水泳で「泳いだ距離」だけでなく、クロールや平泳ぎなどの「泳法」また、「ストローク数」まで計測できるスマートウォッチの選び方から、おすすめなスマートウォッチをご紹介していきます。
「水泳用スマートウォッチだけ知りたい!」という方は、目次から該当項目までジャンプしてください。
水泳用スマートウォッチを選ぶ際に注意すること
水泳用スマートウォッチを探している方で、特に気をつけたいのは…
- 完全防水、水泳用スマートウォッチ!
- 付けたまま泳ぐことができます!
このような表記のスマートウォッチが散見されます。
ですが実際には、、、
泳法、ストロークどころか、
”距離”すら計測しない。
そのため、間違えて購入してしまわないよう「水泳用スマートウォッチを選ぶ基準」から説明していきます。
水泳用スマートウォッチを選ぶ基準3つ

水泳用スマートウォッチに欠かせない「3つの機能」です。
水泳を計測する「SWOLF」機能
「SWOLF」とは、効率的に泳げているのか?数値化し、評価するために用います。
実際には、次のような計算式です。
25mを泳ぐのに要した時間(秒)+ストローク数の合計
時間はともかく、泳ぎながらストローク数までカウントするのは、なかなか難しいものです。
だからこそ「SWOLF」機能が開発され、水泳用スマートウォッチには欠かせない機能となりました。
水泳の活動を記録するなら、
"SWOLF"
機能搭載したモデルをえらぶ。
覚えておきましょう。
泳ぎを邪魔しない「軽量・コンパクト」
- 水泳で手のかきを邪魔しない大きさ
- 水の抵抗を受けにくい形状
この2つのチェックも大事です。
常時の着用を考えた場合も、軽いに越したことはありませんね。
水泳中の負担を計測
「心拍数」の計測です。
負担が少なく、無理のない泳ぎができているか?
チェックする大事なポイントでもありますね。
水泳用スマートウォッチ【おすすめ3選】

水泳データを数値化してくれるので、達成感ありモチベーションUP!なスマートウォッチをご紹介します。
GARMIN(ガーミン)Garmin Swim 2
水泳機能 |
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サイズ | 縦42 x 横42 x 厚さ11.4 mm |
重さ | 36g |
稼働時間 |
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スイマー用に設計された、水泳特化のスマートウォッチです。
水泳中の心拍数を計測し、距離、ペース、ストローク数、ストローク種類ごとの移動距離を判別して記録します。
また水泳をコーチングする「アドバンススイム機能」が備わっていて、目標タイムの設定からラップタイム計測また、キックや片手スイム、漕ぎの動作など「ドリル練習も計測」してくれます。

そして、記録した水泳データをスマートフォンアプリ「Garmin Connect」に繋げば、日々の水泳データを蓄積し、グラフで見える化してくれるので、自身スイミングの成長を実感できるのが良いですね。
「今より上手く泳ぎたい!」
「もっと上達したい!」
さらなる高みを目指したいスイマーさんの期待を裏切らない、完成度の高い水泳用スマートウォッチです。

Apple Watch Series 7/6/SE/5/4/3/2
水泳機能 | |
サイズ | 縦41 x 横35 x 厚さ10.7 mm |
重さ | 32g |
稼働時間 | 最大18時間 |
Apple Watch Series 2以降のモデルであれば、「スイミングワークアウト」機能が備わっており、水泳データの計測ができます。
泳ぐ前に「スイミングワークアウト 」を開始することで、水滴がタップとして誤認されないように画面をロックし、より正確にSWOLF計測する仕組みですね。
記録した水泳データは、iPhone標準アプリ「フィットネス」に記録されます。

水泳のアクティビティが、直感的に見れるのがいいですね。

HUAWEI(ファーウェイ)Band 7
水泳機能 | |
サイズ | 縦44.35 x 横26 x 厚さ9.99 mm |
重さ | 約16 g(ベルトを含まず) |
稼働時間 | 通常使用で14日間 |
水泳の妨げにならない軽量、コンパクト、そして価格のリーズナブルさも兼ね備えたスマートウォッチです。
水泳中はバンド画面が自動的にロックされ、消費カロリー、ストローク数、速度、平均ストローク速度、ラップ、距離、平均SWOLFの計測を開始します。
水泳の活動記録は、スマートフォンアプリ「Huawei Health(ファーウェイヘルス)」と繋げることで、日々の水泳の活動記録をスマートフォンでチェックできます。
ただし、ドリルといった練習の計測ができないため、キックやスカーリングを練習する場合は、測定を「一時停止」する必要があります。

以上、水泳用スマートウォッチおすすめ3選でした。
次に、次世代型「ウェアラブル端末」ご紹介します。
【ゴーグル型】FORM Smart Swim Goggles【水泳記録】
ARディスプレイ内蔵、水泳用ゴーグルです。
- 水泳中も計測データが見える!
- 距離、ストローク数もきちんと計測
- 専用アプリで水泳の活動記録を分析
水泳版、ドラ○ンボールのスカウターです。
スマートフォンのアプリ「FORMスイム」と連携すれば、水泳の活動記録だけでなくゴーグルの表示をカスタマイズすることも可能です。

スマートウォッチは「接触するとケガをさせる恐れあり」として、着水禁止にしている施設もあります。
ですがゴーグルであれば、腕の接触で相手にケガをさせる心配はありません。

今後、普及が広がりそうですね。
水泳用スマートウォッチを使う注意点
スポーツクラブ、プールで使用する場合の注意点です。
保護バンド着用ルールを確認する
スポーツクラブは、スマートウォッチ接触によるトラブル防止のため、保護バンド着用を義務付けられている施設が多いです。

※スマートウォッチの使用可否は、施設にご確認ください。
泳法、ストローク、距離が正しく計測されない場合
正しく水泳の活動記録を計測できないケースです。
ここに注意
- 水泳中に長い間一時停止しない
- 標準的な泳ぎ方をしていない
- 途中で泳ぎ方を変えている
例えば、「標準的な泳ぎ方」「泳ぎ方を変えている」ですが、バタフライとクロールは腕の動きが似ているため、誤った計測をしてしまうケースがあることです。
「独特な泳ぎ方」であれば、ストロークを正しく識別できないのも納得の理由ですね。
その他、慣性センサーですので「腕を伸ばす」ような行為もストロークとして計測されますので、覚えておいた方がよさそうです。
詳しくはHuaweiのサイトをご参照ください。
まとめ
水泳の距離、泳法、ストローク数も計測できるスマートウォッチを選ぶポイントです。
ポイント
- 水泳の活動記録は「SWOLF」が基準
- 泳ぎを邪魔しない軽量・コンパクト
- 水泳中の体への負担も見える化
スマートウォッチなど、「水泳に対応した防水」と表記された商品が散見されます。
ですが、
泳いだ距離・泳法・ストローク数、
計測できるスマートウォッチは、
決して多くありません。
間違えて購入しないようにしましょう。
また慣性センサーでシステム的に泳法、ストロークを計測しているため、泳ぎ方次第では水泳データが正しく記録できない場合もあります。
ITガジェットによる水泳データの計測は、一長一短な部分も考慮したいですね。
それでは、快適なスイミングライフを。