iOS 15以降のアップデートは大丈夫?
どんな不具合が起こっているの?
ちょっと他サイトの情報むずかしい…
「わかりやすく教えてほしい」
デジタルちょっと苦手…といった方でもお読みいただけるよう、「わかりやすい言葉で、ズバり!」解説していきます。
iOS 15以降の本当にヤバい不具合は「2つ」
本当にヤバいのは、次の2つです。
iOS15以降のヤバい不具合
- 課金発生するかもしれない問題
- 2段階認証アプリが使えない問題
SafariでGoogleアカウント情報が漏れるバグ発覚
※2022年2月現在、1つ修正されました。
以下順に説明します。
プライベートリレー機能で「課金発生するかも」
※この問題は、有料のiCloudサービスを使っていない方は影響を受けませんので、読み飛ばして頂いても大丈夫です。
iOS15にしたiCloud+の新機能、「プライベートリレー」の影響です。
各種キャリアが展開しているサービスとの相性が悪く、有料・課金扱いになってしまうケースがあります。
iOS 15新機能で予期せぬ課金
— かむい@投資家 (@kabutotomoni) September 24, 2021
携帯各社が注意喚起
NTTドコモは、同社の顧客ID「dアカウント」においてパスワードの確認や2段階認証の設定、dアカウント利用履歴の確認といったメニューが利用できない可能性があるとしている。
これは困るね。https://t.co/yADsZEMdWj
楽天モバイルを例に挙げますと…
(ご注意ください)iOS 15以降でプライベートリレーをご利用のお客様へ
通常、課金対象ではない以下サービスのデータ利用量が、課金対象としてカウントされます。
・Rakuten Linkアプリ同士のメッセージ送受信、電話の発着信
ご契約の携帯キャリアによって影響が異なりますので、詳しくは下記キーワードてネット検索し、対処法を確認してみてください。
検索例)あなたが契約している携帯キャリア名 プライベートリレー
このような感じで調べてみると、各キャリア共通、
「ウェブ安心フィルタリングサービス」が無効になってしまう
トラブルが発生していることがわかります。
当サイトでは、トラブルの多い「プライベートリレーを無効化する対処法」別記事でご紹介しています。
iPhone「プライベートリレー」がオフにできない?理由と対処法
続きを見る
正しい2段階認証アプリが開かない、登録が消える問題
iOS 15の新機能「2段階認証」が備わり、他のアプリを使わず「iPhoneのみで2段階認証」ができるようになりました。
ですが、「iOSに備わった2段階認証を使わせない」ような仕組みになっているため、「2段階認証できなくなった!」というトラブルに発展している背景があります。
正しい2段階認証アプリが起動しない
下図「ウェルスナビ」アプリを例に、2段階認証アプリを起動する挙動、ご覧ください。
IDパスワード入力後、2段階認証のため[認証アプリを起動]ボタンをタップすると、iPhoneの設定「パスワード」が表示される仕組みに変更されています。
例えば、筆者のように「Authy」というアプリで2段階認証を管理している方からすれば、「iOS15になってから2段階認証できなくなった!」クレームに発展しているわけですね。
ただし、以下の手順で回避できます。
- iPhoneの設定画面を閉じる
- 従来の2段階認証アプリを開く
- パスコードを確認する
この問題だけであれば、
「まぎらわしい!」
「よけいな変更するな!」
これで終わりかもしれませんが、次の問題はそうはいきません。
「Google Authenticator」2段階認証の登録が消える
「Google Authenticator」アプリを使っている方が対象です。
2段階認証の登録が消えてしまうトラブルが発生しています。
iOS 15にアップデートしたら「Google Authenticator」に登録してある内容が同じのが二重に出てきたから一方を削除したら、Google Authenticatorに登録している情報が全部吹き飛んだ😂
— MARIC (@_MARIC) September 23, 2021
二段階認証の設定を諸々し直す羽目になった😭😭😭
googleが提供してる2段階認証アプリのauthenticatorについて、ios15のアプデが影響してるのかして、各サービスのアカウントで同じものが2つ表示されるようになったので、片方を削除していって、次にアプリ開いたら全部消えてたんです。。すべて再登録するはめに・・・
— ボンゴレ (@bongore21) September 25, 2021
ココに注意!
- 2段階の登録が二重になる
- 片方消す➡もう片方も消える!
iOS15以降へのアップデート前に、「Google Authenticator」アプリでバックアップを取得し、復元方法を覚えておきましょう。
詳しくは別記事でご紹介しています。
iPhone QRコードかんたん読み取り術【追加アプリ不要!】Google Autenticatorのヤバい不具合を例に解説
続きを見る
【修正済み】Safariから個人情報が漏れる不具合が発生
Googleにログインした状態のSafariを使うことにより、Googleアカウントから個人情報が漏れてしまう脆弱性(プログラム上のバグ)が発覚しました。
なおこの不具合は、iOS15.3以降へのアップデートにより解消されます。
iOS15.3【最もヤバい不具合】Safariのバグ修正!速やかなアップデートを
続きを見る
iOS15以降その他の不具合|回避策あり、または低い再現性
回避策あり or 再現性ひくい不具合
- LINE、Twitterなど通知されなくなった
- iPhoneストレージ「空き容量が残りわずかです」誤表示
- バッテリーの減りが速い
- iPhoneが「圏外」になる不具合
LINEやTwitterなどSNS通知されない
「LINEが通知されない!」場合の、対処例です。
iPhone設定>一般>iPhoneストレージ>「LINE」を選択して「Appを取り覗く」
取り除いたら、再度App StoreよりLINEを再インストールします。
なおLINEアプリを取り除いても、友だちやトークは消えませんのでご安心ください。
iPhoneでSNSアプリ(LINE、Instagram、Twitter)通知が来ない・届かなくなったときの対処法
続きを見る
iPhoneストレージ「空き容量が残りわずか」誤って表示される
iPhoneの「設定」>「一般」>「iPhoneストレージ」の空きがあるにも関わらず、「iPhoneの空き容量が残りわずかです」が表示される不具合が発生しています。
これは iOSのバグのため、プログラム上の修正を待つしかありません。
iPhoneを再起動することで表示が消える場合もあるようですので、表示が煩わしいと思う方は一度お試しください。
なお、本当に「動画や写真でストレージ不足だった!」という方は、別記事の対処法が参考になります。
iPhone「ストレージがいっぱいです」でも写真は消せない…なら共有アルバムへ移動すればOK!
続きを見る
バッテリーの減りが早い
iOS アップデート後、iPhoneは「CPU・メモリ・ストレージ」などシステムリソースのバランスをとるため、iPhone内部で「最適化」が実行され、相応期間バッテリー消費が多くなる傾向です。
最適化の期間は、iPhoneの使い方によりけりなので、当面はモバイルバッテリーを携帯する等で対策するしかないでしょう。
USB Type-C、急速充電タイプまた、ワイヤレス充電「Magsafe(マグセーフ)」にも対応したモバイルバッテリーがおすすめですね。
iPhone「圏外になる」不具合
iOSアップデートがきっかけで、iPhoneが「圏外」になる不具合が発生するケースがあります。
対処法について、別記事が参考になります。
iOSアップデートでiPhoneが「圏外病」に直面したら?対処法5ステップ
続きを見る
もしiPhone本体が不具合に見舞われたら…
iPhoneが保証期間なのか?確認してみましょう。
iPhone保証期間の確認方法
iPhone設定>一般>情報と進むと、保証期間の確認ができます。
もし「保証期間切れ」だったとしても、一度Apple公式サポートに相談してみましょう。
Apple公式サポートへ問い合わせる
保証期間がわからない方は、またはApple公式サポートへ問い合わせてみましょう。
問い合わせ手順
- Apple公式お問い合せをタップ
- マイデバイスから「iPhone」選択
- 「もっと見る」→「ハードウェア保証」を選択
- 「ハードウェア保証に関するその他のトピック」を選択
- 「修理サービス手続きをしたい」
Apple公式サポートで修理できない場合
Appleで修理ができない、時間が掛かりすぎてしまう場合は、こちらの修理業者さんに相談してみては如何でしょうか。
- 画面破損タッチ不可
- 電源が入らない
- リンゴループ
- 基盤修理
- Wi-Fi物理障害
- バッテリー不良
などなどの修理に関して、幅広く実績ある業者さんです。
なにより、【即日修理が当たり前】をモットーにしているので、スピーディーな解決が期待できますね。
もう不具合はこりごり・・・
AppleCare+は、期限切れると途中加入できません。
ですが モバイル保険 は、購入後1年以上でも状態により補償対象となる公式に記載があります。
モバイル保険の特徴
- 月額700円
- 年間最大10万円まで補償
- 3端末まで補償可能
- 永続的に補償
- WEBで全て完結
ご家族3台まとめて加入すれば、1か月1台233円です。
AppleCare+だと1台でも月額1,000円くらいなので、コスパ的には段違いですね。
iOS15アップデートするとiOS14には戻せない
一度 iOS 15へアップデートしてしまうと、iOS 14へ戻すことはできません。
非公式な方法でダウングレードを促す情報も散見されますが、Appleサポート対象外となってしまうため、当サイトはおすすめしません。
以前のバージョンへ戻すには「iOSバックアップが必要」
iOS不具合に備えた、復元できるバックアップの方法は次の通りです。
iPhoneバックアップ方法
- iCloudでデータのバックアップ
- Macでデータのバックアップ
- Windowsパソコンでデータのバックアップ
詳しい手順は、Apple公式ページで紹介されています。
【Apple公式】iPhone、iPad、iPod touch をバックアップする方法
ただApple公式のバックアップ方法は、
- 毎回フルバックアップ
- →時間が掛かりすぎる
- 意図しないデータ同期
- →曲、ライブラリが消えた…
などなど、使い勝手が悪くトラブルが多い傾向です。
iPhoneの安全&柔軟なバックアップ、データ移動なら、「iMazing(アイメージング)」がおすすめですよ。
iMazingの特徴
- Wi-Fi経由でPCにデータ移動できる
- アプリ、データを選んで移動できる
- iOSごと、まるっとバックアップ
- AES-256暗号化で安心セキュリティ
- ウイルスやスパイウェアも検出
- 過去のバックアップも残せる
Apple社の利用規約にも準拠しているので、もしiPhone故障になってもAppleのサポート対象外にはならないので、安心ですね。
ソースネクストからだと、若干おトクに購入できますね。
iMazingの安全性・使い方|iPhoneの柔軟なバックアップ&データ移行ツール
続きを見る
まとめ
iOS 15アップデートする前に知っておきたい、大きな2つの不具合でした。
- 契約キャリア「課金が発生する」問題
- 2段階認証アプリが使えない問題
SafariでGoogleアカウント情報が漏れるバグ発覚
iOSバージョン「14→15」といった、大きなアップデートの場合には特に大きな問題が発生しやすい傾向です。
もし「これ!」といった機能がなければ、iOSアップデートの評判・口コミが出そろうまで様子を見たほうがよいでしょう。
本記事で解説した不具合は、 iOS 15.5のバージョンになっても修正されていません。
iOS15.5で修正【主なヤバい不具合3つ】わかりやすく解説
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もはやApple社としては、iOSの不具合として認めないのでしょう。
また、iOS 15以降へアップデート「する・しない」に関わらず「新しいiCloud利用規約」同意を求められます。
新しいiCloud利用規約とは?同意を求める理由を超わかりやすく解説!
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