「iPhoneの充電器が熱い!」
「どのような場合が危険?」
「どう対処すればいいの?」
Phoneのバッテリー負担を軽減するための、iPhone充電器まわりのチェックおよびメンテナンス方法について、企業でITを管理するプロが5つの観点で解説していきます。
1. iPhoneは充電中に使わない
iPhoneが使われるということは、常に電気を消費し充電を繰り返しているため、熱を帯びる状態をつくりだしている状態です。
充電器だけでなく、iPhoneのバッテリーにも影響しますよ。
iPhoneのバッテリーは、フル充電サイクルを500回繰り返した時に、本来の容量の最大80%を維持できるように設計されています。
Apple公式サイトより引用
iPhoneだけでなく、充電器も消耗させないような使い方が望ましいですね。
2. iPhoneを充電する「場所」に注意する
充電中、周辺温度を上昇させた検証動画です。50℃以上で内部のパーツが溶けてしまうとか。
下記、避けるべき充電場所です。
- 直射日光
- 密封された空間
Appleが推奨する保管場所の温度です。
デバイスは -20º ~ 45℃ の場所に保管してください。
Apple公式サイト
3. 品質を示していないメーカー品は買わない
100円均一など、どこで・どのように作られたかわからない充電器を使っていませんか?
商品の品質が保証されていないと、予期せぬiPhone故障を引き起こしてしまうかもしれませんよ。
iPhoneとの互換性を示す、MFi認証(Made for iPod/iPhone/iPad の略)チェックするようにしましょう。
アダプター側は、「PSE」という技術基準に適合しているものが安心です。
iPhone 8以降の機種をお使いであれば、「おくだけで充電」してくれるQi認証タイプの充電器もおすすめです。
4. 充電器コンセントのホコリからの発火対策
コンセントまわりのホコリから発火する「トラッキング」という現象です。
「トラッキング」対策
- 使っていないコンセントを抜く
- こまめに清掃する
お使いの電源タップ、老朽化していませんか?
最近の電源タップでは「ほこり防止」機能が備わった、安心設計タイプが主流です。
5. 周辺機器の故障にも注意する
充電器まわりで、次のような異変を感じたら要注意です。
- 異音、変な音がする
- 異臭、くさい
異音、すなわち「コイル鳴き」と呼ばれる現象ですね。充電中に「キーン」や「ピー」といった音がなるようでしたら、音のもとを辿ってみましょう。
また上述「トラッキング・発火」の前兆として、焦げ臭いだけでなく、充電器まわりだけ「臭いが違う」このような異変も危険ですね。
一般的に電源タップは「3~5年が寿命」とされていますので、買い替え検討をおすすめします。
電源タップの買い替え候補としても、「ホコリ除け」「トラッキング防止」の工夫があるといいですね。
まとめ
iPhoneの充電器が熱い場合の5つのチェック観点、対処法でした。
- 充電中にiPhoneを使わない
- 充電場所が高温にならないよう注意
- 粗悪な充電器は使わない
- 充電器まわりのホコリを掃除する
- 充電器が故障していないかチェックする
iPhoneの寿命を縮めないよう、充電器まわりのメンテナンスも大事です。
安価な粗悪品を買うより、多少割高でも「品質規格を示している、実績あるメーカー品」購入した方が、iPhoneのバッテリー的には安心&安全だったりしますよ。