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LastPassからBitwardenへ乗り換え|PCスマホ共通の移行手順をIT管理プロが完全解説

この記事では、PC、iOS、Android共通手順、

LastPassからBitwardenへパスワード情報をコピー&ペーストで移行する手順

について解説しています。

 

※CSV形式で移行する手順もありますが、文字化けの対処が大変なので本記事では扱いません。

 

この記事をお読み頂くと、LastPassから完全にサヨナラができます。

LastPass改悪により難民続出なニュースが話題に

2021年3月16日から、LastPass無料版で利用できるデバイスタイプを「モバイル端末かデスクトップWebブラウザか」どちらか1つに限定するそうです。

 

つまりは、こういうことです。

選択デバイスタイプ使えるデバイス使えないデバイス
モバイルを選ぶiPhone、Android、iPad、Apple WatchPCのブラウザーすべて
デスクトップを選ぶPCのブラウザーすべてiPhone、Android、iPad、Apple Watch

パスワード情報をPC⇔スマホ同期で使うには、月額3ドルの「LastPass Premium」または、月額4ドルの「LastPass Families」へのアップグレード、つまり課金するしかないそうです。

 

さらに5月には、無料ユーザーはメールサポートできなくなるそうです。

まあ、もともと日本語サポートを終了した雰囲気があり(詳細は不明)、日本語表示できませんけど。

 

LastPassを運営する「LogMein」は、LastPassを買収する前2014年にも、無料サービスを突如終了した背景があります。

 

「無料で使わせてやっているんだから、文句いうな!」ということでしょうけど、今後も有料・無料問わず唐突な仕様変更が行われる可能性が高いです。

 

そういったリスクが垣間見えたため、筆者も2年前にLastpassからBitwardenへ乗り換えたわけですが・・・

LastPassの代替は「Bitwarden(ビットウォーデン)」一択

LastPassと同様スペックで、「PC⇔スマホ同期」無料でできるパスワード管理アプリ、現状だと「Bitwarden(ビットウォーデン)」くらいです。

Bitwardenの機能・特徴・使い方はこちらをCHECK

パスワード管理アプリ「Bitwarden」使い方をIT管理プロが解説

続きを見る

そしてBitwardenには、LastPassから簡単に移行できるウェルカムな「インポート・エクスポートの機能」が準備されているんですね。

これを機に、パスワード管理アプリ乗り換えされては如何でしょう?

 

以下手順を説明していきますので、LastPassからBitwardenへ移行ご判断いただく材料にして頂ければと思います。

LastpassからBitwardenへパスワードを移行する手順

事前にBitwardenのインストール、無料の会員登録をすませておきます。

Bitwarden パスワードマネージャー

Bitwarden パスワードマネージャー

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パスワード移行の流れ

  1. LastPass登録パスワードのコピー
  2. パスワード情報をBitwardenにペースト
  3. デバイスのオートフィル設定を変更
  4. Bitwardenパスワード自動検出テスト
  5. LastPassパスワード登録の削除、退会

1.LastPass登録パスワードをコピーする

LastPass - Sign In アクセスします。

[Advanced Options]→ [Export]を選択します。

lastpass export

 

次画面でマスターパスワードを入力します。

全パスワード情報がテキストで表示されるので、全文選択しコピーします。

lastpass登録パスワードexportテキスト

ココに注意

貼り付け先の誤り、またクリップボードから情報がもれないよう、取り扱い注意しましょう。

2.Bitwardenにパスワード情報をインポート

Bitwarden ウェブ保管庫 ログインします。

 

[ツール]タブを表示します。

bitwardenインポート

[データをインポート]→[インポートするファイルの形式を選択]→[LastPass(CSV)]を選択します。

次に、[またはインポートするファイルの中身をコピーして貼り付け]欄に、LastPass保管庫でコピーした、全パスワード情報を貼り付け、[データをインポート]を実行します。

 

インポート失敗した場合

パスワード情報が一部インポートできなかった、またはインポートをやり直したい場合の手順です。

Bitwarden保管庫の画面で、削除したいパスワードを選択し[オプション]→[選択したものを削除]してから、再度インポートを試みてください。

Bitwardenパスワード削除

3.デバイスのオートフィル設定を変更

本記事では、「オートフィル=パスワード自動検出、自動入力」と位置づけ解説しています。

 

■PCの場合

ブラウザーの拡張機能から「Bitwarden」を追加しましょう。

拡張機能をクリックし、 [設定]→[オプション]→[ページ読み込み時の自動入力を有効化]で設定できます。

 

ただ筆者おすすめは、[ページ読み込み時の自動入力を有効化]は無効化しておくです。

理由として、意図せずパスワードを自動入力し[ログイン]まで実行してしまうケースがあったからです。

 

自動入力を有効化しなくても、パスワードは自動検出してくれます。

よって、繰り返しになりますが事故防止のため「自動入力は無効化しておく」推奨です。

 

iOSのオートフィル設定

  1. 設定アプリを開く
  2. 「パスワード」→「パスワードを自動入力」をタップ
  3. 「Bitwarden」を選択

 

Androidのオートフィル設定

  1. Bitwardenアプリを起動
  2. 歯車のアイコン「設定」をタップ
  3. 「Auto-fill Services」をタップ
  4. 「自動入力サービス」をオンにする
  5. 画面が切り替わるので「Bitwarden」を選択

4.Bitwardenパスワード自動検出の動作確認

ブラウザーから適当なログインサイトにアクセスし、Bitwardenがパスワードを自動検出することを確認します。

bitwarden楽天ログインの動作確認

 

5.LastPassパスワード情報を削除し退会する

折を見て、LastPassのパスワード情報を削除し、退会してしまいましょう。

 

LastPassにログインした状態で、下記リンク先にアクセスします。

LastPass - Delete Your Account  > Delete で、LastPassアカウントごと削除できます。

lastpass delete your account

まとめ

「LastPass→Bitwarden」パスワード運用を移行する具体的な方法でした。

 

無料使用は、サービス側仕様変更されても文句つけられないのが痛いところです。

しかしLastPassを運営するLogMein社は、顧客ファーストとは程遠いサービス変更を繰り返している事実もあり、信頼性は低い評価です。

 

またBitwardenも同様です。もしものサービス変更・離脱に備え、登録したパスワード情報はバックアップをとっておくことをおすすめします。

BitwardenのBackup(バックアップ)機能を解説

続きを見る

 

因みにですが、Bitwardenは課金しても年間たったの10ドル(1,000円ちょっと)で、月換算だと80円です。

プレミアム版にして、Bitwardenのマスターパスワードを”FIDO認証”といった「パスワード入力不要、パスワードレスな所持要素認証にするとセキュリティがグッと上がります。

参考2段階、2要素、多要素の違いとは?IT管理プロが解説

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