水泳用スマートウォッチを選ぶなら、次の水泳データを計測する機能は必須です。
- 泳いだ「距離」の計測
- クロールやブレストなど「泳法」の識別
- スカーリングから「ストローク数」の計測
まずは結論となる、おすすめの水泳用スマートウォッチをご紹介します。
水泳用スマートウォッチおすすめ3選
この結論の理由を後述していきます。
水泳用スマートウォッチ選びの注意点
まずは、水泳用スマートウォッチを選ぶうえで特に気をつけたいことです。
- 完全防水、水泳用スマートウォッチ!
- つけたまま泳ぐことができます!
などなど、あたかも水泳データを記録できるような表記のスマートウォッチをよく見かけますが、
泳法、ストロークどころか、
”距離”すら計測しない。
誤って購入してしまわないよう、水泳用スマートウォッチに必要な3つの機能から順に解説していきます。
水泳用スマートウォッチに必要な3つの機能
水泳用スマートウォッチに欠かせない「3つの機能」です。
- 泳ぎの計測「SWOLF」機能
- 泳ぎを邪魔しない設計
- 日々の水泳データの活動記録
1. 水泳の計測は「SWOLF」機能
「SWOLF」とは、効率的に泳げているのか?数値化し、評価するために用います。
実際には、次のような計算式です。
25mを泳ぐのに要した時間(秒)+ストローク数の合計
時間はともかく、泳ぎながらストローク数までカウントするのは、なかなか難しいものです。
だからこそ「SWOLF」機能が開発され、水泳用スマートウォッチには欠かせない機能となりました。
水泳の活動を記録するなら、
"SWOLF"
機能搭載したモデルをえらぶ。
覚えておきましょう。
2. 水泳に適した軽量・コンパクトさ
水泳用スマートウォッチは、軽量で水の抵抗を受けにくい形状が理想です。軽さで快適に泳げ、形状が水の抵抗を減らしてストロークもスムーズになります。
3. 水泳データの活動記録
泳いだ結果を記録し続け、ふりかえる仕組みがあることです。スイミングによる運動量、また上達の度合いをチェックすることができるのも大事なポイントですね。
水泳用スマートウォッチおすすめ3選
水泳データを数値化してくれるので、達成感ありモチベーションUP!なスマートウォッチをご紹介します。
Garmin Swim 2
水泳機能 | アドバンススイム |
サイズ | 縦42 x 横42 x 厚さ11.4 mm |
重さ | 36g |
稼働時間 | 水中心拍モード:最大60時間 |
スマホアプリ | GarminConnect |
GARMIN(ガーミン)が開発した水泳特化のスマートウォッチです。
「アドバンススイム」機能により、水泳の目標タイム設定・ラップタイム計測、キックやスカーリング動作などドリル練習の時間と距離を計測、コーチングしてくれます。
計測した水泳データは、スマートフォンアプリ「Garmin Connect」に連携すれば、日々の水泳の活動記録をいつでもチェックすることができますよ。
Apple Watch Series 9
水泳機能 | スイミングワークアウト |
サイズ | 縦41 x 横35 x 厚さ10.7 mm |
重さ | 32g |
稼働時間 | 最大18時間 |
スマホアプリ | フィットネス |
Apple Watch Series 2以降のモデルに備わっている「スイミングワークアウト」機能により、水泳の計測を実現しています。
泳ぎはじめる前に「スイミングワークアウト 」モードにすることで、水滴をタップと誤認しないよう画面ロック、より正確にSWOLF計測する仕組みです。
計測した水泳データは、iPhone標準アプリ「フィットネス」につなぐことで、日々のスイミングアクティビティが記録できますよ。
HUAWEI Band 9
水泳機能 | 6軸モーションセンサーで水泳の自動識別 |
サイズ | 縦43.45 x 横24.54 x 厚さ8.99 mm |
重さ | 約14 g(ベルトを含まず) |
稼働時間 | 通常使用で14日間 |
スマホアプリ | HUAWEI Health |
HUAWEI Band 6以降のモデルを対象に、4泳のストロークを自動的に検出し、水泳中の心拍数をリアルタイムでモニタリングする「ワークアウトモード」機能が搭載されています。
計測した水泳データはスマートフォンアプリ「Huawei Health(ファーウェイヘルス)」に連携することで、日々の水泳の活動記録をいつでもチェックすることができます。
「軽量、コンパクト、価格のリーズナブルさ」3拍子すべて揃っているので、まさに理想的な水泳用スマートウォッチですね。
なお注意点として、ドリル練習を計測する機能がありません。
そのため、キックやスカーリングをを練習する際は計測を「一時停止」する必要があります。
以上、水泳用スマートウォッチおすすめ3選でした。次に、次世代の「ウェアラブル端末」ご紹介します。
FORM Smart Swim Goggles
- 水泳中も計測データが見える!
- 距離、ストローク数もきちんと計測
- 専用アプリで水泳の活動記録を分析
ARディスプレイ内蔵、水泳用ゴーグルです。
スマートフォンのアプリ「FORMスイム」と連携すれば、水泳の活動記録だけでなくゴーグルの表示をカスタマイズすることも可能です。
スマートウォッチは「接触することでケガをさせる恐れあり」として着水禁止にしている施設もありますが、FORMのスマートゴーグルであれば、腕の接触で相手にケガをさせる心配はありません。
水泳用スマートウォッチを使う注意点
スポーツジム、プール、その他スマートウォッチを着用する上での注意点です。
保護バンド着用ルールを確認する
スポーツクラブは、スマートウォッチ接触によるトラブル防止のため、保護バンド着用を義務付けられている施設が多いです。
※スマートウォッチの使用可否は、施設にご確認ください。
水泳データが正しく計測できない
正しく水泳の活動記録を計測できないケースです。
ここに注意
- 水泳中に長い間一時停止しない
- 標準的な泳ぎ方をしていない
- 途中で泳ぎ方を変えている
例えば、「標準的な泳ぎ方」「泳ぎ方を変えている」ですが、バタフライとクロールは腕の動きが似ているため、誤った計測をしてしまうケースがあることです。
「独特な泳ぎ方」であれば、ストロークを正しく識別できないのも納得の理由ですね。
その他、慣性センサーですので「腕を伸ばす」ような行為もストロークとして計測されますので、覚えておいた方がよさそうです。
高温に注意!
スマートウォッチを着用したまま「サウナ」入室は故障のもとです。
高温になる場所では、スマートウォッチを外すようにしましょう。
まとめ
水泳の距離、泳法、ストローク数も計測できるスマートウォッチを選ぶポイントです。
「水泳に対応した防水」表記されたスマートウォッチをよく見かけます。ですが実際、
泳いだ距離・泳法・ストローク数、
計測しないスマートウォッチばかり。
間違えて購入しないようにしましょう。
またスマートウォッチは、モーションセンサーで泳法やストロークを自動識別しています。
そのため、泳ぎ方によっては水泳データが正しく記録できない場合もありますので、ご留意ください。
ITガジェットによる水泳データの計測は、一長一短な部分も考慮したいですね。
それでは、快適なスイミングライフを。