Appleは、先日リリースした緊急セキュリティ対応 iOS 16.5.1(a) の不具合「このブラウザは現在サポートされていません」を修正する目的として、iOS 16.5.1(c) をリリースしました。
なぜ、このような「ややこしい」状況なのか?詳しくは別記事で解説しています。
まずはおさらいとして、iOS16.5.1(a) で修正されたセキュリティの欠陥「WebKitを悪用される可能性」に関する、Apple公開情報です。
iOS 16.5.1 (a) および iPadOS 16.5.1 (a)
2023 年 7 月 10 日リリース
WebKit
影響:Web コンテンツを処理すると、任意のコードを実行される可能性がある。Apple では、この脆弱性が悪用された可能性があるという報告について把握しています。
参考:iOS 16.5.1 および iPadOS 16.5.1 の緊急セキュリティ対応のセキュリティコンテンツについて
「WebKit(ウェブキット)」とは?
Webサイトのテキストや画像、動画などを見やすく整理して、iPhoneの画面上で快適に閲覧できるようにしてくれる機能です。
「任意のコードが実行される」とは?
過去、実際にあった悪用の例です。
SafarでWebサイトのリンクをクリックしたら、勝手に緊急電話をしてしまい(任意のコードを実行)高額な通話料金が発生した!
iOS16.5.1(c)アップデート「する・しない」判断は慎重に
iOS 16.5.1 以前のiPhoneで iOS 16.5.1(c) にアップデートすると、次の順番で更新プログラムが適用されていきます。
iOS16.5.1(a) → iOS16.5.1(c)
つまり、iPhone内部のシステム更新に伴う負担も2倍、と考えるのが妥当でしょう。
また、iOS16.5.1(a) アップデート不具合の二の舞になる可能性もあります。
SNSの口コミなどを参考に、アップデートする・しないは慎重に決めるようにしましょう。
iOS16.5.1(c)アップデートせず様子を見るなら?
「不審なサイト」とは?デジタル苦手だから心配…
無料でも使える、不審なWebサイトアクセスをブロックし、プライバシーも保護してくれるセキュリティ対策アプリがおすすめです。
AdGuard(アドガード)
Adguard Software Limited無料posted withアプリーチ
関連記事:詐欺サイトをブロックしてくれるiPhoneおすすめアプリ
iOS16.5.1(c) アップデートで不具合が生じた場合の対処法
もしお使いのiPhoneの挙動がおかしい場合は、下記手順で緊急アップデート対応を削除し、改善を試みてください。
[設定]>[一般]>[情報]>[緊急セキュリティ対応を削除]
【PR】iPhoneトラブル、修理の相談なら