共有相手のOSやアプリ問わず、
パスワードを安全に共有する方法を知りたい
パスワード管理アプリ「1Password」は、共有相手のOSやアプリなど環境に左右されず、安全にパスワードを共有することができます。
本記事では、1Passwordの「共有」機能を使った、パスワードを安全に共有する方法について、IT管理プロである筆者が解説していきます。
1Password「共有」機能とは?
1Passwordに保存した、指定したパスワードのみにアクセスできる共有リンクを発行する機能です。

共有相手は、ブラウザーから第三者が覗き見ることができない「セキュア通信」でパスワード情報にアクセスするため、「1Passwordを使ってなくてもOK!」です。
また別途、「Copy Private Link」という機能もありますが、こちらは「自分のみがアクセスできるプライベートリンク」ですので、間違えないようにしましょう。
1Password「共有」機能の使い方
では実際に、パスワードを共有する手順について説明していきます。

リンク有効期限
共有リンクにアクセスできる期間です。
- 1時間
- 1日
- 7日
- 14日
- 30日
無期限アクセスは設定できません。
利用可能
共有リンクの利用者を次の何れから選択、設定します。
- リンクを知っている誰でも
- 一部のユーザーのみ
「一部のユーザーのみ」は、共有リンクにアクセスする相手を「メールアドレスで指定」することができます。
一回のみ閲覧できます
共有リンクにアクセスする回数を「一回のみ」に制限できます。
共有リンクを取得
共有設定が完了したら、「共有リンクを取得」を押して共有する方法を選択します。
メールやLINEといったアプリを選択し、共有先へ送信すれば完了です。
次に、共有リンクを送った相手「共有先」の手順です。
1Password「共有リンク」アクセス方法
受け取った共有リンクのURLを押した後の手順です。
「リンクを知っている誰でも」のアクセス手順
共有方法「リンクを知っている誰でも」の場合だと、ブラウザーに共有したパスワードが表示されます。

英語表記ですが、読み取れるレベルですね。
「一部のユーザーのみ」のアクセス手順
共有された側の手順、メールアドレスを確認してアクセスする方法です。
リンクを押すとブラウザーが開くので、、、
- メールアドレスを入力
- 認証コードをメール受信
- メールの認証コードを入力
表記が英語なので、下図を参考にアクセスしてみてください。

1Password「共有」動作テスト方法
1Passwordの共有がどのように動作するか?
ブラウザーを「シークレットモード」にすると、共有相手の手順を確認することができますね。
Safariだと「プライベートブラウス」と呼ばれています。
ブラウザーによって手順が異なりますので、詳しくはお使いのブラウザーのヘルプをご参照ください。
1Password「共有」解除する
間違えて共有を設定してしまった場合、次の手順で解除することができます。
- ブラウザーから1Passwordにサインイン
- 「個人」の保管庫を開く
- 共有したパスワード「共有履歴を表示」
- 共有パスワード横の「-(マイナス)」を押す
- 「共有の解除」する
因みにiPhoneでは、画面を横にしないと共有解除することは困難でしょう(画面が非スマホ対応なため)。

1Password「共有」の安全性
共有されない情報
- 1Passwordユーザー名
- 1Password契約者の情報
- その他、登録パスワードアクセス
つまり、共有されたパスワード以外の情報をのぞき見ることはできません。
また、第三者に「一部のユーザーのみ」または「期限切れ」の共有リンクが知られてしまっても、共有したパスワードにはアクセスできませんので、安心して使うことができますね。
1Password「共有」機能を使う注意点
「リンクを知っている誰でも」の使い方に注意しましょう。
文字通り、誰でもアクセスできるリンクですので、TwitterやInstagramといった、不特定多数がアクセスするような場所に送信しないことを推奨します。
さいごに
1Password「共有」機能を使った、安全にパスワードを共有する方法でした。
1Passwordは、Webサイトのログイン情報を管理し、再訪問時に自動で入力してくれるアプリです。
パスワード以外、クレジットカードなどの金融機関の情報、誰にも知られたくない秘密のメモも管理できます。
あのApple社は、全従業員へ1Passwordを提供したという有名な話もあるくらい、世界的な認知度&信頼性が高いパスワード管理アプリです。