この記事では、IPA(情報処理推進機構)の公開情報「情報セキュリティ10大脅威 2020|個人の部」を参考に、パスワード管理アプリを使わない方がいい3タイプの方について説明していきます。
増え続けるパスワード管理に消耗しないよう、パスワード管理アプリをおすすめしている筆者ですが、逆に使うことでリスクに晒されてしまう場合もあります。
どのような方はパスワード管理アプリを使わない方が良いのでしょうか?
1. オンラインサービスを使用しない
IPA「情報セキュリティ10大脅威」個人の部、1位から5位が該当します。
オンラインサービスの一部です。
- 決済システム
- SNS(Twitter、YouTubeなど)
- ネットショッピング
- タッチレス決済
登録しなくてもよいオンラインサービスくらいしか使っておらず、サービスにログインしない方もいるでしょう。
また、ICカードやスマホなど、タッチレスやオンライン決済に抵抗感があり使っていない方も同様です。
ログインして使うサービスがないので、当然パスワード管理アプリを使うまでもないですよね。
この場合、パスワード管理アプリを使うことで、「パスワード管理アプリの不具合、または誤操作で情報が漏れる」リスクがあります。
2. 所在不明なアプリを使っている
スマホを例に、「情報セキュリティ10大脅威」個人の部6位が該当します。
スマホには、何かしらアプリをインストールして使うのが一般的です。
でもその使っているアプリ、本当に安全でしょうか?
"Apple、(2021年12月)31日だけで中国App Storeから39,000のゲームアプリを削除"
引用元:iphone-mania.jp
個人情報を搾取するようなアプリを使っている場合、パスワード管理アプリから"個人情報すべて引っこ抜かれるリスク”も考えなければいけませんね。
お使いのアプリ、改めて見直してみては如何でしょうか。
iPhone「アプリプライバシーレポートは必要か?」「はい、必要です」危険なアプリの見分け方
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3. もともと磐石にパスワード管理をしている
ITリテラシーが高く、ご自身で堅牢なパスワード管理環境を作っている方からしてみれば、他人が作ったアプリほど信じられないものはないでしょう。
この記事も「釈迦に説法」ですね。
パスワード管理アプリは万人に必要ではない
パスワード管理アプリは、万人に必要なものではありません。
パスワード管理アプリを使うことで、逆に個人情報を晒すリスクが高まる場合もあります。
まずはご自身が使っているスマホの設定、ご自宅や外出先などの環境を鑑み、パスワード管理アプリ使うべきかどうか決めるようにしましょう。