スーパーやコンビニで、スマホをかざして「ピッ」とお支払いできる Suica や PASMO での "タッチ決済" には、電子マネーの利用履歴に 「物販」としか表示されない、家計管理するうえでの問題があります。
「物販」ってなに?
食費?日用品なの?
どの支払いなのか、わからない…
そこで今回、SuicaやPASMOの支出「物販」をどのように管理すればいいのか?
家計簿アプリ「マネーフォワードME」を例に、IT管理プロの実践知をご紹介します。
マネーフォワードMEお使いの方、これから家計簿アプリを使ってみようかご検討中の方、ぜひ本記事ご参考ください。
Suica&PASMOの利用履歴「物販」は、マネーフォワードMEでどのように見えるのか?実際の家計簿をご覧ください。
Suica、PASMO「物販」マネーフォワードMEでの見え方
マネーフォワードMEでも 電子マネーのカテゴリに分類化されるだけ、「物販」としか表示されません。
これは致し方ありません。なぜなら、そもそものSuica、PASMO側で交通費以外の決済情報を取得していないからです。
Q. SF(電子マネー)を利用した店舗や商品を確認したい。
A. 交通利用以外の決済については「物販」と表記されます。詳細は、ご利用の際に発行されたレシート等にてご確認ください。
JR東日本では上記以外の情報を保持していないため、モバイルSuicaサポートセンター等でもお調べできません。
引用:モバイルSuica
Q. ショッピングで電子マネーを利用した店舗を知りたい。
A. 電子マネーを利用した店舗を確認することはできません。ご利用の際に受け取ったレシートからご確認ください。
※ 購入種別については「物販」のみの表記となります。
※ モバイルPASMOサポートセンターに問い合わせいただいてもお調べできませんのでご了承ください。
引用:PASMO
マネーフォワードMEのような家計簿アプリは、システム的に電子マネーの利用履歴を取得しているだけです。
よって、マネーフォワードMEの設定をいくら頑張っても、「物販」以上の情報を自動取得することはできません。
この事実を踏まえた上で、マネーフォワードMEで「物販」をどう管理しているのか?以下説明していきます。
マネーフォワードME「物販」を秒で支出管理する流れ
マネーフォワードMEに記録されたSuica、PASMO払い「物販」を「食費、日用品」などのカテゴリへ変更する手順です。
手順は以上です、簡単ですね。
マネーフォワードME「物販」の支出レポートを見る
マネーフォワードMEアプリの家計簿から、「支出レポート」を見てみます。
今回の例として、「物販」を "食費" の支出として分類しましたので、上図の支出レポートから「物販の食費が掛かりすぎかも…」といった "家計のふりかえり" をすることができます。
家計簿マネーフォワード ME - 人気の家計簿(かけいぼ)
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マネーフォワードMEで「物販」を管理する注意点3つ
マネーフォワードMEで「物販」を分類化・管理するうえで、2つほど注意点があります。
複数「物販」のカテゴリを変更するのは手間
カテゴリを変更したい「物販」の支出が複数ある場合、1件ずつ変更するのは手間です。
マネーフォワードMEであれば、「カテゴリの一括変更」という方法で、選択した分だけを「食費→日用品」へ変更することもできますよ。
詳しくは別記事で解説しています。
【完全図解】マネーフォワードMEのカテゴリを一括変更する方法
続きを見る
毎回おなじカテゴリへ分類される
マネーフォワードMEでは、「食費→日用品」のようにカテゴリを変更すると、次回以降も同じカテゴリで自動支出されます。
例)支出「物販」を "食費 → 日用品" へ手動で変更
→「物販」は次回以降も "日用品" としてて支出管理される
そのため、「普段は "食費" だけど、今回のみ "日用品"」といった器用な管理はできません。
このあたり、マネーフォワードMEの自動管理の仕組みは覚えておいた方がよいでしょう。
「物販」は何の支払いなのか?覚えておく必要ある
家計簿として支出管理するのであれば、”食費” や "日用品" といった、カテゴリの分類はしておきたいところです。
つまり、「物販」の支払いがどのカテゴリなのか?Suica、PASMOの支払いがマネーフォワードMEに反映されるまでの間、メモをとっておくなどして覚えておかなければなりません。
家計簿アプリの運用が楽になるタッチ決済おすすめ
ここまでお読みいただき、"SuicaやPASMO支払いは用途不明な支出になるリスクが高い"ということはお分かり頂けたかと思います。
そうすると、次に知りたいことって、
きちんと利用履歴が取得できる
タッチ決済ってなに?
ですよね。
ではズバり、タッチ決済で「店舗」が取得でき、家計簿アプリの運用が自動化できるサービスをご紹介します。
WAONを例に、マネーフォワードMEに連携すると「店舗名」が記録されます。
表示の "MVEX" とは?イオングループ系列のマックスバリュの略です。隠している部分は、店舗名が表示されます。
つまり、WAON払いであれば、
- 店舗名から食費などのカテゴリが識別できる
- マネーフォワードMEで分類化→支出自動化
- 家計簿の運用が「手放し・自動化」できる
このような結論になります。
QRコード決済は「家計簿アプリに連携できない」
では次に、「QRコード決済って、どうなの?」です。
QRコード決済は、そもそも連携できない家計簿アプリが多い傾向です。
現在、下記の連携には対応しておりません。
- PayPay
- 楽天ペイ
- メルペイ
多数のご要望を受けているなか、ご不便をおかけしておりまして、大変申し訳ございません。
引用元:マネーフォワードME
マネーフォワードMEに連携できない○○ペイの支出管理する方法
まとめ
電子マネーのタッチ決済で「物販」の問題から、マネーフォワードMEで支出管理する方法のご紹介でした。
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利用履歴の「物販」で用途不明金になりがちなのは、交通費系ICカード特有の問題ですね。
マネーフォワードのような家計簿アプリは、電子マネーの利用履歴をシステム的に取得しているだけにすぎません。
この事実から、SuicaやPASMO支払いは家計管理としてにとってボトルネックになりやすい結論です。
スマホのみでOK!タッチ決済に対応した電子マネーサービスは他にもたくさんあります。
家計管理が自動化できる、キャッシュレス決済サービスを利用することをおすすめします。
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