iOS17へアップデートしない、またはiOS17非対応のiPhone方向けに、iOS16.7.3がリリースされました。
iOS16.7.3 は、iPhoneのセキュリティ不具合を修正することを目的としたアップデートのため、巷では「早急なiOSアップデートを!」促す情報が散見されます。
しかし、「iOSアップデートでiPhoneに不具合が発生しないか心配…」という方もいることでしょう。
そこで今回、iOS16.7.3アップデート「しばらく様子を見たい」方向けに、iPhoneを悪用されないための対策をわかりやすく解説していきます。
iOS16.7.3で修正されるセキュリティの公開情報
iOS16.7.3セキュリティに関する、Apple公開情報の和訳です。
引用元:About the security content of iOS 16.7.3 and iPadOS 16.7.3
- アカウント: アプリがユーザーの機密データにアクセスできる可能性がある。
- AVEVideoEncoder: アプリがカーネルメモリを開示する可能性がある。
- 探す: アプリに機密性の高い位置情報を読み取られる可能性がある。
- ImageIO: 画像を処理すると、任意のコードが実行される可能性がある。
- カーネル: アプリがサンドボックスから抜け出せる可能性がある
- Webkit:
- 画像を処理するとサービス拒否が発生する可能性がある
- *Webコンテンツを処理すると任意のコードが実行される可能性がある。
- *Web コンテンツを処理すると機密情報が漏洩する可能性がある。
なお上記* の、WebKitのセキュリティ不具合に関して、Appleは次の見解を示しています。
この問題が iOS 16.7.1 より前のバージョンの iOS に対して悪用された可能性があるという報告を認識しています。
iOS16.7.3で修正されるセキュリティ不具合のポイント
iOS16.7.3リリース情報からの、修正されたセキュリティ不具合の傾向です。
悪いアプリ、または悪いWebサイトにiPhoneを攻撃、または個人情報を抜きとられる可能性がある。
つまり、iOS16.7.3アップデートせず様子を見るなら、「危険なアプリ」および「悪いWebサイト」の対策が必要です。
iOS16.7.3アップデート「様子を見る」方向け2つのセキュリティ対策
- 信頼性の低いアプリを使わない
- 不審なWebサイトに近寄らない
以下、順に説明していきます。
1. 信頼度の低いアプリは使わない
信頼度の低いアプリを避けることで、iPhoneを悪用されるリスクを減らすことができます。
アプリの信頼性をチェックする方法
2. 不審なWebサイトに近寄らない
不審なWebサイトには近寄らず、もし開いてしまったらすぐに閉じましょう。
「不審なWebサイト」ってなに?どうやって見分けるの?
デジタルの怪しい挙動、脅威から守ってくれる「セキュリティ対策アプリを使う」方法もあります。
iOS16.7.3アップデートは慎重に
iOSアップデートは、iPhone内部のシステムを大幅に更新するため、非常に大きな負荷がかかります。
iOSアップデートよくある不具合
SNSの口コミなどを参考に、アップデートする・しないは慎重に決めるようにしましょう。
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