「1Passwordブラウザ」から、Googleアカウントでログインを試みた際に、承認エラー「403: disallowed_useragent 」でログインできない場合の解決方法です。
この事象は、iOS版の1Passwordアプリを使っていると遭遇する問題ですが、エラーメッセージは英語なのでよくわかりません。
でも大丈夫です、「1Password ブラウザ」の設定変更ですぐにエラーは解消できますよ。
1Password「Googleアカウントでログイン」できない解決方法
1Password ブラウザの設定を変更します。
- 1Passwordアプリ画面右下[設定]タップ
- 次画面[1Password ブラウザ]タップ
- 「ユーザーエージェント:Safari(iPhone)」設定する

再度、「Googleアカウントでログイン」できることを確認してください。
ユーザーエージェントってなに?
Web ページにアクセスする際、自身のブラウザーやデバイス情報をアクセスするサイトへ伝えているのですが、この情報を「ユーザーエージェント(User Agent)」といいます。
ユーザーエージェント?もっとわかりやすく教えて
例えば、Yahoo!JAPAN サイトもそうですが、PCとスマホで画面の表示内容が異なります。
訪れたデバイスに合わせて、表示が変わるようウェブサイト側が工夫されているのですが、そこで問題が発生する場合があります。
それは、「iPhoneの画面では表示されず、PCブラウザーだと表示される」このようなことがあったりするんですね。
そこで、ブラウザー側の工夫として「ユーザーエージェント」という機能です。
ユーザーエージェントの機能を使うと、iPhoneであっても、異なるOSやブラウザーの画面表示させることができるんですね。
なぜ1Passwordはユーザーエージェントが必要なの?
1Password 独自のセキュリティ対策が、1Password内部に「ブラウザ」という形で組み込まれているからです。
ざっくり次のようなハッキング技術から、パスワード情報を守ってくれています。
- キーロガーという「入力した情報を盗む技術」からのガード
- ログイン情報をキープするCookie情報を盗まれないようにガード
ただ、セキュリティ強化と利便性はトレードオフ的なものであり、普段の使い方で支障が出てしまうケースもあります。
そのため 1Password は「ユーザーエージェント」といった「別のOS、ブラウザに”なりすます”」仕組みを用い、今回のような「Googleでログインできない!」問題を回避できるわけですね。
まとめ
1Passoword で「Googleアカウントでログインできない」対処法、その理由である「ユーザーエージェント」の説明でした。
今回ご紹介の範囲外でも、1Passwordブラウザ で表示がおかしい、またはエラーページが表示されログインできないような場合、ユーザーエージェント設定を変えてみてください。