自動入力できないパターンとしては、下記つのことがあります。
- サイトのURL(Bitwardenでは「URI」といいます)アドレスが一致しているのに、自動入力してくれない。
- ログインに必要な入力項目が複数ある
上記2の場合はリンク先で解説しています。
Bitwarden カスタムフィールド「すべての項目を自動入力化」
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この記事では、上記1について解説しています。
誤ったパスワード自動入力しないのはOK、でも使い勝手よくないんですよね。
この記事のゴール
Bitwardenに登録したサイトへアクセスした際、パスワードが自動入力されることです。
Bitwardenって何?という方は、リンク先で解説しています。
パスワード管理アプリBitwardenの使い方をIT管理15年のプロが解説
Bitwardenを使う環境
解説で用いた画面は「Android端末」です。
iPhoneでも同様に設定できることは確認しています。
Bitwardenがパスワード自動入力しない状況
Tiwitterへのログイン、実在しないユーザー名で検証します。
Bitwardenには、きちんとパスワードが登録されていますが…
Bitwardenがパスワードを検出してくれません。
なぜ、Bitwardenはパスワード自動入力しないのか?
Bitwardenは、登録したサイトのアドレス
(※「URI設定」といいいます)
を参照し、一致するパスワードを検出します。
つまりは、Bitwardenに登録しているURIと合致していないわけです。
Bitwardenでパスワード自動入力を修正する手順
URI設定をカスタマイズしましょう。
1.ブラウザーからパスワード自動入力しないサイトへアクセスします。
2.下図参考に、[Bitwardenで自動入力] をタップします。
3.「+」ボタンをタップします。
4. URIを [コピー] して、パスワード保存せずに登録画面を終了します。
5.Bitwardenアプリの検索欄で "Twitter" を検索し、[編集] をタップします。
6.[新しいURI] → URIを追加 → [保存] します。
7.自動入力されることを確認してみましょう。
Bitwardenパスワード一致検出のコツ
Bitwardenは、パスワードごとにURIの一致条件をカスタマイズできます。
- デフォルトの一致検出方法(設定>オプションの値)
- ベースドメイン
- ホスト
- 前方一致
- 正規表現
- 完全一致
- なし
よくわからないままURI設定を追加してしまうと、
正しくないサイトでパスワードを自動入力してしまう可能性があります。
設定変更には注意が必要です。
URI一致検出方法をもっとカスタマイズしたい場合は、公式サイトのFAQ情報を確認してみましょう。
Match detection for URIs(英語です)
※英語が苦手でも、ページを翻訳して確認するようにしましょう。
まとめ
どんなに優れたサービスでも、使いたいときにササっと使えないと不便です。
Bitwardenを「安全、便利に」使うために、
ある程度、アプリで設定している内容の理解は必要です。
ただパスワード登録設定は、一度設定してしまえばそうそう変更することがありません。
このブログサイト、他Bitwarden関連記事もご参考いただければと思います。