iPhone「Appプライバシーレポート」危険なアプリの見分け方わかりやすく解説

iPhoneで使っているアプリは安全?

プライバシーや個人情報が盗まれていないか心配…

危険なアプリの見分け方を教えてほしい!

アプリの安全性が気になる方向け【危険なアプリの見分け方】について、デジタルに疎い・苦手といった方でも読み進めて頂けるよう、わかりやすい言葉で解説していきます。

iPhone危険なアプリは「Appプライバシーレポート」で見分ける

「Appプライバシーレポート」とは、iOS 15.2で追加された機能です。

あなたが使っているアプリが、iPhoneの中身をどのように覗いているのか?知らせてくれます。

前回、Safariブラウザーのプライバシーレポートを説明しましたが、そのアプリ版ですね。

関連記事
Safariプライバシーレポートとは?トラッカーの危険性わかりやすく解説

続きを見る

iPhoneアプリがアクセスするプライバシー情報とは?

アプリは普段、どのようなプライバシー情報にアクセスしているか?

Apple社は、次のiPhone機能、またはアプリにアクセスする行為を「プライバシーを覗き込んだ!」と定めています。

アプリがアクセスしている情報

  • 位置情報サービス
  • 連絡先
  • 写真
  • カメラ
  • Apple Musicメディアライブラリ

などなど…

もっと詳しくは、iPhoneの「設定」→「プライバシー」をチェックすればわかります。

「プライバシー」と定義されているアプリ

「写真」または、「カメラ」あたりへアクセスするアプリが多い傾向ですね。

例えば上図であれば「写真」をタップすると、「写真」にアクセスしているアプリが表示されますよ。

一度チェックしてみては如何でしょうか。

Appプライバシーレポート4つの機能

iPhoneの「設定」→「プライバシー」 →「Appプライバシー」の手順でチェックできる、不審なアプリの見分け方と合わせて以下説明していきます。

データとセンサーアクセス

過去7日間で、あなたのプライバシー情報にアクセスしたアプリたちです。

下図赤枠をタップすると、どのアプリにアクセスしているか?わかりますよ。

例えば「電話」アプリをチェックすれば、「連絡先」アプリに電話番号を探しにアクセスしている。

このような事実をチェックすることができますよ。

APPのネットワークアクティビティ

過去7日間で、 どこぞのWebサイトにアクセスした、または「された」アプリたちです。

下図赤枠をタップすると、 サイトのURLがわかりますよ。

「最もアクティブなもの順」トップのパスワード管理アプリ「1Password」ですが、「パスワードを見守っているよ!」機能のサイトURLがちょっと多いかな?くらいで問題なしですね。

関連記事
1Passwordの使い方・評判や口コミ・メリット6つデメリット3つをIT管理プロが解説

続きを見る

注意したいのは、「全く関係のないサイトURL」が表示されるアプリです。

例えば「某パズルアプリ」であれば、「連絡先」や「ヘルスケア」アプリにアクセスする必要ありませんよね?

このように、不審な動きをしているアプリを見極めることができます。

WEBサイトのネットワークアクティビティ

過去7日間で、 アプリからWebサイトを閲覧したときに、他のウェブサイトに「告げ口」したWebサイトたちです。

下図赤枠をタップすると、 告げ口したサイトのURLがわかりますよ。

上図は 「auone.jp」 を例に、「1Password」アプリ内部のブラウザーから閲覧したときの履歴ですね。

以外なことに、YahooやLINEのアドレスが表示されました。恐らくサイトに表示された広告でしょう。

最もコンタクトされたドメイン

過去7日間で、 アプリたちが最も多くアクセスしたサイトです。

下図赤枠をタップすると、 どのアプリでアクセスしたのか?わかりますよ。

筆者の場合、トップアクセスは「gateway.icloud.com」でした。

URLから推察するに、Apple社のシステムなのでしょう。ですが、具体的に所在がわからないのはあまりいい気分ではありませんよね。

iPhone危険なアプリの対処法

挙動があやしい、不審なアプリを見つけた場合の対処法です。

Appプライバシーレポートから、どのアプリ(写真、カメラなど)にアクセスしているのか?特定します。

次に、iPhoneの「設定」→「プライバシー」から、下図赤枠をタップして、アクセスをオフにしましょう。

または「アプリを削除」して、代わりのアプリを探してみては如何でしょうか。

Appプライバシーレポートを「オフ」にする

「安全なアプリしか使っていない」または「Apple社が情報を搾取(さくしゅ)しているリスクの方が気になる」という方は、以下の手順でAppプライバシーレポートをオフにできます。

  • iPhoneの「設定」→「プライバシー」 →「Appプライバシー」→「Appプライバシーレポートをオフにする」

まとめ

Appプライバシーレポートで挙動があやしい「危険なアプリ」の見つけ方、対処方でした。

Appleのアプリ審査はキビシイと言われていますが、それでもチェックをかいくぐり、詐欺まがいに「アクセス許可」を求めるアプリが後を絶ちません。

安易にプライバシー情報が入ったアプリへの「アクセス許可」しないよう、お気をつけくださいね。

【PR】格安スマホおすすめ

  • この記事を書いた人

どうなの

情報セキュリティ資格を有するIT管理のプロ。
ITの「わかりにくい、ズバり知りたい」わかりやすく。
デジタルの安全性&便利に使うノウハウをお届けします。

-iPhone, セキュリティ
-