iOSアップデート

iOS17.0.3でヤバい不具合【iOS17.0.1と同じセキュリティ問題】が修正

2023年10月5日

iOS17.0.3がリリースされましたが、今回のアップデートの目的は次の通りです。

ポイントは2つ

  • iPhoneが熱くなる問題の修正
  • セキュリティ不具合2件修正、うち1件は悪用中

iOS17リリース以降、アップデート起因による不具合が多く報告されています。そのため、iOS17.0.3アップデートも慎重にならざるを得ないでしょう。

そこで今回、iOSアップデートしばらく様子を見たい方向けに、「悪用されないための対策」について、わかりやすく解説していきます。

iPhoneの悪用が心配な方は、ぜひ参考にしてください。

iOS17.0.3で修正されるセキュリティ不具合

今回修正される、セキュリティの不具合2件です。

  • カーネル:ローカルの攻撃者が自分の権限を昇格できる可能性があります。
  • WebRTC::バッファオーバーフローにより任意のコードが実行される可能性があります。
引用元:About the security content of iOS 17.0.3 and iPadOS 17.0.3(和訳)

カーネル」の不具合とは?

奇しくも iOS17.0.1と同じ、セキュリティの不具合でした。

「カーネル」とは、iPhoneでアプリを動かす、またアプリとiPhone内部のシステムをつなぐ役割を担っています。

今回の不具合は、たとえば「同じWi-Fiに接続している人に、悪いアプリ経由で攻撃されるかもしれない」ということです。iPhoneのコントロールをすべて奪われる可能性があります。

iOS17.0.1でヤバい不具合【悪用中3件】が修正

このカーネルの不具合に関する、Appleの見解です。

iOS 16.6より以前のバージョンに対して、「積極的に悪用されているという報告を受けています…

「WebRTC」の不具合とは?

WebRTCとは?Safariやアプリで、音声や動画をやり取りするための技術です。

本当にあった、WebRTCを悪用された事例をひとつご紹介します。

位置情報共有アプリに備わっている WebRTC の弱点をつき、ユーザーの同意なしに位置情報を取得していた。

iOS17.0.3アップデートせず様子を見るためのセキュリティ対策2つ

  • 信頼性の低いアプリを使わない
  • 不審なWebサイトに近寄らない

1. 信頼度の低いアプリは使わない

信頼度の低いアプリを避けることで、iPhoneを悪用されるリスクを減らすことができます。

アプリの信頼性をチェックする方法

例)タウンWiFi の場合

App Storeでアプリを検索して、

①アプリ「アップデート」頻度チェック

②アプリの開発元をチェックする

問い合わせ先が「Gmail」など、誰でも取得できるメールアドレスの場合は注意!

2. 不審なWebサイトに近寄らない

不審なWebサイトには近寄らず、もし開いてしまったらすぐに閉じましょう。

「不審なWebサイト」ってなに?どうやって見分けるの?

デジタル苦手な方は、デジタルの不審な挙動を監視してくれる「セキュリティ対策アプリ」をご検討ください。

おすすめアプリ

  • 不審なWebサイトをブロック
  • 危険なWi-Fiアクセスをブロック
  • SMSの詐欺リンクもブロック
  • セキュアVPNで家でも外でもガッチり個人情報を保護

iOS17.0.3アップデートは慎重に

当サイトは、「iOSアップデート起因の不具合の対処はITプロでも困難」であることを理由に、新しいiOSがリリースされても「しばらく様子を見る」ことをおすすめしています。

SNSの口コミなどを参考に、アップデートする・しないは慎重に決めるようにしましょう。

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