この記事でわかること
- OneDrive「容量無制限」で使う条件
- OneDriveストレージ拡張の制約、注意点
2021年9月現在の情報です。
下図 Microsoft 365 公式情報の通り、OneDrive for Business (Plan 2) は無制限のクラウドストレージとして使用できます。
表記「個人用クラウドストレージ」ですが、Microsoft 365 グループのアクセス権を設定できるため、実質「クラウドのファイルサーバー」とした使い方もできます。
何て太っ腹!には変わりないのですが、無制限で使うにはいくつか条件もありますので、以下順に説明していきたいと思います。
OneDrive for Business(Plan 2)容量無制限の条件
Microsoft 365 公式の注釈です。
容量無制限の個人用クラウド ストレージを使用できるのは、対象のプランのサブスクリプション ユーザー数が 5 人以上の場合です。
初期容量としてユーザー 1 人あたり 1 TB 分の OneDrive for Business ストレージが用意され、管理者がユーザー 1 人あたり 5 TB まで増量できます。
上記「対象プランのサブスクリプション」です。
そして、Microsoft 365管理者を巻き込めば、初期ストレージサイズ「5 TB」上限値で使用開始できます。
OneDrive for Business(Plan 2)5TB を超えたらどうなる?
5 TBまで引き上げったユーザーの OneDrive が 90 % を超えた場合、使用量を確認できるスクリーン ショットをとり、 Microsoft テクニカル サポート へ拡張依頼すると、25 TB 拡張してくれます。
また注意点ですが、OneDrive for Business を5人で 1 TB ずつ使っていて「合計が 5 TB だから増量して!」これはダメということですね。
OneDrive for Business(Plan 2)共有クラウドストレージ化
OneDrive for Business(Plan2)を割り当てる、Microsoft 365 ユーザーをひとつ作成すればOKです。
作成ユーザーは不正サインイン対策として、Microsoft 365 管理センターで[サインインをブロック]する運用がおすすめです。
因みにユーザーが共有のOneDriveを使う方法として、自身のOneDrive「自分のファイル」というフォルダーに"ショートカット”を作成して使うように案内しています。
OneDrive for Business(Plan 2)使用量の確認方法
OneDriveの使用量を確認する方法です。
- Microsoft 365管理センター
- ライセンスを割り当てたユーザー
- アクセス権を付与したユーザー
OneDrive for Business(Plan 2)運用のポイント
最上位のストレージを管理する「ストレージ管理者」を任命し、アクセス権コントロールした方がよいでしょう。
対象のOneDrive[設定]から、サイトコレクションの管理者を追加することができます。
まとめ
OneDrive for Business(Plan2)容量無制限の条件です。
- 同一テナント内で Microsoft 365 Business、Enterprise サブスクリプションが 5 契約以上
- 初期はストレージ容量 5 TB まで拡張可能
- 5 TB を 90% 超過で 25 TB へ拡張
OneDrive for Business 用ユーザーをひとつ作ってしまえば、容量無制限のクラウド共有ストレージ環境が実現できますよ。
追加したOneDrive ストレージを、Teams のチームタブに追加して使う方法もご紹介しています。
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