「iPhoneの充電器が熱い!」
「どのような場合が危険?」
「どう対処すればいいの?」
企業でIT管理を担うこと15年プロが、あなたのiPhoneの負担を軽減する「充電器ノウハウ」について、5つの観点で解説していきます。
充電中にiPhoneを使わない
iPhoneが使われるということは、常に電気を消費し充電を繰り返しているため「熱を帯びる状態をつくりだしている」といえますね。
充電器だけでなく、iPhoneのバッテリーにも影響しますよ。
iPhoneのバッテリーは、フル充電サイクルを500回繰り返した時に、本来の容量の最大80%を維持できるように設計されています。
Apple公式サイトより引用
iPhoneだけでなく、充電器も消耗させないような使い方が望ましいですね。
充電する場所、熱がこもらないよう注意
充電中、周辺温度を上昇させた検証動画です。50℃以上で内部のパーツが溶けてしまうとか。
下記、避けるべき充電場所です。
- 直射日光
- 密封された空間
Appleが推奨する保管場所の温度です。
デバイスは -20º ~ 45℃ の場所に保管してください。
Apple公式サイト
製造元が不明な充電器は要注意!
100円均一など、どこで・どのように作られたかわからない充電器を使っていませんか?
商品品質が保証されていないと、予期せぬiPhone故障を引き起こしてしまうかもしれませんよ。

iPhoneとの互換性を示す、
MFi認証(Made for iPod/iPhone/iPad の略)
確認するようにしましょう。
iPhone互換性のある充電器といえば、実績のある「Anker」でしょう。

アダプター側は、「PSE」という技術基準に適合しているものが安心です。

iPhone 8以降をお使いであれば、「おくだけで充電」してくれるQi認証タイプの充電器もおすすめです。

充電器コンセントのホコリからの発火対策
コンセントまわりのホコリから発火する「トラッキング」という現象です。
「トラッキング」対策
- 使っていないコンセントを抜く
- こまめに清掃する
お使いの電源タップ、老朽化していませんか?
最近の電源タップでは「ほこり防止」機能が備わった、安心設計タイプが主流です。

充電器の周辺機器類「故障していない?」
充電器まわりで、次のような異変を感じるようでしたら要注意ですよ。
- 異音、変な音がする
- 異臭、くさい
異音、すなわち「コイル鳴き」と呼ばれる現象ですね。充電中に「キーン」や「ピー」といった音がなるようでしたら、音のもとを辿ってみましょう。
また上述「トラッキング・発火」の前兆として、焦げ臭いだけでなく、充電器まわりだけ「臭いが違う」このような異変も危険ですね。
一般的に電源タップは「3~5年が寿命」とされていますので、買い替え検討をおすすめします。
電源タップの買い替え候補としても、「ホコリ除け」「トラッキング防止」の工夫があるといいですね。
まとめ
iPhoneの充電器が熱い場合の5つのチェック観点、対処法でした。
iPhoneの寿命を縮めないよう、充電器まわりのメンテナンスも大事です。
低い品質、粗悪な充電器を買うより、
「品質規格を示している、実績あるメーカー品」
長い目でみた場合、割安だったりしますよ。