スマホのショートメッセージ(以下「SMS」)を使った、国税庁からの「重要なお知らせ」を騙るフィッシング詐欺が横行しています。
この記事では、「国税庁からSMSが届いたら?」また「SMSのリンクを開いてしまったら?」対処法について、情報セキュリティ資格を有するIT管理プロがわかりやすく解説します。
国税庁からのSMSが届いたら?
SMSは無視してください。「重要なお知らせ」に限らず、国税庁はSMSでメッセージを送ってきません。
また、間違ってSMS本文のリンクを開いてしまわないよう、届いたSMSを削除するようにしましょう。
SMS本文のリンクを開いてしまったら?
"入力"の操作を行わず、ブラウザーのタブを閉じてください。
詐欺サイトには、"なにも入力しない" ことがポイントです。

詐欺サイトにアクセスしたくらいでは、個人情報は収集されず、支払いも発生しません。落ち着いて対処しましょう。
フィッシング詐欺を防ぐ対策として

- SMSの送信元を確認
- Webのアドレスを確認
- ネットで詐欺を調べる
とか言うけど、
どれも「現実的」じゃない…
IT管理プロは、
「コンテンツブロック」
アプリで対策していますよ

下図ご参考まで、フィッシングサイトへのアクセスを試みた結果です。
ちょっと専門的な話になりますが、アクセスしようとしているWebサイトのドメインの信頼性が低いため、ブロックしている様子が伺えます。
つまり、人の目をかいくぐる行為をアプリが肩代わりしてくれている事実から、「不用意にリンクを開くのは危険!」と、自らにデジタルの危険性を意識づけることができれば、フィッシング詐欺は防げます。
コンテンツブロックアプリはあくまで対策のひとつです。フィッシング詐欺を100%防ぐことを保証するものではありません。
さいごに:フィッシング対策はデジタルでカバーする
国税庁からのSMSは【詐欺確定】です。
間違って本文リンクを開いてしまったとしても、以降の入力をせずブラウザーのタブを閉じればOKです。
デジタル苦手な方であれば、コンテンツをブロックしてくれるアプリでフィッシング詐欺を防ぐ方法が効果的でしょう。
ただしコンテンツブロックアプリは、あくまでフィッシング対策の手段のひとつでしかありません。
アプリに任せきりではなく、不用意にWebサイトへ促すリンクを開かないよう、十分に気をつけましょう。
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