共有相手のOSやアプリ問わず、
パスワードを安全に共有する方法を知りたい
パスワード管理アプリ「1Password」は、共有相手のOSやアプリなど環境に左右されず、安全にパスワードを共有することができます。
本記事では、1Passwordの「共有」機能を使った、パスワードを安全に共有する方法について、情報セキュリティ資格を有するIT管理プロが解説していきます。
1Password「共有」機能とは?
1Passwordに保存した、「共有」設定したパスワードのみへアクセスを許可する機能です。

共有相手は、ブラウザから第三者が覗き見ることができない「セキュア通信」でパスワード情報にアクセスするため、「1Passwordを使ってなくてもOK!」です。
また別途、「プライベートリンク」という機能もありますが、こちらは「自分のみがアクセスできるプライベートリンク」ですので、間違えないようにしましょう。
-
【1Password】iPhoneリマインダーとつなげる便利な使い方
続きを見る
1Password「共有」機能の使い方
では実際に、パスワードを共有する手順について説明していきます。

1. 共有リンクの有効期限を設定する
共有リンクにアクセスできる期間です。
- 1時間
- 1日
- 7日
- 14日
- 30日
期間の制限なしは設定できません。
2. 共有リンクの利用者を設定する
共有リンクの利用者を次の何れから選択、設定します。
- リンクを知っている誰でも
- 一部のユーザーのみ
「一部のユーザーのみ」は、共有リンクにアクセスする相手を「メールアドレスで指定」することができます。
3. 共有リンクへのアクセス数を設定する
共有リンクにアクセスする回数、「一回のみ」または「アクセス回数制限なし」いずれかの設定ができます。
4. 共有リンクを取得
共有設定が完了したら、「共有リンクを取得」を押して共有する方法を選択します。
メールやLINEといったアプリを選択し、共有先へ送信すれば完了です。
次に、共有リンクを送った相手「共有先」の手順です。
1Password共有リンクのアクセス手順
1Password「共有」リンクからアクセスする手順です。
「リンクを知っている誰でも」のアクセス手順
ブラウザが起動して、誰でもパスワードを確認することができます。

表示は英語ですが、英語が苦手な方でも読み取れるレベルですね。
「一部のユーザーのみ」のアクセス手順
共有された側の手順、メールアドレスを確認してアクセスする方法です。
リンクを押すとブラウザが開くので、、、
- メールアドレスを入力
- 認証コードをメール受信
- メールの認証コードを入力
英語が苦手な方は、下図を参考にアクセスしてみてください。

1Password「共有」を確認する手順
共有する相手側に立ち、1Password「共有」へのアクセス手順、画面表示を確認したい場合は、ブラウザを「シークレットモード」にしてください。
Safariだと「プライベートブラウス」と呼ばれています。
ブラウザによって手順が異なりますので、詳しくはお使いのブラウザのヘルプをご参照ください。
1Password共有リンクの解除手順
間違えて共有を設定してしまった場合、次の手順で解除することができます。
- ブラウザから1Passwordにサインイン
- 「個人」の保管庫を開く
- 共有したパスワード「共有履歴を表示」
- 共有パスワード横の「-(マイナス)」を押す
- 「共有の解除」する
因みにiPhoneでは、画面を横にしないと共有解除することは困難でしょう(表示画面がスマホ非対応なため)。

1Password「共有」の安全性
共有したパスワード以外の情報は、共有相手でも知ることはできないので安心です。
仮に、第三者が「一部のユーザーのみ」または「期限切れ」の共有リンクを知ったとしても、共有リンク先の情報にはアクセスできません。
1Passowrd安心して使うことができますね。
1Password「共有」機能を使う注意点
「リンクを知っている誰でも」の使い方に注意しましょう。
文字通り、誰でもアクセスできるリンクです。
TwitterやInstagramなど、不特定多数がアクセスするような場所には送信しないことを推奨します。
さいごに
1Password「共有」機能を使った、安全にパスワードを共有する方法でした。
1Passwordは、Webサイトのログイン情報を管理し、再訪問時に自動で入力してくれるアプリです。
パスワード以外、クレジットカードなどの金融機関の情報、誰にも知られたくない秘密のメモも管理できます。
あのApple社は、全従業員へ1Passwordを提供したという有名な話もあるくらい、世界的な認知度&信頼性が高いパスワード管理アプリです。