身に覚えのない楽天ログインアラートが通知された場合、「何から、どう対処すればいいの?」冷静に考えて、適切に対処とはいかないものです。
そこで今回「速やかにチェックして、リスクがあれば適切に対処する」流れについて、情報セキュリティ資格を有するIT管理プロが説明していきます。
1. 楽天ログインアラート自体を疑うこと
まず、「本当に楽天からのメールなのか?」から疑いましょう。
なぜなら、楽天を装ったメールやSMSの詐欺が横行しているからです。
楽天ヘルプ・問い合わせより一部抜粋
- 【ご注意ください】ショップを装った不審なメール(2022年4月8日更新)
- 【ご注意】楽天を装った不正事例(2023/3/3更新)
- 【ご注意】アカウント停止通知を装った不審なメール
詐欺メールの中には、「rakuten.co.jp」を含むメールアドレスからの送信も確認されているため、メールアドレスだけでの判断は危険です。
そのため当サイトは、楽天メール本文内のリンクからはアクセスしないことを強くおすすめします。
2. 楽天ログインアラート「IPアドレスから場所」をチェック
ログイン履歴から、次の情報を確認します。
- ログイン日時
- IPアドレスで特定
まずIPアドレスから、おおよその場所を調べてみましょう。
楽天アラートが通知されるよくあるケースですが、楽天以外のシステムと連携している場合です。
例として、家計簿アプリ「マネーフォワードME」で楽天カードとの連携を設定している場合、マネーフォワードMEが決済情報を取得する都度、楽天アラートが通知されます。
このような安全性を確認できる場面においても、楽天アラートは止められません。
そのため筆者は、IPアドレスから位置情報の安全性を確認したメールに限り、通知させない工夫をしています。
次に、楽天ログインアラートの安全性が確認できない場合の対処法について説明してきます。
3. 楽天ログイン履歴からサービス名をチェックする
▼楽天ログイン履歴のリンクです。
※上記リンクのアドレスは https://history.id.rakuten.co.jp/history/ です。
楽天はサービスごとに問い合わせ先が異なります。
問い合わせのために必要ですので、サービス名は必ずチェックしておきましょう。
また、履歴のスクリーンショットを取っておくことをおすすめします。
4. 楽天問い合わせ「ご案内チャット」リンク
▼楽天「お問い合わせ先ご案内チャット」のリンクです。
チャット受付時間は「午前10時~午後7時」です。
サービスごとにチャット窓口が分かれていますので、該当サービスのリンクから問い合わせるようにしましょう。
有料ですが、電話で24時間問い合わせることができます。
5. ※リスクあり「楽天の会員情報を変更」する
有事の場合、まずは不正利用されないよう、できる限り個人情報(ユーザID、連絡先、パスワードなど)を変更します。
▼楽天会員情報管理ページ
おわりに
楽天ログインアラートが通知された場合の対処法でした。
まず「本当に楽天からのメール通知なのか?」から疑い、メール本文内のリンクからアクセスしないことを強くおすすめします。
メールが届いても焦らず、落ち着いて対処するようにしましょう。