ご家庭における家計は、夫婦で共同経営するものです。
そのため、手で記帳する家計簿ノートを使ったことのある方は多いのではないでしょうか。
ですが実際やってみると、長続きしません。なぜなら、
- リアルタイムで共有、編集ができない
- どちらかに家計お任せ状態になっている
- 家計改善しても効果が実感できない
つまり、お互いに理解できるような共同経営の仕組みになっていないから、ですね。
「じゃあ、家計簿アプリを夫婦で共有して使えばいいじゃん」
このようなアドバイスをしてくれる人はいますが、実際やってみようと考えると、「共有って、大丈夫?」と不安になりますよね。
そこで今回、家計簿アプリ「マネーフォワード ME」で実現する、
- 安全に共有管理をスタートする方法
- 夫婦円満に家計を共同経営している方法
2点について、情報セキュリティ資格を有するIT管理プロのノウハウをご紹介します。
家計簿マネーフォワード ME - 人気の家計簿(かけいぼ)
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まずは、マネーフォワードMEを夫婦で共有して使うために、知っておきたいポイントから順に説明していきます。
マネーフォワードME「共有機能なし」
マネーフォワードMEには、共有する機能がありません。
Q. 家族でアカウントを共有する機能はありますか?
A. マネーフォワード MEは、現在アカウントをご登録しているご本人以外(家族やご友人など)とアカウントを共有する機能をご提供しておりません。
引用: マネーフォワードME
ちょっとわかりづらいので補足します。
例えば、下記2つのマネーフォワードアカウントがあったとします。
- 父:アカウントA
- 母:アカウントB
「アカウントA」の家計簿データは、「アカウントB」の人は見れませんよ。このような説明ですね。
マネーフォワードME用アカウントを1つ準備すればOK
夫婦で1つのアカウントを同時利用すればOKです。
使い方例ですが、それぞれのスマホに「マネーフォワードME」アプリをインストールし、上述の「アカウントA」でログインすれば、ひとつの家計簿データを夫婦で使うことができます。
ただしこの場合、「へそくり見せたくないよ!」このような使い方はできず、マネーフォワードMEに記録されるすべての家計簿データを夫婦で共有することになります。
マネーフォワードMEは「Googleアカウントでログイン」がおすすめ
マネーフォワードMEは、「OAuth認証」という、日頃よく使うアカウントでログインして使える仕組みになっています。
この日頃よく使うアカウントですが、「Googleアカウント」がおすすめです。
なぜなら、マネーフォワードMEに安全にログインするための、2段階の認証も夫婦で共有することができるからです。
マネーフォワードMEちょっと試してみたい、また長期的に使うことを考えた場合でも、汎用性の高いGoogleアカウントが1番でしょう。
夫婦共有用途で、Googleアカウントを1つ作っておくことをおすすめします。
Googleアカウント「夫婦で共有してOK?」ITプロがわかりやすく解説
続きを見る
因みにわが家では、夫婦で共有するパスワードは「1Password」で共有管理しています。
マネーフォワードME|夫婦円満な共有管理3つのポイント
わが家が実践している「家計の共有管理術」です。
- カテゴリ別に担当を決める
- カテゴリ「未分類」をなくす
- 支出レポートで振り返る
以下、順に説明していきます。
1. カテゴリ別に主担当を決める
マネーフォワードME「カテゴリ」を基準に、役割分担を決める方法です。
筆者宅を例に…
- オンラインで完結する
- ➡父(筆者)が担当
- オンライン側で完結しない
- ➡母(妻)が担当
具体的には、「通信費」「光熱費」といった固定費すべて、オンラインのみで申し込み完結するサービスへ、キャンペーン適用ごとに乗り換えていく計画を、企業でIT管理を担っている筆者の特性を活かしメインで担当しています。
そして妻には、日常のお買い物ベース「食費」「日用品」といったオンラインで完結しないカテゴリを担当してもらっています。
2. カテゴリ「未分類」をなくす
マネーフォワードME「未分類」カテゴリに記録されたものを、適切なカテゴリに分類することです。
ただ、すべてを「きちんと分類しなくては!」このように思わないことです。
金額の大きいもの、例えば「3,000円以上の支出は未分類にしない」といったルールをあらかじめ夫婦間で決めておくといいですね。
細かくきっちり分類したくなりがちですが、管理の負担が大きいと長続きせず、改善につながりません。
未分類は、無理なくできる範囲で分類するようにしましょう。
3. 支出レポートで振り返りの実施
マネーフォワードMEには、月または週一回の支出レポート通知機能があります。
固定費は月のマンスリーレポートを参考に、振り返りすればよいでしょう。
毎日支出が発生するような「食費」または「日用品」は、夫婦でちょっとしたすれ違いが生じやすいといえます。
週一回振り返り、話し合いを設けるだけ、円満に家計を管理共有することができますよ。
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マネーフォワードMEの安全性も知っておく
マネーフォワードMEのシステムは、「銀行の金庫を持ち運ぶ」レベルの堅牢なシステムですが、一歩使い方を間違えると”超危険”です。
わが家の家計簿データを危険にさらさない方法も、ぜひ知っておいてください。
マネーフォワードの【安全性】情報セキュリティ観点でわかりやすく解説
続きを見る
マネーフォワードMEで「半年で50万円ほど資産回復」
参考まで、2018年~2021年わが家の資産推移グラフです。
わが家の家族構成
- 家族5人+ねこ1匹
- 給与:内緒(上図グラフから推察可)
- 住宅ローンあり
- 車あり
- 2016年から収入増えず(泣)
2018年後半より、マネーフォワードMEのプレミアム機能を無料で使い倒すようになってからの実績です。
約6ヶ月で、
貯金0円→50万円まで、
資産が回復。
さらに、銀行にお金預けていても増えませんので、資産自動運用サービスに毎月10,000円づつ積み立て、ちょっとずつ資産が増えていくサイクルになっています。
また家計改善だけでなく、NISAなど資産運用に興味がある方にもおすすめです。
なにより「相談は無料」ですので、活用しない手はありませんよね。
マネーフォワードMEは夫婦で安全に共有できる!
家計簿アプリ「マネーフォワード ME」を、夫婦で安全に共有利用する方法の解説でした。
ご家庭における家計は、夫婦で共同経営するものです。お互いにお金の流れを把握し、課題を共有できてこそ家計改善につながるというものですね。
家計改善はくり返さないと意味がありません。家計の見直しを「仕組み化」していきましょう。
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