iOS15.7.6がリリースされたことで、iPhone内部のシステム的な不具合が16件あることが発覚しました。
Appleとしては、セキュリティ不具合を公表したことから早急なiOSアップデートを促しています。
ですが、「iOSアップデートによる不具合が心配だから様子を見たい」という方もいることでしょう。
そこで、今回のiOSアップデートによる修正されるセキュリティ不具合の傾向から対策について、デジタル苦手な方向けにわかりやすく解説していきます。
iOS15.7.6へアップデート「する・しない」ご参考にしてみてください。
iOS15.7.6で修正される不具合のポイント2つ
Appleの公開情報「About the security content of iOS 15.7.6 and iPadOS 15.7.6」を参考とした、修正されるセキュリティ不具合の傾向です。
- アプリに悪用されるリスク10件
- Webサイトに悪用されるリスク2件
奇しくも、同日リリースの iOS16.5 と同様の不具合でしたので、以下概要のみをお伝えします。
- プライバシー情報を覗かれる
- 位置情報を盗み見られる
- 画像や動画を表示するだけでプログラムを実行される
特に、「WebサイトにiPhoneを利用された!」という報告が、Appleにも届いているようです。
Webkit
- Web コンテンツを処理すると、機密情報が漏洩する可能性があります。
- 悪意を持って作成された Web コンテンツを処理すると、任意のコードが実行される可能性があります。
Apple は、この問題が積極的に悪用された可能性があるという報告を認識しています。
参考「AAbout the security content of iOS 15.7.6 and iPadOS 15.7.6」和訳
これらアプリ・Webサイトに悪用されるセキュリティ不具合は、iPhone利用者に「許可を得ずに行われる」また「気づかないケースが多い」ため、非常にリスクの高い問題だといえるでしょう。
iOS15.7.6アップデート「様子を見る」なら対策すべき2つのこと
iOS15.7.6アップデート「しばらく様子を見る」という方向け、iPhoneを使う上での気をつける2つのポイントです。
1. アプリに悪用されないための対策
「信頼度の低いアプリを使わない」ことです。
- 数年アップデートしていないアプリ
- きちんと開発元(会社情報)を示していない
2. Webサイトに悪用されないための対策
「不審なサイトを開かない、開いてもすぐページを閉じること」ことです。
「"不審なサイト"ってなに?デジタル苦手な方だらか心配…」
という方は、コンテンツブロッカーを利用することでリスク対策となりますので、ご参考まで。
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iOS15.7.6アップデート前の事前準備
iOSアップデートするなら、次のことを知っておきましょう。
iOSをバックアップしておく
iOSアップデート後、よく遭遇する不具合です。
- アプリの承認リクエストが来ない
- スクリーンタイムが表示されなくなった
- 探すアプリで位置情報が見つからない
- LINE、Instagram、Twitterの通知が来ない
- iPhoneが「圏外」になる問題
- バッテリーの消耗が激しい!
いずれも対処が難しいものばかりです。
iPhoneをアップデート前の状態へ戻せるよう、下記何れかのバックアップをおすすめします。
iPhone、iPad、iPod touch をバックアップしておけば、万一デバイスを交換、紛失、損傷したときも大切な情報のコピーがあるので安心です。
【参考】iPhone、iPad、iPod touch をバックアップする方法
- iCloudでバックアップする
- Macでバックアップする
- Windowsパソコンでバックアップする
iMazingの安全性・使い方|iPhoneの柔軟なバックアップ&データ移行ツール
続きを見る
iOSダウンロードによる通信制限に注意
iPhone SE2で確認したところ、iOSアップデートに伴う通信料は「241.6MB」 と、かなり大きなサイズでした。
Wi-Fiに接続できない環境でiOSアップデートを行う場合には、キャリアの通信制限にご注意ください。
iPhone Wi-FiなしでiOSアップデートする2つのやり方
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「モバイルデータ通信を使ってダウンロードしますか?」表示された場合
iOSダウンロードする際に、Wi-Fi通信の状態を確認するメッセージが表示される場合があります。
Wi-Fi通信中であれば、「モバイルデータを使わない」を選ぶようにしましょう。
iPhoneストレージに空き容量がない場合
iOSダウンロード中に「iPhoneのストレージがいっぱいです」となり、アップデートできない場合の対処法です。
さいごに
iOS15.7.6で修正される、主なセキュリティ不具合2つの傾向です。
- アプリに悪用されるリスク10件
- Webサイトに悪用されるリスク2件
アップデートする・しないに関わらず、「信頼度の低いアプリを使わない」また「不審なWebサイトに近づかない」心がけるようにしましょう。
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