コロナ禍で、学校や塾の受業もオンライン化が進んでます。
子供のコミュニケーション手段も、"スマホが当たり前”になってきました。
そのため、おさがり・中古のスマホを小学生の子供に持たせる世帯は増えています。
でも、子供にスマホを渡す前に教えたいこと、ありませんか?
それは、スマホの設定「ペアレントコントロール」で制限できない範囲です。
スマホデビューで子供に教えたいこと
- スマホを持たせる理由
- なぜルールを設けるのか?
- スマホで使ってよい範囲
- 親に確認が必要なこと
そこで、子供にスマホを渡す際に、
「親がやらなくてはいけないこと」
について説明していきます。
こんな方におすすめ
- 子供にスマホを持たせようと思っている方
- 渡す前のルール決め、どうしているの?経験者に聞いて見たい方
- のスマホの使い方コントロールができていない方
スマホは親のもの。子供への意識づけが必要
スマホは親から借りている、親のものです。
大前提です、必ず教えましょう。
理由として、まだ自分を完全に律することができない子供に対し、モラルとしてやってはいけないことを教えるためです。
子供への意識づけ・ルール
- スマホは寝る部屋に持っていってはいけません
- スマホは自転車に乗りながらや、歩きながら使用してはいけません
- 親から借りているものは壊さないよう大事に使いましょう
- スマホは親以外の他人に渡さず、画面を見せるのもいけません
- ご飯を食べるときにスマホを見てはいけません
- 勝手にスマホの設定変更(アプリのインストール、削除も)してはいけません
スマホの使い方のルールを”子供といっしょに決める”
スマホの利用時間と使用OKなアプリを、必ず子供が理解できるルールとして説明します。
ルール決めの納得感が必要な場合、インターネットで、
「子供 スマホ 平均時間」
調べてみてください、平均利用時間はすぐわかります。
下表はわが家で設けたルール例です。
ルール | 学校がある日 | お休みの日 |
---|---|---|
一日の使用時間 | 1時間 | 2時間 |
使ってもOKな時間帯 | 17時~21時 | 9時~21時 |
使ってもOKなアプリ ※それ以外使用禁止! | LINEのみ | LINEのみ |
ポイントは、はじめはルールを厳しく設定するです。
最初からユルいルール、あいまいだと、あとで必ず子供と揉めます。
そして、親の言うことを聞かなくなります。
さらに、問題が起こってからキツいルールへ変更すると、子供は不信感を抱き上手くコントロールできなくなりますよ。
「どうせまたコロコロとルール変えるんでしょ」
子供に思われないために、最初のルール決めはとても大事で、全てが決まるといっていいでしょう。
ルールを決めてならし運転する
スマホの使い方を家族で練習します。わが家で実践した方法は、
家族用のLINEトークグループを作り、家族内でトークの練習をしました。
そして、基本的にやってはいけないこととして、次を教えました。
- 不快なメッセージを送らない
- 動画・画像をたくさん送らないこと
- トーク以外をさわる場合は親の許可が必要
最初からルールがたくさんあっても、子供は覚えきれません。
まずは3つくらいで慣らし運転し、気になった点を子供と話し合ってルール化していくのがベストです。
ふりかえりを行うこと
1週間に1度「使ってみてどうだった?」家族内でふりかえりをしましょう。
- 良かったこと
- 悪かったこと
- 悪かったこと→どう改善する?
子供とコミュニケーションをとりながら、スマホ依存の傾向がないか?
チェックしてみましょう。
ペアレントコントロールを設定する
四六時中、子供のスマホの使い方をチェックできませんので、子供のスマホみまもり設定は必須です。
スマホのみまもりツールでできること
- ブラウザやアプリごとに使う時間を細かく制限できる
- 使用状況がレポートで確認できる
- 子供の場所が把握できる
親のスマホ→子供のスマホ | スマホで必要なアプリ | アプリ親(みまもる側)の設定 |
---|---|---|
Android→Android | Googleファミリーリンク | Googleファミリーリンク (ブラウザ、またはアプリ) |
iPhone→Android | Googleファミリーリンク | Googleファミリーリンク (ブラウザ、またはアプリ) |
iPhone→iPhone | スクリーンタイム (iPhone標準機能) | スクリーンタイム (iPhone標準機能) |
Android→iPhone | スクリーンタイム (iPhone標準機能) | *みまもれません |
子供のスマホがAndroidの場合
親子ともに『Googleアカウント』および『Googleファミリーリンク』アプリのインストールが必要です。
親はスマホアプリまたはブラウザから、子供のスマホをみまもることができます。
子供のスマホがiPhone(iOS)の場合
子供のスマホがiPhoneであれば、標準機能の『スクリーンタイム』でコントロールできます。
※ただし、AndroidからiPhoneのスクリーンタイムはみまもれません。
親がAndroidスマホを使用していて、子供がiPhoneの場合は見守れない
子供が使用時間を過ぎると、子供のスマホから [延長申請] ができます。
ここでポイントですが、もし延長申請がきても、例外を認めず却下することをおおすすめします。
理由は前述の通りで、最初から甘くしないことが肝心です。
まとめ:子供スマホデビュー
- スマホは借りているものを意識させる
- 最初なのでルールは厳しめに
- 決めたルールを子供に納得させる
- ペアレントコントロールを設定する
スマホの正しい使いはじめるため、まずは家族内でならし運転からスタートしてみては如何でしょうか。