インスタ「SHEINギフトカードが当たりました」タグ付けは【詐欺確定】対処法

2023年6月17日

「あなたについて書かれたストーリーズが1件あります」

インスタにお知らせがあって、SHEINのギフトカードが当たったらしいんだけど、本当なの?

Instagram(以下「インスタ」と記します)で知らない人からタグ付けされ、外部サイトへ誘導して金銭を搾取する詐欺が横行しています。

今回、このインスタ「SHEINギフトカード当たりました」タグ付け詐欺に関する、金銭的な被害の流れから対処法について、情報セキュリティ資格を有するIT管理プロが解説していきます。

インスタ「SHEINギフトカードが当たりました」タグ付け詐欺の流れ

  • お知らせ(メンション)が届く
  • ギフトカード抽選サイトへ誘導
  • 時間制限つきアンケートが始まる
  • ギフトカード当選チャレンジが始まる
  • 個人情報入力のカウントダウンが始まる

そして住所やクレジットカードなどの個人情報を入力したら最後、次のような事態に陥ることになります。

インスタ「SHEINギフトカードが当たりました」タグ付け詐欺の結末

14日ごとに約4,500円がクレジットカードから引き落とされる

つまり、個人情報から金銭の搾取を目的とした手口です。

またいくら調べても、「SHEINのギフトカードを貰えた!」という根拠のある情報は存在しませんでした。騙されないよう注意しましょう。

インスタ「SHEINギフトカードが当たりました」個人情報を入力してしまったら?

クレジットカード利用を停止する

真っ先にクレジットカードの利用を停止してください。どのクレジットカード会社でも、不正利用を停止するための24時間窓口を設けているはずです。

なお対象サイトでは、解約によりカードの支払いを止めることができると記しています。

お客様のアカウントにログインしていただくことで、サービスの利用を停止することができます。

しかしながら日本語のページが設けられておらず、Webサイトからの解約は困難でしょう。

個人情報を登録してしまい不安な方は、警察や消費者相談センターに相談してみてください。または、クレジットカード会社の方へ利用の停止とともに相談してみるのもよいでしょう。

インスタで同様の被害にあわないためのリスク対策

知らない人にタグ付け、フォローされないようにする

【手順】インスタを開き[≡]>[設定とプライバシー]>[タグとメンション]の順にタップして、「タグ付けできる人」および、「あなたを@メンションできる人」の設定を「全員」以外の設定へ変更します。

iPhone「Instagram」アプリの例

インスタ「SHEINギフトカードが当たりました」タグ付け詐欺はグレーゾーン

今回の手口「詐欺じゃないの?」と思われる方が多いでしょうが、黒に違いグレーゾーンです。

なぜなら、対象サイトの個人情報登録ページで「支払いに同意しているでしょ?」といわれたらそれまでだからです(下図参考)。

キャンセルされるまで14日ごとに、その時点のレート(約4,500円)でのフルメンバーシップが自動的にお客様の支払い方法に請求されます。

また、利用規約やプライバシーポリシーのページも準備しており、かなり巧妙な手口だといえます。

つまり、被害にあった方は「泣き寝入り」するしかなく、被害を拡大しないためにクレジットカードの利用を停止するという措置を講じるほかないでしょう。

おわりに「タダより高いものはない」

インスタの「SHEINギフトカードが当たりました」のお知らせは、実際にSHEINのギフトカードを貰えるような仕組みではなく、もらえたという根拠のある情報も存在しません。

「世の中そんなにうまい話はない」ということです。

知らない人に誘われてもついていかない。デジタルの世界でも同じですね。

※当サイトは、SHEINを紹介するアフィリエイトガイドライン「誤認又は誤解を与える不当な表示の禁止」また「不正ビジネス等の斡旋に係るサイトやサービスへの掲載」に対象サイトが抵触していること、且つSHEINのギフトカードを貰えたという根拠のある情報もないことに基づき執筆しています。

参考まで

今回の詐欺サイトも、コンテンツブロックアプリ「AdGuard(アドガード)」の無料で使える機能の範囲でブロックしてくれました。

詐欺サイトをブロックする様子

あくまで対策のひとつであり、インスタのタグ付け詐欺を完全に防ぐことを保証するものではありません。

iPhoneでAdGuardを使う設定例

1.AdGuardアプリをインストール

AdGuard(アドガード)

AdGuard(アドガード)

Adguard Software Limited無料posted withアプリーチ

2.AdGuardアプリの設定

アプリ起動、「規約と条件」チェック > ②[次へ]>③Safariで保護[オン]にする。

3.iPhoneの設定

iPhone「設定」>[Safari]>[機能拡張]> 許可するコンテンツブロッカーでAdGuardをオン(下図の状態)にする。

【参考】AdGuardブロックできた行為

  • この記事を書いた人

どうなの

ITの「わかりにくい」をズバり!わかりやすく。
デジタルを便利に&安全に使うノウハウ発信中🚀
中の人は、情報セキュリティ資格を有するITのプロです。

-デジタル詐欺