ

子供のGoogleアカウント作成「プライバシーポリシー」迷う3つポイントを解説

2021年3月14日

Googleプライバシーポリシーと利用規約

子供のGoogleアカウント作成で、まず手が止まるポイントです。

 

「規約とか読みたくない!面倒くさい!」

「読んでもわからなし!」

「誰がIT疎い人にもわかるように教えて!」

 

規約とか、読めば読むほど「???」ってなりますよね。

お忙しいご家庭であれば、なおさらです。

 

そこで本記事で、Googleプライバシーポリシーを超わかり易くします。

 

また同時に、参考の設定内容も書きますので、時短してくださいね。

Googleプライバシーポリシーと利用規約

Googleアカウント作成進め、お子さんの情報を入力した後「プライバシー ポリシーと利用規約」ページから、冒頭「利用規約」および「プライバシー ポリシー」2つのリンクが表示されます。

 

利用規約はどのような事が記載されていると思います?

下記のようなユーザーへの”忖度”が働いている規約文章を確認できるはずです。

Google は、こうした利用規約はできれば読みたくないというユーザーの心理を理解しています。しかし、ユーザーが Google サービスを利用するうえで期待できること、および Google がユーザーに期待することを、利用規約に明記することは重要です。

そして、利用規約並に読みたくない「プライバシーポリシー」には、次の”超かいつまんだ内容”が記載されています。

  1. Googleの便利なサービスを”無料”で提供するよ
  2. その代わり一部情報を収集して使うから
  3. あなたには”関連性の高い情報”として価値貢献するよ
  4. 収集してOK?なのかは”あなた”が決められるよ
  5. 収集した情報は”個人情報を取り除き”サービス向上のため使わせてもらうよ

 

非常に表現が遠回し的ですが、まとめ要約すると次の理解でOKです。

 

「Googleアカウントとサービス無料で使っていいから、あなたの趣味嗜好を分析させてね」

 

Googleアカウントを使用する以上、抗うことはできません。

よって、諦めてプライバシーポリシーの設定へ進みましょう。

Googleプライバシーポリシーの設定3つ

あまり読み込みたくない方は、画面下の「その他の設定」だけ設定しましょう。

 

1.ウェブとアプリのアクティビティ

■推奨設定:ウェブとアプリのアクティビティを Google アカウントに保存しない

■理由:自宅住所が公開される可能性があるから

 

Googleアカウントにログインした状態、Googleサービス使用を前提とし、検索や位置情報をGoogleアカウントに保存するかを指定します。

 

例えば、Androidスマホを使用しているとします。

 

スマホで撮影した写真に位置情報が含まれたりします。その場合の懸念事項として、写真を共有した場合、写真データから位置情報も公開してしまう場合があります。

 

これは、インターネット上の不特定多数に身バレする可能性を示すものです。

 

上記の仕組みを理解したうえで、写真を共有・共有する際に「位置情報を削除する」といった器用な設定ができるのであれば、「Googleアカウントに保存する」設定してもOKです。

 

ですが、IT初心者な子供用アカウントであれば、「保存しない」設定一択です。

 

2.広告のカスタマイズ

■推奨設定:パーソナライズされていない広告を表示する

■理由:子供の趣味、嗜好性を識別した広告を表示させたくないため

 

結局のところGoogleは、子供であろうと容赦なく広告を表示させます。

どうやっても止められません。

 

どちらかといえば、パーソナライズドされた広告は「子供の趣味嗜好から好奇心をくすぐる」要素がありそうです。

 

未熟な子供に興味を持たせ、デジタル依存させないための配慮としては、

「パーソナライズされていない広告を表示する」

設定の方がよさそうです。

 

3.YouTubeの履歴

■推奨設定:YouTube の履歴を Google アカウントに保存しない

■理由:視聴履歴から、依存度の高いYouTube動画をおすすめされる可能性があるから

 

YouTube使わせます?それ次第ですが、未成年であれば視聴制限でYouTubeほぼ使えないはずです。

なお、設定すると「おすすめ機能の精度の向上、前回の再生位置の保存など」利便性が向上するそうです。

 

「おすすめ機能の精度の向上」って、YouTube依存させる将来しかみえません。

YouTube目的でない限り、「保存しない」設定が無難でしょうね。

まとめ

Googleプライバシーポリシーに記載されている内容のおさらいです。

  1. Googleの便利なサービスを”無料”で提供するよ
  2. その代わり一部情報を収集して使うから
  3. あなたには”関連性の高い情報”として価値貢献するよ
  4. 収集してOK?なのかは”あなた”が決められるよ
  5. 収集した情報は”個人情報を取り除き”サービス向上のため使わせてもらうよ

端的に、下記理解でOKです。

「個人情報を伏せた状態から趣味嗜好の分析、Googleの発展に貢献してね」

Googleが便利で使いやすいサービスを一部無料提供している理由です。

Googleアカウントを使用せざるを得ない状況であれば、容認するほかありません。

 

せめてもの「プライバシーポリシー」の設定で子供の個人情報を守りたいものです。

子供がデジタルに依存しないよう、趣味嗜好を隠ぺいし、欲求を助長させないプライバシー設定にしましょう。

 

  • この記事を書いた人

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