iPhoneで使っているアプリは安全?
プライバシーや個人情報が盗まれていないか心配…
危険なアプリの見分け方を教えてほしい!
iPhoneにインストールしたアプリに危険性がないか?安全性を「アプリプライバシーレポート」からチェックする方法をわかりやすく解説していきます。
iPhone「アプリプライバシーレポート」とは?
アプリプライバシーレポートは、アプリがどのようにプライバシー情報を取り扱っているのか?見える化してくれるiOSの機能です。
Safariブラウザー「プライバシーレポート」のアプリ版という位置づけですね。
アプリプライバシーレポート4つの機能
iPhoneの[設定]>[プライバシーとセキュリティ]>[アプリプライバシーレポート]からチェックできる機能です。
- データとセンサーへのアクセス
- アプリのネットワークアクティビティ
- WEBサイトのネットワークアクティビティ
- 最もコンタクトされたドメイン
以下順に説明していきます。
1. データとセンサーアクセス
過去7日間、プライバシー情報にアクセスしたアプリを知ることができます。
下図赤枠をタップすると、どのプライバシー情報にアクセスしているのかを詳しく知ることができます。
例えば「電話」アプリをタップすれば、どのアプリが連絡先にアクセスし、電話番号を使うことができるのか?チェックできます。
2. アプリのネットワークアクティビティ
過去7日間、アプリがどのネットワークにアクセスしたのか?知ることができます。
下図赤枠をタップすると、より詳しくネットワークの場所を知ることができます。
上図を例に、「1Password」であれば、パスワードの安全性を監視するためのネットワークアクセスが多いことがわかるようになっています。
パスワード管理アプリ「1Password」とは?詳しくは別記事で解説しています。
3. WEBサイトのネットワークアクティビティ
過去7日間、アプリ内で表示されたWebサイトを知ることができます。
下図は例として、auアプリを開いた際のアクティビティです。
アプリが提供するサービス以外、他社サービスの情報が多く表示されていることを知ることができ、赤枠をタップするとより詳しいことがわかります。
4. 最もコンタクトされたドメイン
過去7日間、アプリに接触してきたドメインを知ることができます。
下図赤枠をタップすると、 ドメインがどのアプリに接触してきたのか?詳しく知ることができます。
主に、分析または統計的なデータを取得するドメインからのアクセスが多い傾向です。
アプリプライバシーレポートで危険なアプリを見つける方法
アプリプライバシーレポートをもとに、危険なアプリを判断する例です。
- 目的にそぐわないのアプリの挙動
- 提供サービス以外のアクティビティが多い
以下順に説明していきます。
使用目的にそぐわないアプリの挙動
主に、上述の「1. データとセンサーアクセス」をチェックした結果から判断する方法です。
ゲームアプリなのに、「連絡先」や「ヘルスケア」アプリのプライバシー情報へのアクセスって、本当に必要ですか?
このように、目的にそぐわない挙動のアプリは"危険"と判断できるでしょう。
提供サービス以外のアクティビティが多いアプリ
主に、上述の「3. WEBサイトのネットワークアクティビティ」また「4. 最もコンタクトされたドメイン」をチェックした結果から判断する方法です。
"プロファイルの作成"を目的として作られたアプリの可能性を疑いましょう。
デジタルにおける「プロファイル」とは?その人の趣味や好みなどを分析する方法で、主に興味をもちそうな商品や広告を表示する目的で使用されます。
アプリに他サービスの情報が表示されることは、すなわち「他サービスにアクセスした履歴としてカウントされる」ので覚えておきましょう。
アプリプライバシーレポートで危険なアプリを見つけたら?対処法
挙動があやしい、不審なアプリを見つけたら?対処法です。
iPhoneの手順
[設定]>[プライバシーとセキュリティ]から、下図赤枠をタップしてアクセスをオフにしましょう。
または「アプリを削除」して、他のアプリを探してみては如何でしょうか。
アプリプライバシーレポートを「オフ」にする方法
アプリプライバシーレポートをオフにする方法です。
iPhoneの手順
[設定]>[プライバシーとセキュリティ]>[アプリプライバシーレポート]>[アプリプライバシーレポートをオフにする]
まとめ
iPhone「アプリプライバシーレポート」とは?特徴から、危険なアプリを見つける方法でした。
Appleのアプリ審査はキビシイと言われていますが、それでもチェックをかいくぐり、詐欺まがいに「アクセス許可」を求めるアプリが後を絶ちません。
自身がどのアプリにプライバシー情報への「アクセス許可」しているか?チェックするために、アプリプライバシーレポート機能を活用することをおすすめします。