新型コロナウイルスの感染拡大により、文部省が推進する1人1台の学習者用PCを持つ時代「GIGAスクール構想」が前倒しで展開されています。
子供が「GIGA端末」持たされるらしいけど、
自宅で気をつけること、必要なものは?
IT詳しくないから、誰か教えてほしい…
お子さんの健康面に対する配慮が必要ですよね。
そこで本記事で、「GIGA端末を使う上での配慮」と、その対策方法について、文部科学省のガイドラインに沿った形で解説していきます。
GIGA端末を使うお子さんの「健康面の配慮」とは?
PCを使う仕事をされた方なら、誰もが経験されているであろうこと「健康面に影響すること3つ」です。
1.GIGA端末を使う姿勢「距離」を調節する必要性
目と端末の画面との距離を 30cm 以上離すようにすること。
(目と画面の距離は長ければ長い方がよい)
文部科学省ガイドライン「ICTの活用に当たっての児童生徒の目の健康などに関する配慮事項」より抜粋
「ストレートネック」という言葉をご存知でしょうか?ゲームやスマホのやりすぎ、うつむいた状態で「スマホ首」になってしまうことを指します。
ノートPCも同様で、目線よりややうつむいた姿勢で使うことが多いでしょう。
こうなると「スマホ首」の姿勢を誘引し、子供の頃から姿勢が悪くなり、「肩こり、腰痛」だけでなく「頭痛」にまで発展してしまう、このような健康被害は社会人も共通で、通院している方もいるくらいです。
姿勢の負担を減らすなら、「高さ・角度」を調節できるノートPC用スタンドが手っ取り早いですね。
PCスタンドを選ぶポイント
- 台座の固定は不要、置くだけタイプ
- 持ち運びラクラク
- 子供の力で角度や高さを調節できる
スタンドは台座を固定するなども不要、そのまま机の上に置くだけタイプです。
また、お子さんの力で「高さ、画面の角度を調整できる」ということも、選ぶ基準にしてみてください。
2.GIGA端末の画面「光」から目を保護する必要性
長時間にわたって継続して画面を見ないよう、30 分に1回は、20 秒以上、画面から目を離して、遠くを見るなどして目を休めること
部屋の明るさに合わせて、端末の画面の明るさを調整すること
文部科学省ガイドライン「ICTの活用に当たっての児童生徒の目の健康などに関する配慮事項」より抜粋
PCが発する光の問題について、同省ガイドライン以下を引用します。
睡眠前に強い光を浴びると、入眠作用があるホルモン「メラトニン」の分泌が阻害され寝つきが悪くなることから、就寝1時間前からは ICT 機器の利用を控えるようにすること。
端末を使っている最中に明るさ(輝度)を適宜で調節するなど、仕事をしている身でも難しいものです。
PCの光を遮断、低減させるには「スクリーンフィルタ」をPC画面に着けることが最適な方法でしょう。
PCスクリーン選ぶポイント
- PC画面が発する光「ブルーライトカット」する
- 子供でも脱着が容易にできる
- 画面サイズに合うフィルタを選ぶ
※PCスクリーンフィルタは「インチサイズ」表記で販売しています。
必ず、GIGA端末の画面サイズを確認してからスクリーンフィルタを購入するようにしましょう。
3. GIGA端末を家で使うなら「音声イヤホン」も注意
文部科学省のガイドラインには記載がありませんが、生活音が授業の妨げにならないよう「 ヘッドホンやイヤホンの着用」促されることもあるでしょう。
ヘッドホン、またはイヤホンを長時間使うことによる、耳の負担への配慮も必要です。
- 耳が聞こえにくくなる「難聴」リスク
- イヤホンから外耳炎(外耳道炎)へ発展するリスク
耳への接触をやわらげ、難聴予防するには骨伝導タイプのイヤホンを使うことを推奨します。
音声デバイスを選ぶポイント
- 耳の負担が少ないつくりであること
- 脱着が簡単にできる
- 耳への接触が少ない
骨伝導で難聴のリスクはずっと低くなりますが、
「音量設定は控えめに」
「長時間の使用も控える」
ときどき耳も休めるよう、子供へ教えてあげましょう。
まとめ
お子さんがGIGA端末を使う上で必要な「3つの配慮・ルール」でした。
- 1.画面との「距離」を調節する
- 2.画面が発する「光」から保護する
- 3.音声に対する配慮も忘れずに
文部省のガイドラインに沿った、
「30分に一回、目を休ませる」
「PCを連続して長時間使わない」
ご家庭内でも「なぜ?どうして?」お子さんが理解できる言葉で、きちんと教えてあげることが大事ですね。