iPhone「プライベートリレー」がオフにできない?理由と対処法

2021年12月5日

iOS15からの新機能「プライベートリレー」の影響で次のようなトラブルが相次いでいます。

プライベートリレーの問題

  • ギガ放題なのに課金が発生する
  • Web安心サービスで閲覧制限できない
  • アクセス制限したサイトに繋がらない
  • 通信エラーでアプリが起動しない

結論としては、「iPhoneでプライベートリレー機能を停止」すれば、未然にトラブルを防ぐことができます。

ですが巷では、「プライベートリレーがオフにできないんだけど…」このような口コミが散見されます。

そこで本記事では、なぜプライベートリレー「オフにできない」口コミがあるのか?その理由および、プライベートリレーを停止する方法について説明していきます。

プライベートリレーがオフにできない理由とは?

プライベートリレーは、iOS15以降のバージョンから有料のiCloudサービス「iCloud+」に追加された新しい機能です。

つまり、iCloudを有料で使っていなければ無視してOKです。

プライベートリレー「オン・オフ」確認する方法

  • iPhone「設定」を開く
  • 自身のApple IDをタップ
  • 「iCloud」を選択
  • 「プライベートリレー」を選択

表示される「プライベートリレー(ベータ版):オフ」にすればOKです。

画像元:楽天モバイル

”「プライベートリレー」はiCloud+に含まれています。”画面が表示される方は、有料の「iCloud+」サービスを利用していません。

有料iCloud+を使っていない場合の表示

プライベートリレー起因の「勝手に課金される」問題は発生しませんので、画面右上のバツ(×)タップして終了してください。

次に、デジタル苦手な方向け「プライベートリレーって何?」わかりやすく説明していきます。

プライベートリレーとは?仕組み

プライベートリレーは、インターネット上を追跡するプログラム(トラッカー)から、あなたのプライバシー情報を隠してくれるiCloud+の機能です。

ちょっと難しいので、以下例えてみます。

例えば、超有名な芸能人の方が「サングラス」「マスク」程度の変装で出歩いているとします。

すると、ファンに囲まれ、家についてきたりで、プライバシーが侵害されてしまいますよね。

そこで、「プライベートリレー」という、窓にスモークを貼った車の出番です。

ファンに出待ちされていようが、スモークのおかげで車に乗っている人は見分けられません。

つまり、プライバシーが保護されることになります。

なぜ、プライベートリレーのトラブルが多いの?

なぜ、プライベートリレーのトラブルが多いかというと、

プライバシー

”過保護(かほご)”

だからです。

つまり、「親バカ」ですね。

背景には、あなたがiPhone(iOS)を使う上で、「どのようなルートで・どのようなサービスにアクセスしているのか?」傾向から、趣味・嗜好性といったどストライクな好みを、AI技術で分析されている事実があります。

最たる例としては、「Googleアナリティクス」という、Googleの追跡プログラムですね。

関連記事
Safariプライバシーレポートとは?トラッカーの危険性わかりやすく解説

続きを見る

どのサービスも使っている「トラッキング」という技術であり、「タダでサービスを提供しているわけではない」典型です。

そしてApple社は、どストライクを解析されている事実について、「気持ち悪っ!」嫌悪感を示される方がいらっしゃること、知っています。

だからこそ、プライバシー秘匿の機能を強化する「プライベートリレー」が開発されたんですね。

因みにプライベートリレー機能は、2021年9月リリース~2022年3月現在も「ベータ版」、つまり”お試しの機能”となっています。

注:iCloud プライベートリレーは、国や地域によっては利用できません。また、現時点では iOS 15 および iPadOS 15 のベータ版の機能です。

Apple公式情報

まとめ

iOS 15からの新機能「プライベートリレー」オフにできないと口コミが多い理由から、なぜトラブルになってしまうのか?解説してきました。

Apple社による、あなたのプライバシーを隠すための「親バカが過ぎる」、このような理解でOKでしょう。

プライベートリレー機能はまだ「ベータ版」です。今後のブラッシュアップに期待したいところですね。

  • この記事を書いた人

どうなの

ITの「わかりにくい」をズバり!わかりやすく。
デジタルを便利に&安全に使うノウハウ発信中🚀
中の人は、情報セキュリティ資格を有するITのプロです。

-iPhone, セキュリティ