iPhoneバックアップ【無料&パソコンなし】復元までわかりやすく解説

2023年5月30日

iPhoneのみでバックアップするには?

バックアップにはお金を掛けたくない。

復元する方法も知りたい。

パソコンなし無料でも簡単にできる『iCloudバックアップ活用法』を、デジタル苦手な方向けにわかりやすく解説していきます。

この記事をお読み頂ければ、iPhoneの大切なデータを安全にバックアップすることができるようになりますよ。

iCloudバックアップとは?

Appleが提供するサービス「iCloud(アイクラウド)」の機能の一つです。

オンライン上の安全な場所に、無料でも5GB(5,000MB)まで使うことができます。

iCloudバックアップを使う条件

iCloudを使うには、インターネット接続が必須です。

バックアップにより大量のデータ通信が発生しますので、より良好なインターネット通信環境が求められます。

目安としては、iPhone画面上の電波アイコンが「5G」、またはWi-Fi接続を示す「」状態であることが推奨されます。

携帯会社の通信制限を気にせずiPhoneを使いたいなら、楽天モバイルの無制限プランがおすすめです。

iCloudバックアップを使う手順

以降、iOS16.5バージョンのiPhoneで確認した「iCloudバックアップ」の手順です。

iPhoneの設定から、Apple IDを選択 >[iCloud]>[iCloudバックアップ]の順に進み、次の手順でバックアップします。

  • [このiPhoneをバックアップ]オンにする
  • [今すぐバックアップを作成]を押す

インターネット接続が「5G」の場合は、[モバイル通信経由でバックアップ]をオンにします。

手順は以上です、簡単ですね。

バックアップが完了すると、下図のように表示されます。

iCloudバックアップから復元する方法

iPhoneが初期化された状態でないと、iCloudバックアップから復元できません。

以降、iPhoneは「初期化された状態」また「インターネット接続できる状態」であることを前提としています。

復元手順

初期化されたiPhoneを起動し、表示に従い手順を進めます。

「Appとデータ」画面で、[iCloudバックアップから復元]を選択します。

次画面でApple IDを入力してサインイン、利用規約[同意する]を押します。

復元するバックアップを選択します。

次画面以降、表示に従い手順を進めていくことでバックアップデータから復元することができます。

iCloudバックアップよくある質問

iCloudバックアップを使う上での、よくある質問です。

iPhoneストレージ5GB以上だけど、バックアップできる?

まずはiPhoneのストレージ容量を気にせず、バックアップを試みてください。

実際、iPhoneのデータを圧縮してバックアップしますので、iPhoneストレージの容量以下でバックアップすることができます。

iCloudの容量不足でバックアップできない

「iCloudストレージに十分な空き容量がないため、このiPhoneのバックアップは作成できません。」

と表示されバックアップできなかった場合ですが、「写真」アプリの容量をチェックしてみてください。

【手順】iPhoneの設定]>[一般]>[iPhoneストレージ]

「写真」アプリが数十GBある場合、別記事の「共有アルバム」を活用する方法が参考になりますよ。

【関連】写真や動画でiPhoneストレージがいっぱい →「共有アルバム」活用術

iCloudバックアップを使う注意点

主にiCloudバックアップから復旧することを目的として考えた場合、知っておいた方がよいことです。

1. 復元にはApple IDパスワードが必要

iCloudバックアップから復元する際は、必ず「Apple IDとパスワード」が必要です。

そのため、もしiPhoneでパスワード管理しているなら、事前に情報を控えておくようにしましょう。

また、復元する際のインターネット接続でWi-Fiを使うなら、「Wi-Fi接続用パスワード」も同様です。

ちなみにIT管理プロは、Apple IDパスワードやWi-Fiの設定は「パスワード管理アプリ」で管理しています。

【関連】1Passwordの使い方・評判や口コミ・メリット6つデメリット3つをIT管理プロが解説

2. iOSアップデート不具合対策には不向き

例えば、「iOSアップデート不具合に備えた、復旧用としてバックアップしておく」ことを考えている場合です。

昨今、よくあるiOSアップデート起因の不具合を見てみますと、何れもiCloudバックアップからの復元では復旧できない問題ばかりです。

つまりiCloudバックアップは、iPhoneの「紛失や起動しない状態」などの物理的なトラブル対策また、機種変更に伴うデータ移行を目的としているわけですね。

iPhoneの不具合、修理などのご相談は アイサポ がおすすめ。最寄りの店舗を探して[Web予約をする]とスムーズです。

まとめ

iPhoneデータを「パソコンなし&無料」でもバックアップしておきたい方向け、iCloudバックアップを活用する方法でした。

まずはiCloudバックアップを試みて、iCloudの容量が足りないようであればiPhoneストレージをチェックする流れがおすすめです。

またiCloudバックアップは、「iPhoneの物理的な要件に対する備えである」ことを、知っておいた方がよいでしょう。

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