iOS15に留まる方、またiOS16にアップデートできないiPhoneをご利用されている方向けに、iOS15.7.2がリリースされました。
iOS15.7.2は同日リリースの「iOS16.2」とは異なり、iPhoneのシステム的な欠陥を修正する目的です。
では実際、どのようなセキュリティの不具合が発生していたのか？デジタル苦手な方向けに、わかりやすく解説していきます。
iOS15.7.2で発覚したヤバい不具合「WebKitを悪用される」
WebKit
影響：悪意を持って作成された Web コンテンツを処理すると、任意のコードを実行される可能性がある。
Apple では、iOS 15.1 より前にリリースされたバージョンの iOS で、この脆弱性が悪用された可能性があるという報告を把握しています。
引用元：iOS 15.7.2 および iPadOS 15.7.2 のセキュリティコンテンツについて
WebKitとは？
iPhoneでWebサイトを閲覧するための、ひとつの部品であるという理解でOKです。
この「WebKit」を悪用した事例がありますので、以下例としてご紹介します。
SafarでWebサイトのリンクをクリックしたら、緊急電話を掛けされられて高額な通話料金が発生した！
iOS15.7.2以前のヤバい不具合をくわしく説明しない理由
ユーザ保護の観点から、調査が終了してパッチやリリースが公開されるまでは、セキュリティ上の問題を公開、説明、または是認いたしません。
引用元：iOS 15.7.2 および iPadOS 15.7.2 のセキュリティコンテンツについて
つまり、具体的に示してしまうと"悪用を促す・助長してしまうため"はっきりとした物言いをしません！ということですね。
iOS15.7.2アップデート前のiOSバックアップ推奨
iOSアップデート前に、iOSのバックアップをおすすめする理由です。
その他、iOSを使う環境・状態により「ありがちな不具合」です。
「後悔、先に立たず」です。以前のiOSバージョンへ戻せるよう、「iOSをバックアップ」してから、万全の状態でiOSアップデートすることを推奨します。
iPhoneバックアップ方法
- iCloudでデータのバックアップ
- Macでデータのバックアップ
- Windowsパソコンでデータのバックアップ
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ポチップ
iOS15以降で未解決のヤバい不具合２つ注意
2021年9月リリースのiOS15から発生している不具合です。
- 意図しない課金が発生する
- 2段階認証の設定が消える
もはやApple社は改善する予定がないようですので、どのようなトラブルなのか？知っておいた方がよいでしょう。
-
iOS15以降アップデートするべきか？本当にヤバい【２つの不具合】
続きを見る
iOSアップデートによる通信制限に注意
iPhoneをWi-Fi通信できない方は、iOSダウンロードによる通信制限にお気をつけください。
「モバイルデータ通信を使ってダウンロードしますか？」が表示される
iOSダウンロードに際し、iPhoneの通信状態を確認するメッセージが表示されます。
Wi-Fi通信の場合は「モバイルデータを使わない」を選べばOKでしょう。詳しくは別記事が参考になります。
iOS利用規約の同意が表示されたら？
iOSアップデートする際に、「iOS利用規約」が表示され同意を求められる場合があります。
これはiOSアップデートで追加・更新される機能が、プライバシー情報を取り扱うかもしれないため、Apple社は自己責任で使うことにあらためて同意してほしい趣旨です。
iOS利用規約に同意しないと、以降もiOSアップデートできません。
iOS利用規約の同意することによる「金銭は発生しません」ので、［同意する］を選択して手順を進めましょう。
Wi-Fiに警告メッセージが表示される
iOSアップデート後に、Wi-Fi機器が古いことで警告メッセージが表示される場合があります。
- プライバシーに関する警告
- 安全性の低いセキュリティ
このような場合でも、必ず対処しないとヤバい！ということはありません。詳しくは別記事で解説しています。
-
iPhoneのWi-Fi「プライバシーに関する警告」対処法わかりやすく解説
続きを見る
iOS15.7.2は速やかなアップデート推奨
iOS15.7.2以前のiOSには、絶賛悪用中のセキュリティ上ヤバい不具合があります。
iOSアップデート不具合に備え、iOSのバックアップしてからの速やかなアップデートを推奨します。
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