パスワード管理アプリ「Bitwarden(ビットウォーデン)」
『有料』と『有料』で使える機能の違い、比較表にまとめてみました。
Bitwarden無料・有料で使える機能の比較表
無料・有料(プレミアム版)で使える機能の違いです。
Bitwarden Personal Plans|個人用プラン
Bitwarden公式サイト Personal Plans / 個人用プラン のまとめです。
Bitwarden 機能 | パーソナル | プレミアム | ファミリー |
---|---|---|---|
基本ユーザー | 1 | 1 | 6 |
最大ユーザー数 | 1 | 1 | 6 |
最大コレクション | - | - | 無制限 |
アイテムの保管数 (ログイン、メモ、カード、ID) | 無制限 | 無制限 | 無制限 |
Bitwarden Send | テキスト共有 | テキスト ファイル共有 | テキスト ファイル共有 |
すべてのデバイスを同期する | 〇 | 〇 | 〇 |
共有アイテム | - | - | 無制限 |
セキュアパスワードジェネレータ | 〇 | 〇 | 〇 |
添付ファイル | - | 1GB | 1GB +個人用1GB + 組織アイテム |
エクスポート | 〇 | 〇 | 〇 |
プレミアム機能 | アップグレードが必要 | 〇 | 〇 |
2段階認証の管理(TOTP) | - | 〇 | 〇 |
保管庫アクセスの認証方式 | 2段階認証 | 2段階認証 YubiKey U2F, Duo | 2段階認証 YubiKey U2F, Duo |
保管庫の正常性レポート | - | 〇 | 〇 |
緊急アクセス | - | 〇 | 〇 |
優先サポート | - | 〇 | 〇 |
クラウドホスト | 〇 | 〇 | 〇 |
セルフホストオプション | 〇 | 〇 | 〇 |
価格 | 無料 | 10ドル/年額 | 40ドル/年額 |
Bitwarden Business Plans|ビジネス向けプラン
参考まで、ビジネス向けプランも記載します。
個人向けで記載している機能を一部省略しています。基本、有料と無料の機能差です。
ビジネス向け機能 | 無料の組織 | チーム | エンタープライズ |
---|---|---|---|
基本ユーザー | 2 | 1 | 1 |
最大ユーザー数 | 2 | 無制限 | 無制限 |
最大コレクション | 2 | 無制限 | 無制限 |
ユーザー グループ | - | 〇 | 〇 |
API アクセス | - | 〇 | 〇 |
ディレクトリ同期 | - | 〇 | 〇 |
SSO でログインする | - | - | 〇 |
エンタープライズ ポリシー | - | - | 〇 |
カスタム管理役割 | - | - | 〇 |
価格 | 無料 | 1ユーザー3ドル/月額 | 1ユーザー5ドル/月額 |
Bitwarden 有料で使える機能の紹介
有料で使える機能について説明していきます。
Bitwarden保管庫内で2段階認証コードも管理できるようになる
パスワードと二段階認証のコードを、同じ場所で管理できるようになります。
認証情報をBitwardenに集約管理できるため、パスワードを使う手間・負担が少なくなるでしょう。
一方では、Bitwardenにリスクが集中する事実もあります。
もし有料プレミアム会員登録し、認証キー(TOTP)機能を使う場合、下記2点に注意しましょう。
Bitwardenパスワード情報にファイルが添付できる
登録したパスワードにファイルが添付できるようになります。
プレミアム版で使える保管庫の容量は1GBです。
足りなくなった場合は、1GBあたり$4.00/年で容量を増設できます。
Bitwardenマスターパスワードに2段階認証のオプションが追加される
YubiKey、FIDO U2F、Duoなど、所持要素の2段階認証のオプションが追加されます。
マスターパスワード入力不要「パスワードレス運用」が実現できるため、Bitwardenパスワード管理の運用効率がアップします。
よりセキュリティ意識が高い人向けの機能ですね。ですが、その他メールや認証アプリによる2段階の認証設定ができます。
そのため、認証機能の強化のためだけに有料化するのは、ちょっと勿体ないかもしれません。
Bitwardenサポートが優先される
問い合わせたことを優先的にサポートしてくれます。
無料でサポート問い合わせしてはいけない、という制限はありませんが、Bitwarden内部の人は日本語が達者ではないようです。
その理由として、Bitwardenはフィッシング対策になるよね?紹介記事書いても大丈夫?主旨の問い合わせをした背景がありまして、Bitwardenサポートとのやり取りのメール、一部公開します。
Bitwardenをご愛顧いただきありがとうございます。 現時点では、スポンサー付きのコンテンツの機会は提供していません。他にご不明な点がございましたら、お気軽にお問い合わせください
アフィリエイトしたい問い合わせと勘違いされたようですが、日本語で返信くれたことに関しては誠意を感じました。
保管庫の安全性、データ侵害レポート
主にサイバー攻撃に分類される、セキュリティチェックです。
無料だと、情報漏えい調査のみ使えます。有事でないと、費用対効果の判断がむずかしい機能ですね。
Bitwardenパスワード共有|組織で管理
Bitwardenの有料サービスとして主機能は「パスワードを共有するユーザー数」でしょう。
共有する相手、その範囲別プラン一覧です。
例えば、次の家族構成で「Amazonサイトのログイン」のパスワードを管理するとします。
※家族でもアカウントを共有して使ってはダメですよ、な話は一旦置いておきまして…
- 夫婦2人
- 祖父母2名
4名でパスワード共有するのであれば、「ファミリープラン(月額360円程度)」を選択することになります。
他パスワード管理アプリとの料金比較
多少、有料の機能差ありますが、競合パスワード管理アプリの相場観として下記の通りでした。
1Password|個人& 家族 | 2.99ドル/月、年間36ドル |
LastPass|Premium | 3ドル/月、年間36ドル |
Bitwarden|Premium | 1ドル/月、年間契約すると10ドルになる |
Bitwardenプレミアム版年間10ドルって、かなりお安いですね。
1ドル109円だとして年間1,090円、月額であれば90円程度、缶ジュース1本分以下です。
まとめ
Bitwarden有料・無料版の比較でした。
- プランには個人、ビジネス向け2種類あり
- 主な機能差は有料 or 無料で決まる
- 無料でも十分に使える
- 有料でも競合サービスより群を抜いて安い