楽天市場のリサイクルショップで購入した中古のiPhoneが、携帯キャリア乗り換えの手続きをしたことで端末に何かしら問題がある「赤ロム」状態になってしまったときの話です。
今回ご紹介のケースだと、どの携帯キャリアも受入できない機種になり、非常に困りました。
そこで今回、購入したリサイクルショップへ問い合わせ、赤ロム機種の返金・返品だけでなく乗り換えで発生したMNP代金までの一切を販売店に全額負担してもらった流れを説明していきます。
「赤ロム摑まされたけど、泣き寝入りしたくない!」という方は、ぜひ参考にしてみてください。
赤ロムで発生した費用の明細書を揃える
赤ロム機種を購入した明細書はもちろんのこと、その他「本来発生しない余計な出費」あれば明細書を準備します。
赤ロムである証拠を記録する
赤ロムの証拠を記録します。
- スマホ機種のIMEI番号を調べる
- IMEI番号から「ネットワーク利用制限」を確認する
- 確認した日付を控えることを忘れずに
各携帯キャリアが設けている以下サイトで、ネットワーク利用制限をチェックすることができます。
- docomo:http://nw-restriction.nttdocomo.co.jp/search.php
- au:https://my.au.com/cmn/WCV009001/WCE009001.hc
- SoftBank:https://ct11.my.softbank.jp/WBF/icv
ネットワーク利用制限を確認した結果をスクリーンショットで保存、確認した日付も控えておくことをおすすめします。
どのタイミングで赤ロムに気づいたのか?返品問い合わせするに際し重要な情報です。詳しくは後述します。
赤ロム対応を販売店へ要求する
注文番号をもとに販売店へ問い合わせ、赤ロムである事実および、発生した不要な出費の負担をしてほしいことを伝えます。
ここで気をつけたいのは、"感情的にならない"ことでしょう。怒り心頭なのはもっともですが、「返品と余計な出費があった分を負担してくれればOK」という建設的なスタンスで問い合わせました。
そして販売店から "発生した費用のいっさいの負担を検討する" 回答があれば、赤ロム発覚に至る経緯を伝えます。
- 202○年12月○○日、SoftBankショップへ行き乗り換え手続き開始、MNP転出手数料3,300円が発生(明細書を添付)。
- SoftBank担当より以下説明受ける。
- 購入した機種がネットワーク利用制限中のため受入処理できない(利用制限のスクリーンショットを添付)。
- MNP転出処理を行ったため電話番号がSIMに帰着できず浮いている状態である。
- 電話番号は当日中に何処かのSIMへ帰着させないと”電話番号を廃止”してしまう。
- 元の携帯キャリアのSIMに帰着させるしかない。
- 元の携帯キャリアでSIM発行、電話番号を帰着させたことでMNP転出手数料3,300円が発生(明細書を添付)。
ポイントは、購入後に赤ロムになったわけではないことです。今回のケースであれば、「いつ赤ロムになったのか?」SoftBankの担当に相談して、具体的な日付を調べてもらうこともできます。
以上3ステップで、赤ロムで発生した出費すべてを販売店に負担してもらうことができました。
赤ロム返品できなかったら?対処2つ
- Wi-Fi専用スマホとして使用する
- スマホ買い取り業者へ相談してみる
SIMを使った通信ができない赤ロム機種でも、Wi-F通信のみで使うことができます。
また、赤ロムの状態によっては買い取ってくれる業者もありますので、一度相談してみるのもいいかもしれません。
まとめ
赤ロムを購入してしまっても、泣き寝入りせず発生したい費用すべてを回収した3ステップです。
- 発生費用すべての明細を揃える
- 赤ロムの証拠をおさえる
- 販売店へ「穏便に」問い合わせる
販売店への問い合わせは感情的になりがちですが、穏便な解決を望むスタンスが満額負担してもらうポイントですね。
また、赤ロムの状態によっては返品返金すら応じないショップも存在しますので、高い勉強代だと割り切るしかないでしょう。
少なくともメルカリやオークションで購入するなら、事前にIMEI番号を確認できることを条件に、ネットワーク利用制限をチェックすることをおすすめします。
当時は「中古品なら安いであろう」と無理に探していましたが、今なら新しいiPhoneを安く購入できるんですよね。
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