iOS17.6がリリースされ、これまでのバージョンには実に"30件"ものセキュリティ不具合が存在していることが明らかになりました。そのため、早急にiOSアップデートを行うべきという情報を多く見られます。
ですが、「リリース直後のiOSに不具合があるかも」と心配で、しばらくアップデートを見送りたいと思う方もいるでしょう。
そこで今回、iOS17.6アップデートをすぐに行わない方のための、iPhoneを安全に保つためのセキュリティ対策をわかりやすく解説します。
iOS17.6で修正されるセキュリティ不具合5つの傾向
Appleの公開情報によると、以下のようなセキュリティ不具合が修正されています。
参考:About the security content of iOS 17.6 and iPadOS 17.6
- プライバシー設定の回避:アプリがプライバシー設定を無視する可能性
- 機密データへの不正アクセス:Siriや写真、連絡先など、機密データにアクセスされる可能性
- 悪意のあるファイルやコンテンツによるアプリのクラッシュ:悪意のあるファイルやウェブコンテンツが原因でアプリがクラッシュする可能性
- 位置情報の漏洩:家族共有機能を悪用して位置情報が漏洩する可能性
- カーネル関連の脆弱性:カーネルメモリの情報が漏れる、またはシステムが不意にシャットダウンする可能性
iOS17.6アップデート「しばらく様子を見る」ための4つの安全対策
- 不審なアプリをインストール
- 個人情報の入力に気をつける
- プライバシー情報アクセスに注意
- 他人にiPhoneをさわらせない
以下順に解説していきます
1. 不審なアプリをインストールしない
アプリ開発元の所在がわからない、信頼性の低いアプリをインストールしないことです。
どうやって見分ければいいの?
App Store から見分けられます
例)Plug(プラグ) アプリの場合
PLUG(プラグ) 入れておくだけで安くお買い物できるアプリ
STRACT, Inc.無料posted withアプリーチ
2. 安全性の低い通信では個人情報を入力しないこと
公共Wi-Fiなど、安全性の低いネットワークでは個人情報を取り扱わないようにしましょう。
\通信の安全性は「VPN」で実現/
AdGuard VPN
Adguard Software Limited無料posted withアプリーチ
3. 不要なプライバシー情報アクセスをオフにする
iPhone[設定]>[プライバシーとセキュリティ]から、下記を参考に「不要なアクセス許可を設定していないか?」チェックしてみてください。
- 位置情報サービス
- 連絡先
- 写真
- ローカルネットワーク
- マイク
- カメラ
- ウォレット
不要なアクセス許可を制限することで、情報漏えいのリスクを減らせます。
また、サービスやアプリがプライバシー情報アクセスを求めてきても、むやみに許可しないようにしましょう。
4. 他人にiPhoneをさわらせない
物理的なセキュリティも重要です。iPhoneのロック解除コードや生体認証情報を他人に教えないようにしましょう。特にSiriを使った情報アクセスには注意が必要です。
iOS17.6アップデートは慎重に
iOSアップデートは、iPhone内部のシステムを大幅に更新するため、非常に大きな負荷がかかります。
SNSの口コミなどを参考に、アップデートする・しないは慎重に決めるようにしましょう。
【関連記事】
【PR】