Teams「既にサインインしています」でサインインできない場合の対処法

2021年5月24日

Teams「既にサインインしています。」表示され、サインインできない場合の対処方について記載しています。

Teamsサインイン「既にサインインしています」エラー

遭遇するケースとしては、次のタイミングが多いですね。

  • 同じPCで複数Teamsアカウントを使っている
  • 他の方からTeamsに招待された

初回Teamsサインインまた、別のMicrosoftアカウントでTeamsサインインを繰り返すと発生します。

Teamsサインインできない理由を見つける

サインインできない理由は、「Teamsを使うサインイン情報を間違えて記録してしまったため」です。

そして実際の対処法は、Teamsを使う方法により異なります。

  • ウェブから使用する「Teams Web」の場合
  • PCインストール「Teamsデスクトップアプリ」の場合

まずは修正するポイントを明確にするため、トラブル要因を切り分けていきます。

Teams Webでサインインできない問題2つの切り分け手順

Teams Webでサインインできない問題の切り分け方法です。

1.ブラウザーの「シークレットモード」でTeamsサインインを試みる

ブラウザーの「シークレットモード」でTeamsにサインインできないか、確認してみます。

「シークレットモード」はブラウザーにより名称が異なりますので、下記一覧を参考にしてみてください。

ブラウザー名称
Google Chromeシークレットモードもしくはシークレットウィンドウ
Microsoft EdgeInPrivate ブラウズ
Safariプライベートブラウズ
Firefoxプライベートブラウジング

ブラウザーの画面で次のショートカットキーを入力すると、シークレットブラウザーが起動します。

  • Windows、Linux、Chrome OS の場合:「Ctrl+Shift+N」キー
  • Mac OSの場合:「⌘+Shift+N」キー

2.別のブラウザーでTeamsサインインを試みる

Teamsにサインインできないブラウザー以外で試してみます。

例えば、Google Chromeでサインインできない場合、Microsoft EdgeやFirefoxでも同様にサインインできないかを確認してみましょう。

Teams Webでサインインできない2つの対処法

  1. Teamsサイトを「信頼済み」としてブラウザーに覚えさせる
  2. 間違ったTeamsサインイン履歴をクリアする

1.ブラウザーの「Cookieとサイトのアクセス許可」を設定する

お使いのブラウザーで、Teamsに関連するサイトを「信頼済み」にします。

詳しくはリンク先手順をご参照ください。

Microsoft Teams が Edge、Internet Explorer、または Google Chrome のログイン ループでスタックする

2.ブラウザーのキャッシュをクリアする

一部ブラウザーでTeamsサインインできない場合、対象ブラウザーで次の情報をクリアしてみましょう。

  • ブラウザー閲覧履歴
  • Cookie

【未解決】Teams Webでサインインできない事例2つ紹介

MSコミュニティでも解決しておらず、対処法は不明です。

筆者が以下の問題切り分けした限り、起因はTeamsプラットフォーム側にあると言えるでしょう。

  • シークレットモードで確認
  • ブラウザーのキャッシュクリア
  • 2ブラウザーで試行(Edge、chrome)
  • Microsoft資格情報マネージャ削除
  • Windows OS以外、Chrome bookやMac OSでも発生している事象

「AADSTS165000」エラーでログインできない

AADSTS165000: Invalid Request: The user session context is missing. One or more of the user context values (cookies; form fields; headers) were not supplied, every request must include these values and maintain them across a complete single user flow. The request did not return all of the form fields. Failure Reasons:[Missing session context cookie;Token is invalid;]

Webアプリを開くには、ブラウザーの設定を変更して、サードパーティのCookieを許可するか、特定の信頼されたドメインを許可してください。」エラー

2021年9月現在、解決方法が見つかっていません。

Teams デスクトップアプリの対処法

Teamsデスクトップアプリ版の対処法は、Windows OSを前提としています。

Teamsデスクトップアプリ設定を削除し初期化

Teams設定ファイルの不良により、サインインを妨げている可能性があります。

そのため、Teams設定ファイルを削除し再設定する方法です。

※Teamsで使っているデータは削除されないのでご安心ください。

手順

1.Teamsデスクトップアプリを終了する

 ※タスクバーの通知領域に残らないよう終了

2.下記を キーボードの「Ctrl+C」キーを押しコピーする

%AppData%\Microsoft

3.Windowsボタンを押し、「Ctrl+V」キーで貼りつけ[Enter]キーを押す

4.「Microsoft」フォルダー内「Teams」フォルダー名を「old_Teams」へ変更する

5.Teamsデスクトップアプリを起動し、サインインできるか確認

6.サインインできたら、上記4「old_Teams」フォルダーを削除

「Windows資格情報マネージャー」を削除する

Windows OSレベルで保持しているTeams認証情報をクリアする手順です。

再アクセス時に素早く使えるよう、認証情報を保持してることが裏目に出ているケースです。

手順

1.Windowsボタンを押し「資格情報マネージャー」と入力[開く]をクリック

Windows資格情報マネージャー
Windowsボタン押下から、いきなり「資格情報マネージャー」とタイピングしてOK

2.「資格情報の管理」→※念のため「資格情報のバックアップ」する

3.「汎用資格情報」から該当する資格情報あれば削除する

  • MicrosoftAccout:user=あなたのMicrosoftアカウント名
  • virtualapp/didlogical
  • SSO_POP_Device
  • SSO_POP_User:user=あなたのMicrosoftアカウント名

4.Teamsデスクトップアプリを起動し、サインインできるか確認

※注意:Windows資格情報を削除すると、OneDriveなど別のMicrosoftアカウントの再認証が必要になります。

まとめ

Teamsにサインインできない場合の対処法でした。

「Teams Web」の場合

  • シークレットモードで試す
  • 別ブラウザーで試す
  • Teamsサイトを「信頼済みサイト」として設定
  • ブラウザーの履歴削除

「Teams デスクトップ」の場合

  • Teamsアプリ設定ファイルの初期化
  • Windows資格情報を削除
  • この記事を書いた人

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