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子どもが使うiPhoneスクリーンタイムの抜け道・解除の裏ワザ7選と対策

2025年4月21日

この記事では、子どもがiPhoneのスクリーンタイム制限を“抜け道”や“裏ワザ”で回避している実例と、スクリーンタイム解除の方法を紹介します。

また、親ができる対策・対処法もわかりやすくまとめています。

スクリーンタイムで制限したはずなのに、子どもがまだiPhoneを使っている…どうして?

そんな疑問やモヤモヤを感じている方は、ぜひこの記事を参考にしてみてください。

この記事がおすすめな方

  • 子どもにiPhoneを持たせていて、使いすぎが気になっている
  • スクリーンタイムの制限が、なぜか効いていないと感じる
  • iPhoneの設定にあまり詳しくないけれど、できることは対策したい

スクリーンタイムの抜け道・解除の裏ワザとは?

実際の口コミをもとに、「子どもが試しているかもしれない?」親が知っておくべきスクリーンタイムの抜け道を7つご紹介します。

  • YouTubeを視聴している
  • アプリを再インストールしている
  • 日付を変更している
  • 制限解除のパスコードを知っている
  • ファミリー共有を解除している
  • iPhoneを初期化している
  • PCを使って制限変更している

以下順に解説していきます。

①YouTube動画を視聴する

「YouTube」アプリを入れてないのに、YouTubeの動画を見ている…

「Safari」や「LINE」アプリからも、YouTubeの動画を見ることができてしまいます

YouTube専用のアプリを入れなくても、YouTubeは動画を見ることができてしまいます。

【対策】

YouTubeサイトへのアクセスを制限すればOKです。

iPhone設定手順

  1. [設定]>子どもの[スクリーンタイム]
  2. [コンテンツとプライバシーの制限]
  3. [App Store、メディア、Web、およびゲーム]>[Webコンテンツ]>[成人向けWebサイトを制限]
  4. [常に許可しない]Webサイトに以下を追加する
youtube.com
m.youtube.com

なお「TikTok」も同じ抜け道があり、別記事でわかりやすく解説しています。

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子供のLINE「YouTube、TikTokを制限する」2つの方法

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②アプリ再インストールによる制限のリセット

時間で制限したアプリ、ずっと使ってる…

アプリを"再インストール"しているのかもしれません

iPhoneからアプリを一度削除し、再インストールすると、使用時間をリセットできてしまうケースがあります。

【対策】

以下いずれかの方法があります。

  • ①アプリの削除、インストールを制限する
  • ②アプリインストールは「親が承認する」

iPhone設定手順

①アプリの削除やインストールを制限する

  1. [設定]>子どもの[スクリーンタイム]
  2. [コンテンツとプライバシーの制限]をオン
  3. [iTunesおよびApp Storeでの購入]>
    • 「Appの削除」→ 許可しない
    • 「Appのインストール」→ 許可しない

②アプリインストールは親が承認する

  1. [設定]>[ファミリー]>[子どものApple Account]
  2. [承認と購入のリクエスト]を "オン" にする

ちなみにわが家は②を設定し、子どもがアプリを入れようとすると、親のiPhoneに「許可/却下しますか?」といった通知が届くようにしています。

③日付変更によるリセット

21時でiPhoneを使えないはずなのに、まだ使ってる…なんで?

iPhoneの「日付と時刻」を変えて、時間制限をリセットしているのかもしれません

未来の日付にずらすことで、使用時間の制限を回避できてしまうケースがあります。スクリーンタイムの仕組みを知った手口ですね。

【対策】

iPhoneの「日付と時刻」を“自動設定”にしておき、この設定を変更されないようロックすればOKです。

iPhone設定手順

  1. [設定]>[一般]>[日付と時刻]
  2. [自動設定]をオン
  3. [設定]>[スクリーンタイム]へ戻る
  4. [スクリーンタイム設定をロック]をタップして、4桁のパスコードを設定

今後、スクリーンタイムの設定を変えるには4桁のパスコードが必要になるので、忘れないように管理します。

④スクリーンタイムのパスコードがバレている

スクリーンタイムの設定が変わってる?なぜ?

推察されやすいパスワードだったり、画面録画でバレたのかもしれません

例えば、子どものiPhoneでスクリーンタイムの設定を変えるとき、画面収録をスタートして "親がパスコードを入力するところを録画する" という手口があります。

【対策】

  • パスコードは誕生日など推測されやすい数字を避ける
  • パスコードを入力するときは「画面録画」また「後ろからの覗き見」に注意!

スクリーンタイムのパスコードは、設定する値だけでなく、入力するときにも気をつける必要があります。

⑤ファミリー共有を解除している

気づいたら「ファミリー」から子どもがいなくなっていた…

子どもが親のiPhoneを操作してませんか?

子どもの手が届く場所に親のiPhoneを置いておくと、ファミリー共有やスクリーンタイムの設定を解除されることがあります。

【対策】

親のiPhoneには必ずロック(パスコード、Face ID、Touch IDなど)をかけ、子どもに操作させないようににしましょう。

⑥iPhoneを初期化して制限をリセット

スクリーンタイムの履歴や設定が全部消えてる…?

iPhoneを初期化して復元しているかもしれません…

iPhoneはiCloudやPCを使って簡単にバックアップと復元ができるため、この方法で制限をごっそり消されてしまうケースも実際にあります。

【対策】

子どものApple Accountのパスワードは、親が管理しましょう。

これで、勝手にiPhoneを初期化しても、再設定にAppleアカウントのパスワードが必要になるため、元に戻せません。

さらに、子どものApple Accountに登録されている連絡先メールアドレスや電話番号も親のものにしておくと、パスワード変更や復旧コードが親に届くようになります。

⑦iPhoneをPCにつないで解除している

クリーンタイムの設定が変わってる…でも初期化の形跡はないし?

PCにつなげば、スクリーンタイムを解除できるツールもあります

最近では、iPhoneをPCにつないで“スクリーンタイムなどの制限を解除する”というツールが海外のサイトなどで出回っています。

本来は、Apple AccountのパスワードやiPhoneのパスコードを忘れてiPhoneが使えず困ったときに復旧するツールですが、そのツールを使ってスクリーンタイムを解除する方法が広まっています

【対策】

完全に防ぐことが難しい抜け道です。そのため「異変に気づく」しかないでしょう。例えば、

  • スクリーンタイムの履歴が消えている
  • 使用時間がリセットされている
  • 制限が無効になってる

などなど。こういった変化をもとに、子どもに「何かした?」と聞くしかありません。

スクリーンタイムの抜け道・解除方法を知る3つのルート

「こんな方法、どこで覚えてくるの?」と驚く親御さんも多いかもしれませんが、今の子どもたちにとって 情報収集はお手のもの です。

スクリーンタイムの抜け道も、次のようなルートから簡単に知ることができます。

①SNSや動画サイトで検索

YouTubeやTikTok、Instagram、X(旧Twitter)などで「スクリーンタイム 抜け道」と検索すれば、手順を解説した動画や投稿がすぐに出てきます。

親が知らない、最新の裏ワザが拡散されていることも珍しくありません。

②友達との情報交換

学校や塾、部活、さらにはオンラインゲームのチャットやLINEなどでも、「こうやったら回避できたよ」といった情報が飛び交っています。

子ども同士の情報ネットワーク、甘く見てはいけないようですね。

③自分で設定をいじって試す

デジタルネイティブ世代の子どもたちは、設定画面も臆せず触ります。

いじっているうちに「偶然見つけた抜け道」が、次の誰かに共有され、知識として広まるようですね。

スクリーンタイムの抜け道を知った上で「親が取るべき3つの対応」

スクリーンタイムの抜け道は、「見つけられて当然」ここまではご理解いただけたのではないでしょうか?

そうなると次に知りたいことは、

じゃあ、どうやって防げばいいの?

対策のポイントを知りたい!

これですよね?

では次に、「現実的な対策」と「子どもとの向き合い方」をわかりやすく解説していきます。

①「監視」ではなく「信頼」のスタンスで説明する

子どもは「制限=監視」と感じると、反発心から抜け道を探しがちです。

「守ってくれてるんだ」と思えるよう、ルールの理由や背景を丁寧に説明しましょう。たとえば、「寝る時間を守らないと、次の日つらくなるから制限してるんだよ」など。

②抜け道の「実例」を一緒に確認する

YouTubeやSNSには実際に抜け道を紹介している動画があるので、「こういうの見たことある?」と一緒に見ながら話すのも効果的です。

「これ、うちでやったらNG。ペナルティだからね?」と事前にクギを刺すことで、子どもへの牽制、抑止力にもつながります。

③子どもの年齢に応じたルールの見直しを行う

年齢が上がるにつれて、制限内容が合わなくなることもあります。

一方的に決めるのではなく、「今の制限、どう思う?」と親から本人の意見を聞く時間を持つことで、子どもにとっても「ただ制限されるだけじゃなくて、ちゃんと自分の意見が尊重されている」と感じやすくなります。

その結果、ルールへの納得感が生まれ、話し合いもしやすくなりますよ。

まとめ:子どものスマホの使い方は「お互いの理解」が必要

今の子どもたちは、SNSやYouTubeを活用して制限の抜け道をすぐ見つけてきます。

きちんとデジタルリテラシーを養わせていくのであれば、制限をかけたiPhoneを渡して「はい、終わり」といった、スクリーンタイム任せでは不十分ということですね。

親子で一緒にルールを作り、お互いの理解を確認するコミュニケーションをとりながら、スマホの使い方と管理を“今”に合わせてアップデートしていきましょう。

  • この記事を書いた人

ITのかけ算

デジタルのわかりにくいを「わかりやすく」 安全&便利に使うノウハウ発信中🚀 情報セキュリティ資格をもつITプロが執筆しています📝

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