iPhone向けに iOS16.2 がリリースされたことで、iOS16.2以前には35件ものセキュリティ面でヤバい不具合があることが発覚しました。
どのようなiOSの不具合なのか?
デジタル苦手な方向けに、わかりやすく解説していきます。
この記事の内容
- iOS16.2で修正されたセキュリティの不具合わかりやすく
- iOS16.2アップデートは見送る、様子を見たい方が気をつけること
- iOS16.2アップデートする方が気をつけること
この記事は、Apple社の公開情報「iOS 16.2 および iPadOS 16.2 のセキュリティコンテンツについて」を参考にしています。
iOS16.2で修正されたヤバい不具合ズバり
セキュリティ上の不具合35件のうち、6件がカーネルの問題でした。
「カーネル」とは?iPhoneがアプリを使うために、iPhone内部のリソース(CPU、メモリ)を上手にやりくりしてくれるシステム。
Apple社の公開情報を読み解くと、「悪意を持った○○を実行することで、iPhoneにヤバいことが起きる可能性」を示唆しています。
わかりづらいずので、「車の運転手とカーナビ」の関係で例えると…
「カーナビ(悪意ある○○)が運転手(iPhone利用者)を正しく道案内せず、悪意ある○○が優位になる料金の高い有料道路を案内するさま」ですね。
iOS16.2以前のiPhoneは「プライバシー」がヤバい
今回のセキュリティ修正情報ですが、次の一文が3件あります。
App がプライバシーの環境設定を回避する可能性がある
つまり、「許可していないアプリが勝手にiPhoneのプライバシーを読みとるかも」ということです。
iOS16.2アップデートせず様子を見たい方
iOS 16.2アップデートによる、iPhoneに不具合が生じるのが怖い方向けです。
- 信頼性の低いアプリを使わない
- 不審なWebサイトを閲覧しない
以下、補足していきます。
1. 信頼性の低いアプリを使わない
信頼性の低いアプリとは?「開発元が不明なアプリを使わないこと」です。
見分け方の一例ですが、「App Store」の「デベロッパWebサイト」次の方法で見分けることができます。
アプリ開発元のチェック方法
- きちんと開発元(会社情報)を掲載していない
- 問い合わせ先メールアドレスが誰でも取得できる「Gmail」などの場合は注意!
2. Safariで不審なWebサイトを閲覧しない
iOS16.2で修正されるセキュリティ情報の中でも、「悪意のあるコンテンツ」というキーワードが散見されます。
これは、iPhoneのブラウザー「Safariで不審なWebサイトを訪問しないこと」でリスクを低減することはできます。
ですが、「怪しいWebサイトの見分け方は?」「人の目で見極めるなんて、無理でしょ?」ですよね。
そのような方には、「コンテンツブロック」アプリがおすすめです。
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危険なサイトへのアクセスを防ぐ機能は日々、自動的に研鑽されていくので、Safariによる安全なブラウジングはアプリにお任せできますね。
なお、アプリ内の迷惑な広告を防ぐこともできます。詳しくは別記事でご紹介しています。
iOS16.2アップデート前の注意点3つ
- バックアップで不具合に備える
- iOSダウンロードによる通信制限
- iPhoneストレージをチェック
以下順に説明します。
1. 不具合に備えたiOSバックアップ推奨
iOSアップデートに伴い、よく遭遇する不具合です。
- 承認リクエストが来ない、届かない
- スクリーンタイムが表示されなくなった
- 探すアプリで位置情報が見つからない
- LINE、Instagram、Twitterの通知が来ない
- iPhoneが「圏外」になる問題
- バッテリーの消耗が激しい!
どれも対処が難しいものばかりですので、iOSをもとの状態に戻せるバックアップをおすすめします。
iPhoneバックアップ方法
- iCloudでデータのバックアップ
- Macでデータのバックアップ
- Windowsパソコンでデータのバックアップ
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2. iOSアップデートによる通信制限に注意
参考まで、iOS16.1.2バージョンのiPhone SE2では、iOS16.2のダウンロード容量「996.6MB」と、かなり大きなサイズでした。
Wi-Fi通信できない方は、iOSアップデートによる通信制限にお気をつけください。
「モバイルデータ通信を使ってダウンロードしますか?」が表示されたら?
iOSダウンロードに際し、iPhoneの通信状態を確認するメッセージが表示されます。
Wi-Fi通信の場合は「モバイルデータを使わない」を選べばOKでしょう。詳しくは別記事が参考になります。
3. iOSダウンロード中に「iPhoneストレージがいっぱいです」が表示されたら?
無理のない範囲で、iPhoneのストレージを整理する方法です。
- 画像や動画を「共有アルバム」へ移動する
- Safari「書類とデータ」をリフレッシュする
詳しくは別記事で解説しています。
さいごに
iOS16.2以前のiOSバージョンには「プライバシーがヤバい!」問題があります。
今回のアップデートは「iOS16.1 → iOS16.2」という、iPhoneへの影響が大きいiOSアップデートです。
アップデートによる不具合が怖いため、様子を見る・見送るという方は、「信頼性の低いアプリの使用を控える」ことで、プライバシー侵害リスクを低減することをおすすめします。
iOS16.2アップデートする方は不具合に備え、以前のiOSバージョンへ戻せる方法の「iOSまるごとバックアップ」をご検討ください。