iPhone「アプリプライバシーレポートは必要か?」「はい、必要です」危険なアプリの見分け方

2021年12月16日

iPhoneで使っているアプリは安全?

プライバシーや個人情報が盗まれていないか心配…

危険なアプリの見分け方を教えてほしい!

iPhoneにインストールしたアプリに危険性がないか?安全性を「アプリプライバシーレポート」からチェックする方法をわかりやすく解説していきます。

iPhone「アプリプライバシーレポート」とは?

アプリプライバシーレポートは、アプリがどのようにプライバシー情報を取り扱っているのか?見える化してくれるiOSの機能です。

Safariブラウザー「プライバシーレポート」のアプリ版という位置づけですね。

アプリプライバシーレポート4つの機能

iPhoneの設定]>[プライバシーとセキュリティ]>[アプリプライバシーレポートからチェックできる機能です。

  • データとセンサーへのアクセス
  • アプリのネットワークアクティビティ
  • WEBサイトのネットワークアクティビティ
  • 最もコンタクトされたドメイン

以下順に説明していきます。

1. データとセンサーアクセス

過去7日間、プライバシー情報にアクセスしたアプリを知ることができます。

下図赤枠をタップすると、どのプライバシー情報にアクセスしているのかを詳しく知ることができます。

例えば「電話」アプリをタップすれば、どのアプリが連絡先にアクセスし、電話番号を使うことができるのか?チェックできます。

2. アプリのネットワークアクティビティ

過去7日間、アプリがどのネットワークにアクセスしたのか?知ることができます。

下図赤枠をタップすると、より詳しくネットワークの場所を知ることができます。

上図を例に、「1Password」であれば、パスワードの安全性を監視するためのネットワークアクセスが多いことがわかるようになっています。

パスワード管理アプリ「1Password」とは?詳しくは別記事で解説しています。

3. WEBサイトのネットワークアクティビティ

過去7日間、アプリ内で表示されたWebサイトを知ることができます。

下図は例として、auアプリを開いた際のアクティビティです。

アプリが提供するサービス以外、他社サービスの情報が多く表示されていることを知ることができ、赤枠をタップするとより詳しいことがわかります。

4. 最もコンタクトされたドメイン

過去7日間、アプリに接触してきたドメインを知ることができます。

下図赤枠をタップすると、 ドメインがどのアプリに接触してきたのか?詳しく知ることができます。

主に、分析または統計的なデータを取得するドメインからのアクセスが多い傾向です。

アプリプライバシーレポートで危険なアプリを見つける方法

アプリプライバシーレポートをもとに、危険なアプリを判断する例です。

  • 目的にそぐわないのアプリの挙動
  • 提供サービス以外のアクティビティが多い

以下順に説明していきます。

使用目的にそぐわないアプリの挙動

主に、上述の「1. データとセンサーアクセス」をチェックした結果から判断する方法です。

ゲームアプリなのに、「連絡先」や「ヘルスケア」アプリのプライバシー情報へのアクセスって、本当に必要ですか?

このように、目的にそぐわない挙動のアプリは"危険"と判断できるでしょう。

提供サービス以外のアクティビティが多いアプリ

主に、上述の「3. WEBサイトのネットワークアクティビティ」また「4. 最もコンタクトされたドメイン」をチェックした結果から判断する方法です。

"プロファイルの作成"を目的として作られたアプリの可能性を疑いましょう。

デジタルにおける「プロファイル」とは?その人の趣味や好みなどを分析する方法で、主に興味をもちそうな商品や広告を表示する目的で使用されます。

アプリに他サービスの情報が表示されることは、すなわち「他サービスにアクセスした履歴としてカウントされる」ので覚えておきましょう。

アプリプライバシーレポートで危険なアプリを見つけたら?対処法

挙動があやしい、不審なアプリを見つけたら?対処法です。

iPhoneの手順

[設定]>[プライバシーとセキュリティ]から、下図赤枠をタップしてアクセスをオフにしましょう。

または「アプリを削除」して、他のアプリを探してみては如何でしょうか。

アプリプライバシーレポートを「オフ」にする方法

アプリプライバシーレポートをオフにする方法です。

iPhoneの手順

設定]>[プライバシーとセキュリティ]>[アプリプライバシーレポート]>[アプリプライバシーレポートをオフにする

まとめ

iPhone「アプリプライバシーレポート」とは?特徴から、危険なアプリを見つける方法でした。

Appleのアプリ審査はキビシイと言われていますが、それでもチェックをかいくぐり、詐欺まがいに「アクセス許可」を求めるアプリが後を絶ちません。

自身がどのアプリにプライバシー情報への「アクセス許可」しているか?チェックするために、アプリプライバシーレポート機能を活用することをおすすめします。

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