Teams「ログイン情報が残る」削除する方法をIT管理プロが解説

2023年12月16日

Teamsに追加した、サインイン(ログイン)情報を削除する方法です。

試してダメだったこと

結論として、Microsoftの資格情報をPCから削除することで、Teamsアプリに追加したアカウント情報が削除できましたので、以下解説していきます。

以降の手順は自己責任で行ってください。実施したことで不具合が生じたとしても、当サイトは責任を負いかねますので、あらかじめご了承ください。

Teamsサインイン情報の削除を試みる影響として

  • Microsoft関連の再サインインが必要
  • Teamsの設定が初期化される

使用中のファイルやデータ、Teamsのチャットなどは消えませんが、Microsoft関連の資格情報を消してしまうため、再サインインが必要になります。

再サインインが必要になるもの

  • Office関連(インストールしている場合)
  • Microsoft Edgeブラウザー
  • OneDrive、OneNoteなど、

以降の手順を進める前に、Microsoftのサインイン情報(特にパスワード)を準備しておくことをおすすめします。

Teamsサインイン情報の削除を試みる6ステップ

Teamsアプリに残っている、アカウント情報の削除を試みる6ステップです。

1. Teamsアプリの自動起動をオフにする

Teamsの[設定]>[一般]から、以下設定をオフにします。

  • アプリケーションの自動起動
  • 閉じる時に、アプリケーションを実行中のままにする

設定したら、Teamsアプリから[サインアウト]して、Teamsアプリを終了します。

2. PCを再起動する

PCを再起動して、ログオンします。

3. Microsoftの資格情報を削除する

ファイル名を指定して実行(Windowsキー+R)を開きます。

「名前」に以下を貼り付けて、[OK]をクリックします。

%LOCALAPPDATA%\Microsoft\IdentityCache

開いたフォルダーの中にあるフォルダー、ファイル "すべて削除" を試みます。

※削除できないフォルダー、ファイルはスキップしてOKです。

上記の要領で、以下3つのフォルダーの中にある全アイテムの削除も試みます。

%LOCALAPPDATA%\Packages\Microsoft.AAD.BrokerPlugin_cw5n1h2txyewy
%LOCALAPPDATA%\Microsoft\OneAuth\accounts
%LOCALAPPDATA%\Packages\MSTeams_8wekyb3d8bbwe

4. PCを再起動する

再度PCを再起動して、ログオンします。

5. Teamsアプリを起動する

Teamsアプリを起動して、追加したアカウント情報が消えていることを確認します。

6. Microsoft関連アプリを起動する

Office関連、Microsoft Edgeブラウザー、OneDriveといった、PCで使用しているMicrosoftアプリを開き、再サインインします。

PCに不具合が発生していないか?ひと通り動作確認すれば完了です。

Teamsサインイン情報が残るのは「新しいTeams」の影響

Teamsアプリにサインイン情報が残ってしまう事象ですが、Teamsアプリが新しくなったことが要因として考えられます。

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